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悲願のインカレ2連覇へ これぞ王者中大!トラック総合優勝!!ー第76回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

2021年8月15

勝負のインカレが始まった。81315日に開催される「全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック」。昨年はコロナ禍の影響で中止となり、1年越しの開催となる真夏の大一番。一昨年は創部初となる悲願の総合優勝を成し遂げ、昨年は代替大会にて結果を残すなど近年勢いに乗る中大。目指すはもちろんインカレ二連覇。ディフェンディングチャンピオンとしての意地─。トラック大会全日程が終了。9種目中7種目での優勝を成し遂げるなど他を圧倒。見事トラック総合優勝を成し遂げた!

大会2日目にチームスプリントとケイリンで優勝した男が快挙を成し遂げた!市田龍生都(法2)が1㌔タイムトライアルで優勝し、トラック三冠をやってのけた。「狙ってたことなんで安心しました」。日本人で初めての59秒台を目指し虎視眈々と練習を続けた市田。結果は1分を切れなかったものの公式大会で自己新記録をマーク。「次はもっと上のステージに登れるような確証が持てるレースだった」。前人未到の新たな世界へ。三冠王が中大を総合優勝へ大きく引き寄せた。

▲1㌔タイムトライアルで優勝した市田のウィニングラン

市田の快挙の後行われたのはマディソン。中大からは昨年の代替大会の王者、山本哲央(経4)と中村龍吉(経3)ペアが出走し、連覇を成し遂げた。「僕らが1番きつい中で耐えれたチームだった」(中村)。マディソンは30㌔、トラック90周を走りポイントを競うスタミナが勝負のレース。

「本当に中村がよく耐えてくれた」(山本)

「ペアの哲央さんに感謝」(中村)

お互いに頼りながら耐え抜き掴んだ勝利に自然と笑みがこぼれた。

▲マディソン終了直後笑顔で撮影に応じる山本(左)と中村

そして大会最終日の目玉種目であるスプリント。中大からはチームの主将である梶原海斗が出走。この種目でも優勝を掴み取り、結果でチーム全体を引っ張った。

▲結果でチームを引っ張る梶原主将のスプリント

「トップスピードとスタミナを強化して自信を持って望んだ」。入念な準備を重ね望んだ最後のインカレは最高の形で実力を証明する舞台となった。

▲高島監督(左)と握手を交わす梶原主将

そしてトラック大会最後に行われたタンデムスプリント。この種目でも保田浩輔(商4)、青木瑞樹(商4)ペアが優勝をつかみとった。「負けたかなって思ってたけど結構縮まってきて、行けたって感じ」(青木)。お互いのことを良きライバルだと語る2人は高校から切磋琢磨してきた。「高一から同じ学校で、最後中大もずっと一緒だったんで息の合った走りができた」(保田)

近くで成長し続けた2人がついに最強のペアとしてこれ以上ない有終の美を飾った。

▲息の合った走行で逆転優勝を決めた青木・保田ペア

3日間行われたトラック大会。中大は9種目中7種目で優勝、圧倒的実力を示しての総合優勝を成し遂げた。この底知れぬ強さの根源はチームを引っ張る4年生にある。「今回出た4年生も全員優勝している。4年生の強さイコールチームの強さになる」(高島監督)

梶原主将をはじめとして全ての4年生が背中で引っ張ることで「強い中大」を体現することができた。今回感じた勝てる雰囲気、優勝への執念ー。これは1週間後に行われるロード大会でも感じる予感がしてならない。

「部員全員が気を引き締めてあと1週間頑張って、ロードでもいい結果で終わり、中大がインカレ総合優勝できるように頑張っていきたい」(中村)

王者の重圧を噛み締めながら、いざロード大会へ。8月22日、その日中大自転車競技部が最も輝く一日になることを信じて。

◆大会結果◆

【3日目】

1㌔タイムトライアル

①市田

マディソン

①中大(山本・中村ペア)

スプリント

①梶原

タンデムスプリント

①中大(保田・青木ペア)

トラック大会総合

①中大 93pt

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部