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春季リーグ戦後インタビュー⑦~「個」の力に頼らず全員野球で勝利をつかむ。古賀悠斗

2年ぶりの開催となった東都大学野球春季リーグ戦。チームは開幕6連勝とロケットスタートを切り、最後は優勝校・国学大との直接対決までもつれ込むも、惜しくも2位でリーグ戦を終えました。優勝は逃したものの、チーム力の強さを十分に感じたシーズンとなりました!今回はリーグ戦で存在感を発揮した選手7名のインタビューを7日間にわたってお届けします!最終回は新主将・捕手としてチーム全体を支え、打撃面でも自己最多の3本塁打を記録し、存在感を発揮した古賀悠斗(法4=福岡大大濠)です!

▲その強肩でピッチャーを援護し、打線が不調の時は自らの一振りで流れを変えてきた古賀。今回の悔しさを糧に、リーグ優勝の目標、そして自身の夢へと突き進む

 

リーグ戦を振り返って

「結果2位で終わってしまったので、優勝を目の前にして負けてしまい悔しい気持ちで一杯です」

 

キャッチャーとして振り返って

「守備の要として、皆川を中心としたピッチャー陣を勝てなかった負けた試合を振り返ると、あの時この球投げとけばとかこういうサインを出しておけばとかキャッチャーとして負けたから思うことですけど、そこはやっぱりキャッチャーとしてもうちょっと考えればうまくいったのかなと感じます」

 

開幕前から掲げていた誰もが打てる、誰もがバントできるというチームが機能していたと感じたが、それについてどう思うか

「まあその通りで、できていたと自分も思います」

 

初のベストナイン受賞について

「個人的にはベストナインの受賞は初めてだったので嬉しいですけど、やっぱりチーム競技で2位という結果に終わったことは心残りです」

 

今シーズンの自身の評価を100点満点でつけるなら

「70点ぐらいです。やっぱり勝てなかった心残りと自分が打席で何度もチャンスを潰して、チャンスの場面で打てなかったりとか、バッテリー間のミスというか失点した試合とかそういうところを含めて30点抜きました」

 

自己最多の3本塁打と長打力が向上した要因について

「自分なりにコツコツと今まで打てなかった分やってきたことが成果として現れたのかなと思います。大きい打球ではなくて、地道に強いライナーだったりとか、ホームランではなくて低い打球を打つことを常に意識していました」

 

今シーズンの一番印象に残っている試合は

「自分はやっぱり国学大一回戦目の土壇場で追いついたっていうそこの中大の追い上げは印象に残っているというか、チームが一つになった瞬間だったなと思います」

 

初打席で適時打を放った櫻井選手についてどのように感じているか

「やっぱり新戦力っていうのはとても大事になるので、あそこで打てたっていうのは本人にとっても収穫だろうし、自分らにとってもすごく大きい恩恵でした」

 

リーグ戦を通じて沢田選手や高橋(晴)選手など新たな投手陣の成長が感じられたが、それについてどう感じているか

「二人とも練習頑張って、オープン戦とかも結構投げていたので、リーグ戦ではあまり長いイニング投げていなかったんですけど、秋必ず戦力として出てくると思う。まだまだ投げる機会は秋あると思うので今季みたいに短いイニングではなくてもっと長いイニングを投げられるように自分は期待しています」

 

この夏にチーム全体として取り組んでいきたいことは

「チーム全体としてはこの春優勝できなかったので秋優勝できるようにもう一度気を引き締めていきたいと思います」

 

打撃面で改善していきたいポイントは

「リーグ戦でもあったんですけど、ここで一本ほしいって時の勝負強さだったり、今までやってきた低いライナーっていうのを継続してやって、その中でもオープン戦でリーグ戦で打てなかったそういう場面で勝負強さを身につけたいです」

 

ドラフトに向けてもっとアピールしていきたいポイントは

「全体的にまだまだレベルアップっていうところで、キャッチャーとしてもそうですけど、打撃も成長して、今度のオープン戦とかでも見せていきたいと思います」

 

秋リーグに向けての意気込み

「今年のテーマとしてチーム力で勝とうというのはチームのモットーとしていて、それは春のリーグ戦で結構できたというか、チームのモットーである全員野球っていうのをできたと思いますが、結果的に2位になってしまったので継続して秋もそのまま優勝狙ってやっていきたいと思います」

 

古賀悠斗(こが・ゆうと)

生年月日:1999年9月10日

学部学科:法学部・政治学科

身長・体重:174㌢・79㌔

出身高校:福岡大大濠高校

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部