5月4日 日本体育大学健志台キャンパス 米本記念体育館
5日間にわたって行われた春季リーグ戦もついに最終日。1部リーグ昇格に向け、ここまで全勝で勝ち進んできた選手たちは最終決戦に挑んだ。
対戦相手は中大に続き3勝1敗で後を追う青学大。勢いのある大学との試合にも安定的な強さを見せ、見事5戦5勝として2部優勝を決め、入替戦へと駒を進めた。
リーグ戦全試合で第1シングルスを任され、ストレートで全勝している佐藤雄輝(商3)が最終戦も第1シングルスに出場。勢いそのままに次々とスマッシュを決めていき、隙のないプレーを見せた。一時7点を連取される場面もあったがすぐに立て直し、第1ゲーム、第2ゲームともに21-15で重要な1セット目を難なく先取した。
▲ダイナミックなフォームでスマッシュを打つ佐藤
続いて第2シングルスに出場したのは本間稜人(経4)。なかなか試合のリズムを作れず、相手の攻撃的なプレーに対応できない。2ゲーム目は試合を優位に進め一時3点差をつけたものの、ネット際でのミスが響き第1ゲームは9-21、第2ゲームは19-21とストレートで落としてしまった。
セットカウント1-1で迎えた第1ダブルスには斉藤結一(文3)・柴田陽登(法2)組が出場。佐藤と同様、ここまで全試合に出場しチームを勝利に導いてきた二人。息の合ったプレーで今回も試合の主導権を握り、ラリーが続く場面にも粘り強さを見せ第1ゲーム、第2ゲームをそれぞれ21-13、21-14としストレートで勝利した。
▲得点しハイタッチをする斉藤(左)・柴田(右)組
勝てば勝利が決まる第2ダブルスには森岡秀斗(法4)、水村秀人(商3)が出場。お互いに点を取り合う展開となり、一進一退の攻防を繰り広げる。最後まで気持ちを切らすことなく攻め続けた結果第1ゲーム、第2ゲームともに21-19と接戦をものにした。そして見事セットカウント3-1で青学大との試合にも勝利し、入替戦の切符を再び手にした。
▲素早いスマッシュを飛ばす森岡(後ろ)・水村(手前)組
危なげない試合で5戦全勝とした春季リーグも通過点にすぎない。西山博司監督は「プライドを持って1部に戻るという強い気持ちを忘れないように、圧倒的な差をつけて勝とうと選手たちに言っていた」と話した。2部で優勝するかどうかではなく、目指すべきはもちろん1部昇格。ここで終わらせてはならない。中大バドミントン部の本当の戦いはこれからだ。
コメント
西山監督
――今日の試合を振り返って
前回のようにはいかないと思っていた。簡単にはいかないと予想していたので、予想通りではある。ただ、最初の3試合を取りたかった。
――入替戦に向けて
今の選手層だと、正直厳しい。来週の日曜日に入替戦があるので、けがだけはしないように体調管理をしっかりして、全員がいつでも出られるようにしていきたい。
古屋樹主将(商4)
――今日の試合を振り返って
とりあえず2部優勝できてよかった。しかし目標は1部に上がることで通過点なので、入替戦もしっかり勝てるようにもう一回気を引き締めて頑張ります。
――リーグ戦全体を通して
しっかり勝ちきれない試合やリードしていても最後逆転されて負けるという試合も何試合かあったのでそこは課題です。
――入替戦に向けて
目標は1部に上がることなので絶対に勝ちます!
◆試合結果◆
○中大3-1青学大●
1S○佐藤2-0●吾妻
2S●本間0-2〇荒木
1D〇斉藤・柴田組2-0●佐藤・伏見組
2D〇森岡・水村組2-0●吾妻・町田組
記事・写真:中大スポーツ新聞部