• Twitter
  • facebook
  • instagram

【インカレ直前特集/Fly High~己の頂へ~】 ②水球部

全国の実力者たちが集う年に1回の祭典、インカレが今年もやってくる。己の最高を目指した戦いが幕を開けようとしている中、鍛錬を積む選手たちは何を目標に、どんな思いを持って臨むのか。6部会の選手たちの声と展望を全8回の連載としてお届けする。

第2回となる今回は、リーグ戦で25年ぶりに表彰台に上がるという快挙を成し遂げた水球部を取り上げる。笠間栄佑主将(文4)、谷建吾(文4)、藤林佳聖(文1)の3選手にインカレに向けた取り組みと意気込みについて聞いた。


ーリーグ戦、日中戦(日本大学・中央大学対抗水泳競技大会)を振り返って

笠間:自分の代になって個人というよりチームで活動するというのを主体としてやってきて、本当に今年はいい感じにいって、リーグ戦であったり日中戦であったりも目標達成できたので、このままインカレも目標達成できるように頑張りたいと思います。

谷:チーム全体で一つの目標に向かって取り組んできて、結果的にリーグ戦3位という結果と日中戦で勝利を収めることができていて、この夏休みもいい雰囲気で練習に取り組めているのでこのままインカレに向けて突っ走っていきたいと思います。

藤林:1年生として上級生に少しでも助けができたらなという思いで頑張りました。

 

ーチームとしてはインカレに向けてどのような練習を積んでいるか

笠間:チームとして行っている練習としては、自分たちの強みであるしっかり全員で守って少ない人数でカウンターというのを徹底してやっているので、そういった部分で全員でコミュニケーションをとって守る、チームとして守るところからスピードを活かしてカウンターというような練習を行っています。

ー個人の力を伸ばすために特に意識しているところ

笠間:水球人生最後の大会になるので、最後の大事なところで決めるといった決定力というのを大事にしていて、当たられている状態でというタフな状態でのシュートの決定であったり大事な場面で決めるということを意識して、自分のそういった能力を伸ばそうと練習しています。

谷:今まで高校生と練習してきて最近は大学生と練習しているんですけど、やっぱり大学生は力強くて1対1で通用する部分と通用しない部分がはっきりしているので、その通用する部分を伸ばしていこうと思っています。

藤林:上級生と戦うことが多いので、力で負けないようにウエイトトレーニングなどを頑張っています。

 

ー昨年と比べて成長した点

笠間:得点力が成長したと思っていて、やはり主将という立ち位置にならせてもらってチームを引っ張るんだというところで、大事な場面でシュートを決めたり自分がシュートを決めて流れを持ってくるんだということを意識したりした結果、得点力という部分が伸びたのかなと思います。

谷:昨年から試合には出させていただいていたんですけど、やっぱり試合をつくるとかゲームメイクという点はできていなかったので、今年はチームを引っ張りつつゲームメイクもできているかなと思います。

 

ー中大に入って成長した点

藤林:力がついたなと思います

 

ー4年生から見て、新戦力である1年生の今までの活躍や期待すること

笠間:本当に自分の期待以上に活躍をしてくれていると思っていて、藤林くんはチームが期待していたよりも得点をしてくれましたし、安田(安田康太郎・文1)くんは自分たちが思っていたよりもシュートを止めてくれたので、本当に1年生が期待以上過ぎるという感じです。

谷:キーパーの安田くんは今怪我をしてしまっていて今シーズンはもう出られないんですけど、彼のおかげで筑波大学に勝ててリーグ戦3位になることができたので感謝している部分が大きくて、彼のためにもインカレでメダルを取りたいなという思いがあります。藤林くんも1年生からリーグ戦で20点決めてくれてチームに欠かせない存在で一緒にできる最後のインカレなので笑って終われるように、木庭(木庭幸輝・文1)くんも試合にはあまり絡めないんですけど私生活でチームを支えてくれるので、チーム全員で勝ちに行きたいと思います。

 

ー4年生から見た2、3年生の強みや期待すること

笠間:やはりチームに献身的に泳いだり、2、3年生は身体能力が高い選手たちが揃っているので、そういった自分自身の身体能力を活かしてチームのために泳いだりカウンターに行ったりというのが期待できると思うので、また、シュート力であったりというのも4年生より高い選手が多いので、そういった身体の能力を活かしたプレーを期待しています。

谷:自分たち4年生に比べて2年生、3年生はポテンシャルがとても高くて、泳ぐのが速かったりだとか高く跳べたりとかフットワークだったりとか、そういう部分を試合で最大限に活かしてもらいたいし、活かしてあげられるようなプレーをしたいと思います。

 

ー藤林選手からみて先輩方の尊敬するところ

藤林:やっぱりチームを引っ張ってくれるリーダーシップなどが多くあるので、そういうところを見習いたいなと思います。

ーインカレで注目してほしいところ

笠間:ここだという時に得点をするので、そこを注目してほしいと思います。

谷:チームを勢いづけるシュートであったりとか、周りを活かすアシストに注目していただきたいです。

藤林:中のセンターというポジションなので、パワフルなシュートができるところを注目してほしいです。

 

ーインカレの目標

笠間:チームとしての目標は、3年連続筑波大学に負けているので、今年はベスト4で筑波大学に勝って、メダル獲得というのを目標にしています。自分自身の目標としても、筑波大学のキャプテンに自分の石川県の同期がいるので、そいつに負けないように頑張りたいというのが自分の目標です。

谷:組み合わせが決まって目標であるメダル獲得や決勝進出までこれ以上ない組み合わせが決まったので、もうあとは自分たちのやってきたことを信じて全力でプレーするだけです。

藤林:インカレは決勝進出、個人としては10得点以上を目指して頑張りたいと思います。

▼担当者から

練習前に見せる笑顔からは学年を超えた互いに対する信頼を、試合中に飛び交う声からは水球に対する真剣さを垣間見ることができました。インカレでも歴史を刻んでくれると確信しています!

▼大会情報

9月1日から横浜国際プールにて「第99回日本学生選手権水泳競技大会水球競技」が行われます。中大の初戦は大会1日目第5試合、沖縄大学との一戦です。

 

(聞き手、構成:福田菜緒)

次回はサッカー部(前編)をお届けします!