2025年6月6日 国立代々木競技場 第二体育館
前日の対東洋大戦を逆転勝利で終え新人インカレ出場を決めた中大。準々決勝も勝利しベスト4進出、来年のシード権獲得を決めた。
第1Qは早大のオフェンスからスタートするも守り切り、#7平原侑真(商1)が先制点を上げる。#14佐々然(商1)の3点シュート等で開始2分で5点のリードを作ることに成功するも#11三谷拓夢(商1)が「自分たちが気を抜いてしまった」と語るように思うように点差を広げられず18ー18の同点で第2Qへ突入する。
▲3点シュートを打つ平原
第2Qはハイテンポなゲームが展開される。中大のオフェンスから始まり、#23山川温暉(文2)のドライブからの得点で先制するもすぐに追いつかれてしまう。前半は一進一退の展開が続くが、#8入野英幸(文1)が自陣でスティール、ゴール下のシュートが中大に流れを引き寄せた。#9川端一真(総2)、平原、三谷が立て続けに3点シュートを決めるなど最大で17点のリードを作ると最終的に47ー35で後半戦へつないだ
▲3点シュートを打つ入野
前半に作ったリードを守り切りたい中大は川端が3点シュートを2本成功させるなど攻撃の手を緩めない。ディフェンス面では相手のエースに楽なシュートを打たせないハードワークで64ー51で最終第4Qへ。
▲ゴール下のシュートを打つ板倉
第4Qは#55板倉怜弥(文2)のシュートで先制するもその後はなかなか点が決まらず一時6点差まで追い詰められてしまう。両チームタイムアウトを駆使し、緊迫した展開が続く。入野、平原の3点シュートで突き放そうとするも早大も粘りを見せ残り1分で依然として点差は6点。相手の3点シュートを2本連続でしのぐとファウルを受けた入野がフリースローを1本成功させ試合終了。スコアは77ー70だった。
▲レイアップシュートを打つ平原
ベスト4進出と来年のシード権獲得をかけた早大との試合で勝利した中大。次戦の準決勝の相手は強豪東海大。昨年も準決勝で対戦し敗れている。けがで複数名の選手を欠くなかで勝ち進んできた中大の勝利に期待したい。
◆試合結果◆
〇中大77(18-18、29-17、17-16、13-19 )70早大●
◆コメント◆
三谷
——試合を振り返って
最初リードする形になって18点くらいになったところで自分たちが気を抜いてしまってそこから攻められる展開になったので油断しないように明日はしっかり最初から最後まで頑張りたいです。
——昨日からの修正点
昨日からリバウンドが課題だったので、相手の早稲田さんがオフェンスリバウンドがすごいチームなのでそこしっかり(スクリーン)アウトして全員でリバウンド参加するっていうところをみんなで話してました。
——自分の役割
自分はドライブとかスリー(3点シュート)も期待されているんですけど、ゴール下のリバウンドとかボックスアウトとか泥臭いこともしっかりやってチームに貢献したいです。
——明日の意気込み
明日は東海大学さんっていうすごい強豪チームとやれるのでしっかりリスペクトもって勝つ気で戦っていきたいです。
入野
——今日の試合振り返って
今日は出だしからスタートの5人がめちゃくちゃいい働きしてくれて、ベンチも声援が出て、今日はもうチーム全体で勝った感じがして、やってて楽しかったし、ベスト4に入れたっていう達成感も全員が共感できたいい試合だったと思います。
——昨日からチームとして修正した点などあれば
やっぱ自分たちビハインドで負けてても攻められる力があるので、それを修正点というか、やり続けようっていう意味で。出だし今日はオフェンスがたまたまシュート入って、リードできた展開だったんですけど、それでも早稲田最後まで粘ってくるって分かってたので、それを最後までみんなで粘り続けた結果が今日の勝利なのかなって思います。
——自分のチーム内での役割とは
自分は新人戦のチームの中ではディフェンダーっていう役割で、前からプレッシャーかけて、相手にちょっとでも疲れさせたりっていう、とにかく泥臭い役割なのかなって思います。
——明日やこれからへの意気込み
明日は東海なんですけど、自分的には東海のヘッドコーチを自分のお父さんがやってて、いい意味で震え上がってて(笑)。ずっと勝ちたいなって思ってるので、チーム全体で東海に立ち向かおうと思います。
◆お知らせ◆
次戦は6月7日(土曜日)に国立代々木競技場 第二体育館で行われる対東海大戦です。
(記事:渡邉咲衣、写真:国広直秀)
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