2024年10月1日 明治神宮球場
チーム 123456789=RHE
中 大 000000000=060
亜 大 00001000✕=180
[中]山口、三奈木、岩城-綱川、野呂田
[亜]北嶋、齊藤-前嶋、田島
[本]なし
◆スタメン◆
1[遊]佐藤 壱聖(経2=東日本国際大昌平)
2[中]橋本 航河(文1=仙台育英)
3[二]繁永 晟(商3=大阪桐蔭)
4[左]櫻井 亨佑(商4=習志野)
5[一]松嶋 晃希(経3=浦和学院)
6[三]伊藤 櫂人(文2=大阪桐蔭)
7[右]皆川 岳飛(経3=前橋育英)
8[指]佐藤 豪 (経3=藤代)
9[捕]綱川 真之佑(経3=健大高崎)
P 山口 謙作(商3=上田西)
東農大相手に勝ち点を獲得し、勢いに乗りたい中大は負けられない亜大1回戦に臨んだ。先発は山口。5回2/3を1失点に抑え、続く三奈木亜星(商3=浦和学院)、岩城颯空(経3=富山商)も無失点で投げきり、圧巻の投手リレーをみせた。しかし、打線は5度のチャンスをつくるも活かしきることができず、合計9残塁。0―1で惜しくも敗戦した。
初回、中大打線は亜大先発の北嶋を前に三者凡退に終わってしまう。しかし、裏には中大先発の山口も亜大打線を三者凡退に抑え、流れを渡さない。
▲粘りの投球で好投した山口
打線も好投に応え、2回には無死一、二塁、3回には1死一、三塁のチャンスをつくる。しかしあと一本が出ず、無得点に終わる。
3、4回は両チームともにチャンスをつくりながらも得点にはたどり着けないもどかしい展開が続く。
ゲームが動いたのは5回だった。無死走者なしから7番の山里(亜大)に中安打で出塁されると、続く8番の前嶋(亜大)に送りバントを決められ1死二塁に。9番伊藤(亜大)の打席間には三塁を盗まれ、さらに中前適時打を打たれ先制点を献上してしまう。しかし、続く1番杉山(亜大)が打ったファールフライを捕手の綱川が好捕。最少失点に抑えることに成功した。
▲ピンチを切り抜けた山口(左)と好守を見せた綱川(右)
6回表には二死走者なしから櫻井がショートへの内野安打、さらには盗塁を決めて泥臭くチャンスメイクをするも後続が続かなかった。
チャンスの後にはピンチが訪れる。先発の山口は2死一、二塁のピンチを招き降板。2番手として三奈木がマウンドに上がった。好調の山里(亜大)相手に投げ込んだ球はライトへの大飛球に。しかし、ライトの皆川岳飛(経3=前橋育英)の好守によりこのピンチを防ぎ、三奈木は見事な火消しに成功した。
▲この日無失点の好投を見せた三奈木
ピンチを脱して良い流れで迎えた7回表。伊藤櫂人、皆川の連打で無死一、二塁とし逆転のチャンスをつくる。中大はこのあと綱川に対して安田淳平(商2=聖光学院)を代打として起用するなど積極的に得点を狙っていくが、惜しくも無得点に終わってしまう。
▲この日2安打を放った皆川
8回表には亜大の投手が北嶋(亜大)から齋藤(亜大)にスイッチした。中大はランナーを出すも得点するまでには至らなかった。
8回裏には1死一塁で岩城に継投となった。岩城が代打で出場した上原口(亜大)を見逃し三振に仕留め、綱川に代わって捕手に入っていた野呂田漸(文3=秋田中央)が代走の大石(亜大)の盗塁阻止をすることで最終回に望みをつないだ。
▲リリーフ登板で三振を奪った岩城
勝負の最終回は1死走者なしから皆川が二塁打を放ち同点のチャンスをつくる。続く佐藤豪(経3=藤代)はセンターフライに倒れ、2死二塁の状況に。ここで野呂田の代打として武井 仙太郎(商1・鎌倉学園)が起用された。勢いのある新戦力に勝負を託すも、結果は見逃し三振。ほろ苦いデビューとなった。この起用について、清水監督は「オープン戦からずっと良くて、先発の佐藤壱聖とレギュラーを争っている状況で、ちょっと荷が重かったかもしれないけど期待して出した」と明かした。さらに、「守備は(佐藤)壱聖とそんなに変わらない。あとは経験を積んでいくことが必要だと思います」と続けた。
▲1年生ながら神宮デビューを果たした武井
また、捕手の起用についても「今までは野呂田が主にやってきたが、綱川も力をつけてきた」と語った。昨季2位に輝くも今季は苦戦を強いられている中大。競争を勝ち抜いてチームを救うのは一体誰なのか。今後の戦いからも目が離せない。
◆試合結果◆
●中大 0ー1亜大◯
◆お知らせ◆
次戦は10月2日(水曜日)に明治神宮球場で行われる対亜大2回戦です。
(記事:小林陽登 写真:髙梨晃世、比留間柚香、小林陽登)
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