• Twitter
  • facebook
  • instagram

悲願のインカレ2連覇へ!!2日目も表彰台ラッシュー第76回全日本大学対抗選手権自転車競技大会

2021年8月14

勝負のインカレが始まった。81315日に開催される「全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック」。昨年はコロナ禍の影響で中止となり、1年越しの開催となる真夏の大一番。一昨年は創部初となる悲願の総合優勝を成し遂げ、昨年は代替大会にて結果を残すなど近年勢いに乗る中大。目指すはもちろんインカレ二連覇。ディフェンディングチャンピオンとしての意地─。初日の勢いのまま2日目も中大勢の活躍が目立った!

初日同様悪天候の中行われたインカレトラック大会2日目。豪雨に加え寒さも厳しい中、チームスプリントでいきなりの優勝。一昨年のインカレでは日本記録を更新するタイムを中大がたたき出した。今年はさらなる更新を狙い、梶原海斗(法4)、市田龍生都(法2)、大橋真慧(経2)が出走。「全員前回の記録を突破できるように練習してきたので、そこは目標のひとつだった」(市田)。目指すは優勝のその先。結果は惜しくも日本新記録に届かなかったものの抜群の走りだったと振り返る。

▲チームスプリント表彰式で笑顔を見せる左から大橋、梶原、市田

2日目の目玉種目はオムニアム。スクラッチ、テンポレース、エリミネイション、ポイントレースの4種目からなるこの競技に中大からは馬越裕之(法3)が挑戦。過密スケジュールの中でも果敢に攻めた馬越は総合4位。日大の兒島など他大の実力者に敗れ惜しくも表彰台には届かなかったが、高島監督も「充分に評価したい、本当にお疲れ様」と健闘した馬越を労った。

▲ポイントレースで懸命な走りを見せる馬越

そして2日目で最も自身の結果を示したのはケイリンに出走した市田。チームスプリントでの勢いそのままケイリンでも実力を証明し優勝。「個人的には結構雨のレースが好きで、モチベーションが上がった状態で走ることができた」。雨を苦にする選手が多い中、市田は天候をものともせず、むしろ好成績に繋げて見せた。1日でチームスプリント、ケイリンの2冠。チームの総合優勝を大きく引き寄せた。

▲ケイリンで他を圧倒する走りを見せた市田

また明日決勝が行われるスプリントでは梶原が、タンデムスプリントでは青木瑞樹(商4)、保田浩輔(商4)ペアが難なく1/4決勝を通過した。梶原、青木、保田は今年が最後のインカレ。有終の美を飾れるか。明日のレースは大いに注目したい。

▲タンデムスプリント1/4決勝にのぞむ青木・保田ペア

2日目は優勝種目が2つと躍動を見せる中大勢。初日のインディヴィデュアルパーシュート、2日目のチームスプリントとどちらも最初の種目を優勝で飾ることで、チームとしても良い雰囲気で一日をスタートできていると監督は語る。「1種目目での優勝はチームとして非常に価値がある」。自転車競技は個人種目であり、もちろん記録という面は大切だが、総合得点を争うインカレにおいてはチームのムードや流れが重要になる。このまま好調を維持しながら最終日、そしてロード大会でも好成績を目指したい。現在中大は総合得点で1位とインカレ連覇がいよいよ現実味を帯びてきた。しかしロードでも強敵である日大が2位に控えている。トラック最終日でポイントをどれだけ稼げるかが優勝をかけた命運を左右しそうだ。

いよいよトラック大会最終日。中大からは1㌔タイムトライアル、タンデムスプリント、スプリント、マディソンとどの競技においても優勝が射程範囲内にある。その中でも特に期待したいのは2日目で躍動した市田。1㌔タイムトライアルでも圧倒的な強さを見せつけ、今大会3冠を視野に入れている。「目指すところは日本新記録です」。誰も届いたことのない高みへー。インカレの大舞台で輝く準備は整った。

◆大会結果◆

【2日目】

チームスプリント決勝

①中大(梶原、市田、大橋)1分00秒292

オムニアム

④馬越 12pt

ケイリン決勝

①市田 10秒29

スプリント1/4決勝

2組

①梶原 10秒650

4組

大橋真慧(経2)

タンデムスプリント1/4決勝1組

①中大(青木・保田)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部