2025年4月24日 明治神宮野球場
チーム 123 456 789=RHE
中 大 000 020 000=272
日 大 010 000 000=143
[日]菅澤、西尾、吉川、直江ー大山、南條
[中]東恩納、山口、岩城ー綱川
[本]なし
◆スタメン◆
1[左]橋本 航河(文2=仙台育英)
2[中]青木 勝吾(文1=中央学院)
3[二]繁永 晟(商4=大阪桐蔭)
4[右]皆川 岳飛(経4=前橋育英)
5[一]松嶋 晃希(経4=浦和学院)
6[三]伊藤 櫂人(文3=大阪桐蔭)
7[指]安田 淳平(商3=聖光学院)
8[捕]綱川真之佑(経4=健大高崎)
9[遊]武井仙太郎(商2=鎌倉学園)
P 東恩納 蒼(商2=沖縄尚学)
対日大1回戦では、13安打9得点と打線が爆発し、4試合ぶりの勝利を勝ち取った中大野球部。昨秋の開幕戦でストレート負けを喫した日大相手に雪辱を果たすべく、2回戦に臨んだ。先制点を奪われるも、2番手としてマウンドに上がった山口が、5回ノーヒットで圧巻の投球。山口の好投で野手陣も奮起し、繁永と皆川のタイムリーで逆転に成功。最後は岩城が空三振で試合を締め、今季初となる勝ち点を獲得。4年生の活躍が光る一戦だった。
中大の先発は、2年生ピッチャー東恩納。対する日大は、東恩納と同学年の菅澤。昨秋は、6回2/3をわずかヒット3本に抑えられ、苦渋をなめた因縁の相手である。
先制したのは日大。2回裏、5番富塚に死球を与え、続く山中にセンターへのヒットを打たれる。この時のヒットが二塁ベースに直撃。打球の角度が変化し、不運なエラー。1点を献上してしまう。7番村田にもヒットを打たれて、1死一、三塁と嫌な流れに。打順は8番大山。大山の打席間に、一塁走者が飛び出し、三塁走者山中はホームへ。すぐさまファースト松嶋がホームに送球し、キャッチャー綱川が山中をタッチアウト。4年生コンビの連携でピンチを凌いだ。
▲先発の東恩納
3回裏、マウンドは山口(謙作=商4・上田西)に託された。昨年、春秋を通してチームを引っ張った山口は、先頭打者に四球を許すものの、後続を安定感のあるピッチングで抑え、日大打線に流れを渡さない。
▲5イニングを無安打に抑えた山口
再び試合が動いたのは、5回表。野手陣が山口の好投に応える。2死二塁、一打同点のチャンスで打席には、主将繁永。タイムリーツーベースヒットを放ち、試合を振り出しに戻す。続く皆川もレフトへのタイムリー。「キャプテンなんで。チームで1番やる気出していかないと下もついてこないんで」という言葉通りの、気迫あるヘッドスライディングで繁永が生還。主将と副主将の連続タイムリーで逆転に成功した。
▲ヘッドスライディングで生還する繁永
山口は7回裏まで投げ、ノーヒットピッチング。テンポよくアウトを積み重ねた。「低めに集めてしっかりゴロを打たせられたのがよかった」と振り返り、「キャッチャーの綱川も色々な引き出しで配球を組んでくれた」と仲間への感謝も口にした。
▲4年生バッテリーの綱川と山口
8回からは山口に代わり、同学年の岩城(颯空=経4・富山商業)がマウンドに。2死一、二塁のピンチを背負うも、迫力のある投球で、相手打線を圧倒。9回は三者凡退、ラストバッターを空三振に仕留めゲームセット。
▲試合に勝利し喜ぶ岩城
「やるべき人が結果を出してくれた」と清水監督。味方のピンチを華麗な連携プレーで凌いだ松嶋晃と綱川。5回パーフェクトピッチングの山口。2者連続のタイムリーで逆転に成功した繁永と皆川。クローザーとして試合を締めた岩城。青学大と亜大に敗れ、勝ち点0のまま臨んだ日大戦。4年生一人一人がそれぞれの「覚悟」を決め試合に挑み、勝ち点を獲得した。
▲逆転しガッツポーズをする松嶋晃と繁永
第4週は、対国学大戦。「一戦一戦を大事に全員で戦っていきたい」と繁永。主将の「覚悟」がチームにも伝わり、勝利を呼び込んでくれるに違いない。
◆試合結果◆
◯中大 2-1日大●
◆お知らせ◆
次戦は5月10日(土曜日)にジャイアンツタウン スタジアムで行われる対国学大1回戦です。
(記事:橋本唯花、写真:高橋美帆、比留間柚香、橋本唯花)
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