8月24 駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
スターター
#12樋口雄気(商3)#34西村一輝(経3)#71沼倉壮輝(経4)#35清水宏記(総2)
#42吉田崇紘(法1)
▲得点をする#34西村
去年の春のトーナメントで準優勝を果たし、秋のリーグ戦でも高順位が期待されていた中大だったが結果はまさかの11位で2部へ自動降格となり、完全に力の差を見せつけられてしまった。その雪辱を果たすべく最速での1部返り咲きを目指す中大にとって大事なリーグ戦がいよいよ始まった。初戦の相手は関東学大で第1、第2ピリオドと均衡した展開となるも、第3ピリオドからは徐々にリードを広げ、71―55で勝利を収めた。
第1ピリオドはミスから相手に先制を許し、その後もなかなか得点が決まらない嫌な展開となってしまう。しかし徐々にリズム感が出てくると#12樋口や#21渡部琉(法1)が連続得点を奪い一気に逆転し、20―12で第1ピリオドを終える。
▲今日大活躍の#21渡部
このままリードを広げたい中大だったが「相手の留学生にやられてしまった」(荻野コーチ)と相手の高さに苦しみ持ち前のスーピード感のある機動力をなかなか活かせない。更に単調なミスから連続得点を奪われるなど29―28までその差を縮められる。
悪い流れだったが第3ピリオドでは中大らしさが光る。持ち前の激しいディフェンスからのカウンターで#21渡部の好プレーが飛び出すと、その後は次々と得点を奪い流れを完全に中大に引き寄せる。「相手の22番をいかに抑えるかを課題としてきたが作戦がうまくはまって良かった」(荻野コーチ)と関東学大のキープレイヤーである22番に自由を与えず相手にリズム感を作らせない。
47―40で迎えた第4ピリオドは層の厚さで中大が圧倒する。「今年は誰が出ても同じレベルでプレーができるのが強み」(荻野コーチ)と相手のペースが落ちた時に次々に新しい選手を投入し、躍動感あるプレーで一気にその点差を広げ71―55で勝利を収めた。
選手層の厚さが武器の中大は調子の良い選手をどんどんつかっていくのが今年のスタイルだ。「このリーグ戦に向け合宿などを行ってきたのでチームにまとまりが出てきている」(#71沼倉)とフレッシュな1年生と経験豊かな上級生の融合は手応え抜群だ。最速で1部に返り咲くべく、中大にとって負けられない戦いが始まった。
記事・写真:「中大スポーツ新聞部」