5月5日 アミノバイタルフィールド
先日の日体大戦を白星で飾った中大ラクーンズ。春季オープン戦第2戦目は関西リーグに所属している近大。序盤は良い流れの中でリードを保つも、第2Qで逆転を許してしまう。すぐに取り返し点差を広げたいところだが、相手も負けじと食らいつく。最終Qでタッチダウンとキックを成功させ、31 ー19と12点差をつけての見事な勝利を飾った。
▲タッチダウン後ハイタッチを交わす選手たち
近大の攻撃から始まった今試合。31番LB春山大樹(商2)が早々にインターセプトを成功させ攻撃権を奪うと、3番RB大津一輝(文3)がランで抜け出し技ありタッチダウンを決める。しかし近大に33ヤード地点からのフィールドゴールを決められ、3失点を許す。第2Qでは6分過ぎにゴールライン手前まで攻め込まれ、逆転タッチダウンを取られる。スコアは7-10に。しかし10分過ぎには7番QB山村健太朗(商2)からのパスを4番WR岡崎光太郎(文3)が見事にキャッチしタッチダウンを決め、再びリードを引き寄せる。近大のフィールドゴールが成功するも、14ー13でリードを保ったまま前半が終了した。
▲29番RB針ヶ谷優太(商2)のタッチダウン
第3Qは開始から順調にファーストダウンを獲得していき、4分、針ヶ谷がタッチダウンに成功。キックも正確に決め、点差を広げる。しかし第4Q開始わずか8秒、自陣深くまで攻め込んだ近大にタッチダウンを許し、スコアは21-19に。追われる立場ではあったが、攻めの手を緩めないラクーンズ。6分には11番WR青山尚寛(文3)のインターセプトにより攻撃権を奪うと、直後に岡崎が本日2度目となるタッチダウンを決める。再度点差を引き離し、試合終了1分前にだめ押しのフィールドゴールを成功させる。その後は守備陣を中心に守りを固め、追い付かれることなく31-19で見事に勝利を勝ち取った。
▲タッチダウンを2回決めた岡崎
「55点。勝ったというので50点。あとは課題の多い試合だった」と今回の近大戦を振り返った52番DL神谷康治主将(商4)。次戦は約1カ月後の神戸大戦。そしてその次に待ち受ける関西大戦を「リーグ戦第1試合と捉えている」(神谷主将)という。「フィジカル面」の課題を克服し、勝利を収めることができるか。学生日本一への道はまだ始まったばかりだ。
◆試合結果◆
○中大31(7-3,7-10,7-0,10-6)19近大●
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部