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嬉しい公式戦初安打続出も、序盤の大量失点が響き勝ち点獲得を逃すー東都大学野球春季リーグ戦 対国学大3回戦

2026年4月9日 東京都・明治神宮野球場

 

チーム 123 456 789=RHE

 

中 大 000 004 000=471

 

国学大 0110 000 01Ⅹ=12132

 

[中]東恩納、下重、子安、平井、原崎、平山颯ー新妻、山野井

 

[国]藤本、盛永、勝本ー石井

 

[本]〈国〉坂根(3回3点)、石野蓮(8回ソロ)

 

スタメン

1[中]青木 勝吾(文2=中央学院)

2[指]佐々木琉生(経4=健大高崎)

3[右]安田 淳平(商4=聖光学院)

4[一]髙橋 徹平(文2=関東第一)

5[三]伊藤 櫂人(文4=大阪桐蔭)

6[遊]佐藤 壱聖(経3=東日本国際大昌平)

7[左]橋本 航河(文3=仙台育英)

8[捕]新妻 恭介(文3=浜松開誠館)

9[二]藤本 陽毅(文2=京都国際)

P   東恩納 蒼(商3=沖縄尚学)

初戦の快勝から一転、投打が噛み合わず敗戦した前日から一夜明け、勝ち点獲得を懸けて臨む第3戦。両先発は初戦と同じく東恩納と藤本(国学大)のマッチアップとなった。中大は投手陣が3回に一挙10失点を喫するなど苦しい試合展開に。終盤に松岡、後藤、宮本の3選手が公式戦初安打を記録するなど反撃の狼煙を上げるも、逆転には遠く及ばず敗戦。昨年に引き続き開幕カードで勝ち点を落とす結果となった。

初回からいきなり試練が訪れる。前回対戦では2回途中までに8得点と藤本を攻略した中大打線だったが、追い込まれてからの変化球の対応に苦戦し、初回から三者連続三振に抑えられる苦しいスタートとなる。

先発の東恩納は初回、3番緒方(国学大)にセカンドへの痛烈な内野安打こそ許すも、この回二つの三振を奪い無失点に抑える上々の立ち上がり。投手戦を予感させるスタートとなった。

中1日で先発のマウンドに上がった東恩納

まず試合が動いたのは2回の裏、東恩納が連続安打と死球で2死満塁のピンチを招くと、赤堀(国学大)にレフト前へのタイムリーを浴び、先制を許す。後続は断ち、この回は最小失点で切り抜けたものの、3回に再び捕まる。味方のエラーで先頭打者の出塁を許すと、4番の坂根(国学大)こそ三振に仕留めたものの、続く打者から3連打を浴び2失点。なおも1死一、二塁となったところで、中大は早くも継投策に入る。マウンドを託されたのは前日デビュー戦ながら見事な火消しを見せた下重(賢慎=文1・健大高崎)。しかし、後続に安打と四死球を与え1死も奪えず無念の降板となる。さらに、続いてマウンドに上がった子安(秀弥=経3・東海大相模)は大谷(国学大)に走者一掃となるライト線への三塁打を浴びる。なおも悪い流れは止められず、続く緒方に死球を与え一、三塁としたところで坂根に左中間へのスリーランホームランを浴び、この回一挙10失点となった。ただ、その後マウンドに上がった平井(智大=文3・駿台甲府)は危なげなく後続をピシャリ。中大は中盤以降の巻き返しへと向かう。

2番手で登板した下重

試合が再び動いたのは6回表、5回までわずか1安打に抑えられていた打線がついに反撃を見せる。四球と相手のエラーで2死二、三塁のチャンスを作ったところで、安田がレフトへの2点タイムリーヒットを放ち、前日の試合から数えて14イニングぶりの得点に成功する。この勢いに乗り、高橋徹も安打で続くと途中出場のルーキー松岡(翼=文1・日大三高)に公式戦初打席が訪れる。積極的にファーストストライクを振り抜き、公式戦初安打となるレフト線へのタイムリーツーベースヒットを放ち、追加点を奪う。なおも2死二、三塁のチャンスで続くは同じく公式戦初打席の後藤(新平=国経2・札幌国際情報)。カウント3-2で迎えた6球目、直球をライト前へ運ぶタイムリーヒットを放った。二者連続の公式戦初安打となり、中大はこの回一挙4得点を挙げる。

公式戦初打席初安打初打点を記録した松岡

投げては3回途中から登板していた平井が4回以降は毎回走者を出しながらも要所を占めるピッチングを披露。6回には1死二塁からセンター後方への大飛球を浴びるも、これを青木が好捕。味方の守備にも助けられ、3回3分の2を無失点に抑える好リリーフを見せた。

見事なロングリリーフを見せた平井

平井の好投に応えてリズムに乗り出した打線は7回の表、先頭で代打宮本(楽久=商1・大阪桐蔭)のコールが響く。振り抜いた打球はセカンド前方のゴロとなったが、自慢の俊足を生かして一塁を駆け抜けこの日3人目の公式戦初安打をもぎ取った。しかし、続く藤本の打席はショートへの併殺打となり得点には結びつかず。2イニング連続の得点には至らなかった。

公式戦初安打を放った宮本

7回の裏には原崎(翔陽=文4・駿河総合)がマウンドに上がる。相手の上位打線に対してリズム良く直球と変化球を織り交ぜ、圧巻の三者凡退で流れを引き寄せる。

8回の表には、再び安田が安打を放ち、高橋徹も死球で無死一、二塁のチャンス到来。ここで、先ほど公式戦初安打を記録した松岡、後藤と回る。しかし、中大の反撃もここまで。国学大の3番手・勝本を攻略できず、二死からは代打若井(勇輝=文2・桐蔭学園)が送られるも右飛に倒れ、追加点を奪うことはできなかった。

その裏、原崎は先頭の代打石野蓮(国学大)にダメ押しの一発を浴びる。1死からはこの日ベンチ入り最後の投手である平山颯(颯士=文4・水戸商業)がマウンドに上がり、打者2人を内野ゴロに抑えた。

8回を三者凡退に抑えた原崎

8点差となり迎えた最終回も勝本から出塁できず、三者凡退に抑えられゲームセット。投手陣総出で挑んだが、計12失点と投手力に課題を残す形となった。この敗戦により、対国学大戦は1勝2敗で終え、勝ち点を得ることは叶わず。一方で、新戦力の台頭も多く見られるなど課題と収穫が明確に見えた開幕カードとなった。

松岡の公式戦初安打に喜びを見せる選手たち

次戦は、リーグ戦6連覇中の青学大との戦いとなる。清水監督は、「相手は良い投手が多く、そうそう点は取れないと思うので、投手陣を整備して守りながら戦っていかないと」と投手陣に奮起を促した。王者と相対する厳しい戦いが予想されるが、チームが「束」となって戦い、目標とするリーグ戦優勝、日本一へ向けて勝利をつかみに行く。

 

◆試合結果◆

●中大 4-12 国学大○

◆お知らせ◆

次戦は4月14日(火曜日)に明治神宮野球場で行われる対青学大1回戦です。

(記事:小川 蓮、写真:比留間柚香、紀藤駿太、寒田理菜)

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