新型コロナウイルス感染拡大の影響で春季リーグ戦が中止となってしまった東都大学野球リーグですが、十分な感染防止対策を講じた上で、待ちに待った秋季リーグ戦が９月22日（火・祝）に神宮球場で開幕する予定です！ そこで今回は全６回にわたって、連覇を目指す中大硬式野球部から計15名の選手のインタビューをお届けします。第５回目の今回は、下級生の頃から公式戦にも多く出場し、大学野球の集大成となる今リーグに挑む、畠中優大（経４＝樟南）・内山京祐（文４＝習志野）・倉石匠己（経４＝東海大市原望洋）です。
※感染防止対策を十分に考慮した方法で取材を行っております
＜畠中優大＞
▲経験豊富な投手陣のリーダーが最後のリーグ戦でエースの意地を見せる
（最近の調子）
「そうですね。以前のピッチングというのが、オープン戦でもできてきていて、イメージ通りになってきたかなと思います」
（昨年を振り返って）
「結果的に優勝して、チームはいい形で終わることはできましたが、エースとしてのプレッシャーから、自分は結果を残せずにチームに貢献することができなかったので、悔しい思いがあります」
（自身の役割）
「勝利に貢献できるように一球一球投げることが大事だと思っています。三振を多く取るようなピッチャーではないので、ストライク先行でテンポよく打ち取りたいと思います」
（帰省中の調整）
「地元に帰って、練習パートナーとキャッチボールだったりピッチングだったりをしていたので、自分なりに調整はできたかなと思います。（練習パートナーは）駒大の前川です。高校のグラウンドは使えたので、自粛期間が明けてからは対策した上で高校生相手にシートバッティングやバッティングピッチャーをしました。あとはウエイトなど、中大での練習とほとんど変わらない量の練習はこなせました」
（今年のチームの良さ）
「試合に出ているメンバーが率先してチームを引っ張ったり、プラス思考に考えたりしていることが良いところです」
（気にかけている下級生）
「１年生のピッチャーですかね、個人的には。いいピッチャーが４人がいる中で、春リーグもなくなって、自分みたいに怪我して崩れないように自分の経験を伝えて無事に育ってほしいなと思います。練習することも大事ですけど、休むことも大事なので、コンディション作りについて伝えたいです」
（先のステージについて）
「将来的にはプロに行きたいという気持ちがあります。まだ、上で野球をするチャンスがもらえているので、そこでもう一度プロを目指して、一から作り直していきたいです」
（連覇への意識）
「今年は、大学の最終年なので、自分としても結果を残さないといけませんし、チームのためにも自分のピッチングをして、周囲の期待に応えたいと思います！」
◇畠中優大（はたなか・ゆうだい）◇
生年月日：1998年８月27日
学部学科：経済学部経済学科
身長・体重：１７８㌢・80㌔
出身：鹿児島県
＜内山京祐＞
▲３年間６季で積み上げたのは71安打。天才的なバットコントロールで安打を量産する
（最近の調子は）
「個人的には、今まで単打だったのが長打になるようになってきて、最近の練習試合でも長打が増えてきたので、さらに２年後（社会人からのプロ入り）をイメージしたら結構いい方向に向かってるかなと思います」
（オープン戦では各大学のエース級と対戦）
「この前対戦した早川（早大）はやっぱり違いましたね。そういう投手を打っていかないと優勝は無いと思うので、チームとして繋いで繋いで打って行ければと思います」
（今名前が挙がった早川投手について）
「球の質であったり、変化球でカウント取れたり、変化球の種類も多いですし、コースにも決まりますし。同じ千葉の高校出身だけど、高校時代にあまり対戦は無くて。倉石と坂巻は高校時代に早川と対戦してるはずです（笑）」
（開幕日が15日から22日にさらに一週間延期）
「自分はあまり何も考えてないので（笑）。あまり意識はしてないです」
（自粛期間中の取り組み）
「暇でしたけど、海が近くにあるのでランニングを増やしたりとかして下半身の強化に充てていました」
（今年の４年生のいいところ）
「この４年間ケンカもなく、今は牧がキャプテンですけど、牧を支えあってやっていけたりとか、まとまりはすごくいいんじゃないかと思います。仲がいいので、あいつとは喋らないとかも全然無いですし、皆とすごく接しやすいです」
（チームの雰囲気）
「変わらなくいいですね。１年生も声出してくれてますし」
（こだわる数字）
「こだわる数字ですか？ 無くなっちゃいましたよ（笑）。計算上（リーグ戦１００安打は）行けなくはないですけど１試合３本ですか…（笑）。大学入って目標にしてたのがリーグ通算１００安打と首位打者とベストナインなので、１００安打も狙って、まだ獲れてない首位打者を獲って、最後にはもう一回ベストナインも獲って、ホームランも１カード１本くらい打ちたいですね（笑）」
（これから先の目標）
「社会人野球に行って自分の野球のレベルを磨いて、２年後には自分が小さいころから目標にしてるプロ野球選手を目指したいです」
（ラストシーズンの目標）
「チームの目標は全国優勝。まずリーグ戦で勝たないと全国には行けないので、リーグ優勝して、全国優勝して、たくさん活躍したいです！」
◇内山京祐（うちやま・きょうすけ）◇
生年月日：1998年４月５日
学部学科：文学部人文社会学科日本史学専攻
身長・体重：１７５㌢・80㌔
出身：千葉県
＜倉石匠己＞
▲巨人二軍戦では右へ左へ２ホーマー。甘い球を逃さない集中力と長打力に磨きがかかっている
（最近の調子は）
「ぼちぼちって感じです（笑）」
（開幕が延期したことへの影響は）
「早く始まってほしいなって気持ちはあります」
（オープン戦では各大学のエース級と対戦）
「すごく有名な人たちですし、みんなすごくいいピッチャーだなと思いました」
（プロとの練習試合で感じたこと）
「一人ひとりのスイングの強さだったり、強く投げれたり、そういうところに違いを感じました」
（自粛期間中の取り組み）
「特に新しく始めたこととかは無いですけど、気落ちしないようにだけはしていました」
（優勝へのプレッシャー）
「どうですかね…（笑）。でも優勝しなきゃだめだなとは思ってます。（プレッシャーとかは）そこまでないです」
（今年のチームを一言で表すと）
「チームスローガンでもある『圧倒』じゃないですかね。相手を圧倒できる、圧倒して勝つのが今年の中大だと思っています」
（その中での倉石選手の役割は）
「おそらくDHで出ることが多くなるので、そうなると打つことが仕事になるので、チャンスで回ってきたらしっかり打点を稼げるように、勝利に貢献できるようなバッティングをしたいと思っています」
（ベンチの雰囲気）
「物おじしない下級生も多いので、この感じでガツガツやってくれればなと思ってます」
（こだわる数字）
「数字だと打点かな…。やっぱり前にいいバッターが多いのでチャンスで回ってきますし、アウトカウントがいくつであろうと僕が打たないとだめだと分かってるので。打率とかホームランの数とかよりも得点圏での率だったり、打点にこだわっていきたいですね」
（大学野球をどう締めくくりたいか）
「リーグ優勝は絶対に成し遂げないといけないと思うので、まずはそれだけを目指してがんばりたいと思います。とにかく優勝したいです！」
◇倉石匠己（くらいし・たくみ）◇
生年月日：1998年５月２日
学部学科：経済学部国際経済学科
身長・体重：１８１㌢・90㌔
出身：千葉県
記事・写真：「中大スポーツ」新聞部
