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早大に敗戦 明大戦に続き二試合連続の黒星―関東大学アイスホッケーリーグ戦1巡目 対早大

9月28日 ダイドードリンコアイスアリーナ

 

「最後まで乗り切れなかった」(阿部翼主将・総4)。前回の明大戦では点差を付けられ、中大の真価が問われる早大戦。しかし、試合後に阿部主将が「メンタル面で我慢できていない」と振り返ったように、ペナルティが目立つ試合となり、最終スコア1-2で試合終了。一点という僅差だが優勝を目標に掲げる中大にとって「痛い敗戦」(八戸監督)となった。

 

〈第1ピリオド〉

序盤、中大はなかなかアタッキングゾーンに攻め込めない時間が続いた。さらにはペナルティを取られ数的に不利な状況が何度か訪れた。しかし、「守りに対しては自信がある」(阿部主将)とすべてのキルプレーを守り切る。両チーム無得点で第1ピリオドを終えると思ったが残り46秒、スキをつかれ痛恨の先制点を許した。スコアだけでなくシュート数が早大の半数にも及ばず緊張の面持ちでインターミッションへ入った。

▲パックを運ぶ宮本明朗(総3)

 

〈第2ピリオド〉

なんとかして一点を返したい中大。しかし本来の中大のホッケーは影を潜め第2ピリオド開始約9分、またもパックを押し込まれた。その後二度にわたりペナルティを取られ相手にとって優位な状況を作ってしまうが守備陣が光り得点にはつなげさせない。反撃の口火を切ったのは第2ピリオド残り35秒。相手のキーパーに跳ね返されたパックを中村宗史(総2)がゴールに押し込んだ。昨年はケガで苦しみ大会に出場できずリーグ戦初ゴールとなった。シュート数も早大と大差がなく勝負は第3ピリオドに持ち越された。

▲ゴールしガッツポーズを見せる中村

 

〈第3ピリオド〉

やっと本来の姿を取り戻した中大。一進一退の攻防が続いた。第3ピリオド残り約4分。両チームがペナルティを取られたが、早大のペナルティが悪質だとみなされ早大は試合終了まで3人での攻防を要された。なんとしてでもチャンスを得点につなげたい中大。しかし早大の執拗なディフェンスに阻まれ、攻め手を見つけられない。残り16秒でタイムアウトを取り6人での攻撃に。しかしネットを揺らすことなく試合終了のブザーが鳴った。

▲試合後肩を落とす選手たち

 

「優勝を狙う上で二敗が最低限。負けられない」(阿部主将)と後がない中大。課題となるペナルティを修正し「チームの状況を作りなおせるように」(阿部主将)と万全な状態で東洋大戦に挑む。

 

◆大会結果◆

●中大1(0-1,1-1,0-0)2早大〇

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部