6月23日 丸和オートランド那須
全関東総合杯奪還へここまでの二種目で安定した成績を出していた中大だったが、今大会で8位に終わり全関東総合杯優勝を逃す形となった。
全日本出場のためには全員がタイムを残さなければならないため、中大は「1本目に確実にタイムを残す」(金田康之介主将・文4)レースプランを展開した。その言葉通りに第一走者の松島拓巳(理工4)、第二走者の村田允(商4)、第三走者の川村隆之(経3)が前回行われたジムカーナ選手権とは異なり、狙い通りにしっかりとタイムを残して1回目の走行を終えた。
▲直線でスピードに乗る中大車
午後になり雨が降りしきる中、各大学2回目の走行を始まった。この走行でタイムアップをしなければ上位入賞が望めない中大だったが、松島は1回目よりも遅いタイムとなってしまう。続く村田はタイムを縮めることに成功するも、順位を上位まで上げることができない。中大の最終走者である川村も懸命な走りを見せたが、結果は9位。今回で5位以内に入れば、全関東総合杯個人の部優勝が決まったが、惜しくもかなわず2位に終わった。今大会で中大は男子団体、個人どちらの部門においても入賞することができなかった。
▲水しぶきを上げて走行する村田
金田主将は「上位を目指していたので率直に残念」と悔しさをにじませた。今回、車の故障としてパワーステアリングというハンドル部分の機能やマニュアルミッションにトラブルがあったが、全日本に向けて改善点が見つかったと前を見据える。また敗戦からは多くの学びを得ることができ、「個々人がこの負けの経験を生かす必要がある」(金田主将)と話した。
8月に行われる全日本の初戦は今回と同じ場所で開催される。今大会の借りを返すことができるか。今年度の目標である全日本総合杯獲得に向けて絶好のスタートを切りたい。
◆試合結果◆
男子個人の部
㉚松島
㉘村田
⑨川村
男子団体の部
①早大②青学大③東大❽中大
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部