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第84回 神宮で逢いましょう

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、紙面上での7月号(第160号)製作を中止することが決定致しました。そのため変則的な形ではありますが、この中大スポーツWEBにて、7月号製作に向け部員が執筆してきた連載記事や、この時期にふさわしい記事を選別し、公開することとなりました。

今回の記事は、毎号連載しているコーナー「神宮で逢いましょう」第84回です。

昨年の秋リーグで15年ぶりの優勝を果たした中大。今年は有望な新入生も加わり、リーグ連覇の期待が高まるも、新型コロナウイルスの影響で春リーグ中止を余儀なくされた。現在選手たちは練習時間や他チームとの練習試合を制限されるなど苦境に立たされている。この状況下で選手たちを裏で支えているのが主務の森田健矢(商4)、マネージャーの荒井優汰(経1)ら学生スタッフたちだ。

今年が最後の年の森田。「リーグ戦で優勝できるように最後まで主務としての役割を全うしたい」と4年生としての思いを語った。一方、新入生の荒井は高校までは選手で、大学からマネージャーへ転向した。「森田さんやマネージャーの姿を見て、仕事内容や立ち振る舞いを吸収したい」と今後への意気込みを明らかにしている。彼らは選手たちを様々な面からサポートしている。

健康面では「練習する人数を半分に分けている」(荒井)と感染対策を講じている。さらに、「できるだけ選手に不便をかけたくない」(森田)と設備の更新やオフのときでも選手に食事を提供するなど環境面・生活面での選手たちのケアも欠かさない。このような努力の甲斐あって、「選手たちのモチベーションはあがってきている」(荒井)

選手を輝かせる立場にある二人。目立つことは少ないかもしれない。しかし、彼らもまた勝利へ貢献するかけがえのない輝きを放つ存在なのだ。その輝きが選手だけでなく、リーグ優勝と41年ぶりの日本一への道を照らすことに期待したい。

〈森田健矢さん、荒井優汰さん・プロフィール〉

▲左から森田健矢さん、荒井優汰さん

なまえ:もりた けんや
〃 :あらい ゆうた

生年月日:1998年11月19日
〃 :2001年4月25日

出身高校:佐賀西高等学校
〃 :富山商業高等学校

身長/体重:173cm/68㎏
〃  :173cm/75㎏

記事・写真:後藤寛太