2024年12月18日 中央大学多摩キャンパス
12月10日にエントリーメンバー16名が発表され、箱根駅伝まで残り15日となったこの日、中央大学多摩キャンパスにて壮行会と共同取材が行われました。以下、藤原正和駅伝監督、エントリー選手のコメントの一部を掲載いたします。
▲Cポーズをする監督、選手ら
【エントリーメンバー】
阿部陽樹(文4)
浦田優斗(経4)
園木大斗(法4)
山平怜生(法4)
白川陽大(文3)
溜池一太(文3)
吉居駿恭(法3)
吉中祐太(文3)
鈴木耕太郎(法2)
藤田大智(文2)
本間颯(経2)
岡田開成(法1)
佐藤大介(文1)
田原琥太郎(文1)
並川颯太(法1)
原田望睦(文1)
※なお共同取材は、佐野拓実主将(経4)を含む17名のうち浦田、吉居、岡田、並川を除く13名が出席しました。
◆各選手コメント◆
本戦への意気込み、希望区間など
佐野拓実主将(経4)
「チームとして7位入賞を目標に全力で取り組みたいと思っています。予選会、全日本と悔しい結果に終わり、そこから選手間で一人一人が変わるという意識を持って立て直すことができました。個人としてはチームに貢献するという思いを持って16人にいい影響を与えられるような取り組みをしていきたいと思っています。(当日走る10人について)力があるのは間違いないと思いますし、高いレベルで練習を行えているので、全員自信を持って走ってほしいなと思っています。箱根駅伝は全員が憧れる舞台なので楽しんで全力で走ってきてほしいです」
ー箱根駅伝当日どんな仕事をして大手町で選手を迎えたいか
「どの10人が走っても中大らしい強い駅伝ができると自信を持って言えますし、それだけのことをやってきたチームです。2日と3日、それぞれ戦いになると思いますが、楽しんで走ってほしいですし、走り終わった後に笑顔で楽しかったと言ってもらえるような走りになってほしいなと思います。3日のゴール後には笑顔でありがとうと選手に声をかけたいですし、みんなのおかげでここまでできたと、7位という目標を達成して最後全員で喜びたいなと思っています」
阿部陽樹(文4)
「予選会、全日本と悔しい思いをしてきて、個人としては前回の箱根でも悔しい思いをしているのでリベンジを目標にしつつチームにいい影響を与えられるような走りをしたいと思います。希望区間は8区です。昨年のリベンジというのが自分の中で大きくて、しっかり気持ちを切り替えてリベンジを果たしてチームに貢献したいと思っています」
園木大斗(法4)
「箱根を走るために卒業延期して1年残っているので、後悔を残すことなく最後の箱根を走り切りたいと思います。希望区間は6区以外です。1年残させてもらっている身なので最大限恩返しができるような走りをしたいと思います」
山平怜生(法4)
「出走すれば最初で最後の箱根なので応援してくれる人に恩返しできるように残り期間は自分ができることを最大限やっていきたいと思います。希望区間は9区、10区です。突っ込んで粘ってラストスパートというのを意識して臨みたいと思っています」
白川陽大(文3)
「どの区間でもいい走りをして勢いに乗せられるように頑張りたいと思います。希望区間は4区、9区です。4区は湯浅(仁、令6卒=現トヨタ自動車)元キャプテンがチームの状況を変える走りをされていて重要区間かなと思ったのと、9区はゲームチェンジの区間でもありますし、他大学の強い選手も配置されると思うので、そこで競り負けないように自分の力を試せるのかなと思います」
溜池一太(文3)
「予選会はけがで出場できなかったので、箱根ではしっかりチームに貢献できるような走りをします。希望区間は2区です。チームのエースは自分なので、自分が2区を走らなければ目標は達成できないと思いますし、しっかりエースの走りをしたいと思います」
吉中祐太(文3)
「前回の箱根は出走できなかったので今年は出走して4年生に笑って終わってもらえるように頑張りたいです。希望区間は7区、10区です。自分の長所を活かせるかなと思ったからです。箱根では今まで支えてくれた人への恩返しや中大が頑張ってるなと思ってもらえるような熱い走りをしたいと思っています」
鈴木耕太郎(法2)
「誰よりも箱根に懸ける強い思いがあります。昨年度は自分がエントリーメンバーにすら選ばれなかったことが悔しかったので、今年度はチームの力になれるように精一杯頑張ります。希望区間は7区です。『外さない走り』が武器なのでチームの流れを変える走りをしたいと思います。7区の区間記録にも挑戦したいと思っています」
藤田大智(文2)
「ここ最近は大学に入ってから一番いい練習を積めているので、自信を持ってスタートラインに立てるようにしっかり準備をしていきます。希望区間は9区です。湯浅さんが2年の時に走られていて順位を3位に上げてシード権獲得ということがあって、自分も同じ9区を走って少しでも近づけるようになりたいと思います」
本間颯(経2)
「箱根ではこれまで支えてくれた方や応援してくれた方に恩返しができるように頑張りたいです。希望区間は往路の5区以外です。往路で遅れることはできないので、自分がチームの目標に貢献できるような走りをしたいです。解説でもOBの吉居大和(令6卒=現トヨタ自動車)さんが往路に入られるので区間賞を取ってインタビューで大和さんと話したいです」
佐藤大介(文1)
「予選会、全日本では悔しい思いをしたので箱根ではチームに貢献して1年生らしい走りをしたいです。希望区間はアップダウンの多い区間です。上りに関しては自分の得意な部分なので、しっかり勝負していきたいです。箱根では支えてくれている方に結果で恩返しができるように頑張りたいです」
田原琥太郎(文1)
「予選会、全日本では見る側にいて悔しかったので、箱根では積極的に狙っていけるようにしたいです。希望区間は8区です。平坦とアップダウンが自分の強みだと思っているので、自分の最大限の走りをしたいと思っています」
原田望睦(文1)
「箱根に向けて集中して練習してきたのでその成果を出してチームに貢献できるように頑張りたいです。希望区間は10区です。男鹿駅伝でアンカーを走ってプレッシャーを感じましたが、ゴールしたときの達成感があったからです。自分の強みであるロード力や粘り強さを生かしてチームに貢献したいです」
藤原正和駅伝監督
※一部抜粋
一全日本からの改善点
「全日本からの建て直しに関しては、チーム全体として予選会で強くなっていってくれた分、ターンオーバーのような2チーム作れるぐらいの層の厚さというのを作ってこられたというところがありました。予選会、全日本それぞれ専用で作っていく選手、この2戦とも出てもらう選手という形で3つの流れで作っていたのですが、最終的にはこの全日本専用で作ってきた選手は全く機能しなかったかっていうところが、マネジメント側の大きなミスだったのかなと感じております。 あとは練習の流れとしても連戦だというところもあり、予選会の部分で安全に練習をさせてしまったので、もう少し追い込ませていれば、もう少し状態も上向きになったのかなというところでは、 その辺も自分のところのミスかなと思います。あとは選手たちと話をした時に気持ちの面で負けていたり、粘り強さが足りなかったというところは個人で感じていましたので、その辺りの気持ちの部分を4年生を中心に話をしてミーティングを重ねる中で、学生たちに意識が入ってきたなというところがメンタル面での大きな成果かなと思っています」
一4年生のチームでの存在感
「彼らが高校3年生の時にコロナ禍が始まってスカウト活動が後手後手に回ってしまった状況の中で本学を選んで入ってきてくれた子たちなので、思いを持って来てくれているこの子たちでなんとかやっていかなければいけないというところがありました。力的には強い世代ではなかったですが、チームの輪というのを大事にしてやってきてくれている世代なので、自分たちの世代が弱いというところで厳しいことを言えなかった優しい部分がありますが、それ以上に、ここまでチームをしっかりと支えてくれて、下級生たちがそれだけ力を伸ばしてきてくれてるのは4年生のおかげかなと思っています。なので、なんとかこの世代で結果を出してあげたいなというところが大きいのと、大学の流れとしてはあまりスポットライトが当たらないような世代だったかと思いますが、ここに来て自分たちの世代でなんとかやろうという気概を見せてくれるようになっていますので、彼らを笑顔にして卒業させてあげたいなという風に感じています」
(記事、写真:大畠栞里、琴寄由佳梨)
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