5月10日 所沢市民体育館
いよいよ始まった春のリーグ戦。同日に行われた日大とのリーグ初戦に勝った中大は難敵早大との2戦目を行った。試合は第7試合までもつれ込む大接戦となったが最後は早大の粘りを見せつけられ、3―4で惜しくも敗れた。
▲スマッシュを放つ一ノ瀬拓巳主将(法4)
トップバッターを務めたのは、エースの一ノ瀬主将。「自分の中でもテンパっていたがいろいろ試行錯誤出来たので良かった」(一ノ瀬主将)と第1ゲームを3―11で落とし、第3ゲームも8―11落としてしまい1―2とリードされるもエースそして主将としての意地を見せ、4ゲーム目と5ゲーム目を連続で奪いゲームカウント3―2で勝利した。
▲1年生の浅津碧利(文1)
第2試合は日大との試合で圧巻の逆転劇を見せたルーキー浅津。第1ゲームは日大戦の勢いそのままに11―4と圧倒する。しかしそれ以降はなかなか自分のペースに持っていくことが出来ず、第2・第3・第4ゲームを奪われ1―3で負けてしまう。さらに第3試合の吉田大輔(文3)も1―3で敗れ、ここまで中大は1勝2敗と雲行きが怪しくなる。
▲一ノ瀬主将・弓取組
流れを変えたのは第4試合の一ノ瀬主将・弓取眞貴(文3)組だった。まず第1・第2ゲームを先取するも、続く第3・第4ゲームを奪われフルセットまでもつれ込む。しかし最後はさすがのコンビネーションで第5ゲームを11―7で勝利し、流れを引き寄せる。すると第5試合の弓取が圧巻のプレーでストレート勝ちを果たし、3―2と早大に勝ち越す。
▲雄叫びをあげる小野寺
そして第6試合を任されたのは1年生の小野寺翔平(法1)だ。「初めての後半だったから緊張した」と第1ゲームを8―11、第2ゲームを7―11で落としてしまうも第3ゲームからは自分のペースを取り戻し、闘志溢れるプレーで第3・第4ゲームを奪ってみせる。そして同時並行で行われた第7試合の柏友貴(法2)がストレート負けを喫したため勝敗の行方は小野寺の第5ゲームにかかった。試合は両者譲らぬ攻防を繰り返すも「経験の差が出てしまった」(小野寺)と最後は早大川上の底力を見せつけられ、8―11で敗れる。これで合計3―4となり悔しい敗戦となってしまった。
新体制で初めての黒星となった中大だが主将が勝ってチームを引っ張り、1年生が躍動するなどチームとしての状態は良好だ。目標である「リーグ優勝」に向け、これからの中大の戦いには目が離せない。
◆試合結果◆
●中大3ー4早大○
▼詳細結果
○一ノ瀬拓巳主将(法4)3ー2五十嵐●
●浅津碧利(文1)2ー3岩永○
●吉田大輔(文3)1ー3硴塚○
○一ノ瀬主将・弓取眞貴(文3)組3ー2硴塚・緒方組●
○弓取3ー0緒方●
●小野寺翔平(法1)2ー3川上○
●柏友貴(法2)0ー3葉波○
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部