2026年1月3日 神奈川・芦ノ湖~東京・大手町
(記事:遠藤潤、酒井奏斗 写真:日向野芯、功刀萌恵、山口周起、琴寄由佳梨、橋本唯花、髙橋美帆、村野風珈、山﨑響、森本咲羽、福田菜緒、大畠栞里、小林想、野村真、大澤晶、水﨑菜花、日原優、田中のぞみ、渡邉咲衣、塚越香都、土屋日向、湊谷昂太郎、小林陽登、浅野詩多、齋藤さくら、大日方惠和、要明里沙、比留間柚香、佐伯真生、伊藤凛音、手代木幸、佐渡原菜結、小川蓮、加清容子、前田依美華、北村嘉唯)
◆総合結果◆
① 青山学院大 10時間37分34秒 大会新
② 國學院大 10時間40分07秒 大会新
③ 順天堂大 10時間43分55秒
④ 早稲田大 10時間44分29秒
⑤ 中大 10時間44分31秒 【中大記録】
6区 20.8km 並川颯太(法2) 57分36秒 区間4位【中大記録】
7区 21.3km 七枝直(法2) 1時間03秒17秒 区間7位
8区 21.4km 佐藤大介(文2) 1時間04分34秒 区間4位
9区 23.1km 吉居駿恭(法4) 1時間08分47秒 区間8位
10区 23.0km 吉中祐太(文4) 1時間10分33秒 区間15位

▲区間4位の好走をみせた並川
6区は初の三大駅伝出走となった2年生の並川。最初の上りでは前を走る早大に差を広げられたが、下りに入ってからギアを上げる。終盤の平地でも崩れることなく、2位早大との差を1分近く縮める走りを見せた。浦田優斗(OB)の持つ6区中大記録(58分37秒/100回大会)を約1分更新し区間4位の57分36秒をマーク。山本コーチも「下りで爆発力を出して本当に想定以上の、優勝に望みを繋ぐ走りをしてくれた」と高く評価した。
昨年、箱根で10人目の枠を掴み切れなかった並川は「去年味わうことのできなかった景色をしっかり噛みしめることができた」と雪辱を果たす快走で、同じく2年生の七枝へ襷(たすき)を渡した。

▲念願の箱根を走った七枝
7区を務めた七枝は「1秒でも詰める」と、前を行く早大を早々に捉えた。しかし、後ろから区間新ペースで迫った国学大に逆転を許す。終盤にかけては粘りを見せ、3位を維持し平塚中継所へ。レース後「楽しかった半面、後悔が残る試合になった」と話し、来年に向けては「力をつけてまたここに帰って、次は勝てたらと思う」と決意を語った。
初の三大駅伝となった2人が、同じく2年生で昨年のリベンジを誓う佐藤大介に望みを繋いだ。

▲昨年のリベンジを果たした佐藤大
8区は昨年区間で20位と悔しい思いをした佐藤大介。先頭との差は2分25秒あり、「突っ込んで入った分、後半動かなかった」とラスト5㌔の遊行寺の坂に課題を残す結果になった。それでも区間4位の1時間4分34秒で、区間新記録を出した塩出翔太(4年・青学大)との差は49秒。見事に昨年のリベンジとなった。レース後には、「4年生の抜ける穴を、箱根を経験した自分たちがしっかり埋める」と話し、チームの主力としてたくましい言葉を残した。
2年生3人で繋いできた襷を、9区で待つエースで主将の吉居へ託した。

▲給水を受ける吉居
一年時から4区・7区・1区と毎回異なる区間を走ってきた吉居。最終学年となった今大会は、当日変更で9区を任された。最長距離を任された吉居だったが思うようにペースは上がらず、区間8位で学生駅伝を終えた。

▲副主将としてチームを支えた吉中
ハーフマラソン中大記録保持者の吉中は昨年の9区同様、復路の長距離区間を担った。中盤に早大・順大に抜かれ苦しい表情を見せたが粘りを見せ、背中の見える距離で最後の直線へ入った。自身の長所として挙げていたラストスパートで猛追するも、4位の早大にわずかに及ばなかった。
総合5位で終えた今大会。「花の2区」を担った溜池、復路の長距離区間である9区・10区を担った吉居と吉中は4年生として最後の箱根路を駆け抜けた。次回大会には山区間の5区・6区を含めた7人が経験者として残ることからも、新主将・藤田大智(文3)を中心に、チームとしてどのような目標を掲げ挑むのか。
◆復路走者コメント◆ ※一部選手抜粋
6区 並川颯太
―レースの振り返り
最初の上りがきつくて元々全然走れなくて、下りで稼げるからいいかなと思っていたんですけど、抜かれると想像以上に焦りました。最後の平地は力まず動かすことができて良かったです。
―平地の練習もしていた
下りは12月入ってから用意しました。それまでは平地で狙ってましたし、去年出走できなかった10区のリベンジをするつもりでいました。
―練習してみて
下りは最初やった時に足の負担きたんですけど、今日走り終わってもあまり足の反動なさそうなので、筋力がしっかり強化できたのかなと。上りの練習もしたんですけど、あんまり俺は速くならなかったです(笑)
―次に向けて
来年6区やるかわからないですけど6区なら56分台にチャレンジしたいですし、本音を言うなら往路で勝負したいです。特に3区は本間さんいるんですけど挑戦したいなと思っています。
7区 七枝直
―出走決定について
出走が決まったのは12月に入ったぐらいで、当初は他の区間だったり転々とした中で、最終的に7区に落ち着きました。チーム状況だったり、クロスカントリーが得意だったり適性を監督が見出してくださって起用されました。
8区 佐藤大介
―レースプラン
最初抑えめに行って、遊行寺の近くからペース上げていきたかったんですけど、最初突っ込んで入った反動で後半動かなかったです
―これからに向けて
4年生が卒業してしまうので、穴を埋めるのは自分たちだったり箱根経験者が力的にもやるべきだと思うので、明日からしっかりやっていきたいです
◆コーチ陣のコメント◆
・花田俊輔コーチ
速さだけではなく強さという部分で、チームとしていかに強くなるかっていうところをみんなで考えていかないといけないと、また思い知らされる駅伝だった。(山について)今すぐには浮かばないが、適正以上に中大の山を強くしたい選手が出てくることが大事だと思う。(出走した選手たちについて)チーム内での現場争いはすごく熾烈だった。勢いのある2年生が選考で上回り出走を掴んだ。
・山本コーチ
溜池は心身ともに4年間成長して良いエースになってくれた。正真正銘のエースで、彼のあとを継ぐ選手を育てていかないといけない。岡田も信頼できる選手で、今回単独走であれだけ結果を出し次のエースに1番近いと思う。山を走った柴田は、上りの選手がなかなか用意できない中でしんどい役割を担ってくれた。最後の粘りが復路での優勝に望みを繋いでくれた。復路の並川・七枝は、初駅伝で緊張する中、強みを出してくれた。8区の佐藤も、昨年の借りを返し心の中の重荷を下ろせたと思う。もっと突き抜ける存在になってほしい。(9、10区の主将・副主将について、)本当にここまでチームを支えた2人を信じて任せた。ピーキングなど上手く持っていけなかったのは我々の責任。最後、いい思いで卒業してほしかったが、最後まで必死で走ったあの姿は、後輩たちも見ているのでそれが次に繋がると思う。もう1、2段目線を上げなければいけない。
・大石コーチ
(4年生2人について)プレッシャーを感じてはいたと思うが、それを楽しんでやっているかなと思った。どうしてもキャプテンや副キャプテンという、そういう役職に就いている選手はプレッシャーというのをダイレクトに感じていると思う。僕はいつも3年生が一番伸び伸びやれるという話をしていて、背負うものっていうのは4年生もあると思う。4年生はやっぱり大変だったかなと思うが、しっかりそれを頑張るっていう方向に向かって、力に変えたのではないかと思う。
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