2021年5月1日 会場非公開
▼スタメン
GK
猪越優惟(商2)
DF
和田悠汰(経4)
牛澤健(経2)
塩崎悠司(経4)
岡井駿典(法3)
MF
高岸憲伸(文4)
高橋一誠(経2)
坂本康汰(経2)→曾根大和(経4)
FW
平尾拳士朗(経3)→有田恵人(文2)
小島偉央(商4)→鎌田蓮(法4)
山崎希一(経2)→鈴木翔太(文3)
▼試合結果
中大1ー1神奈川大
得点者:山崎(前半5分)
前節連勝がストップし、2試合ぶりの勝利を目指す今節。前半5分、いきなり試合が動く。敵陣中央での混戦の中、髙岸がワンタッチでふわりとディフェンスラインの裏へ抜けるパスを供給。それに反応した山崎がファーストタッチでDFをはがし、そのまま冷静に左足でニアサイドに沈める。今季最も早い時間に得点を挙げ、試合に勢いを与えた。
中2、3日で行われた3連戦全てで得点に絡んでいる山崎は「この3連戦全てスタメンで出場でき、ゴール二つとアシスト一つ取れて結果に繋がるプレーができてきた」と、自身の活躍を振り返る。
▲先制ゴールの山崎
続く同27分には山崎がペナルティエリア手前の左でこぼれ球を拾うと、そのままスピードに乗り切り込んでいく。相手のスライディングに遭い、ペナルティエリア内で倒されるも、ノーファウルの判定。あと一歩というところで攻撃を抑えられてしまう。
その後も相手陣内でボールを収める時間が多く中大ペースで前半を終えようとしていたが、同40分に相手のパスワークで中央を崩されて同点に。試合は均衡状態のまま後半へ突入する。
後半、雷の影響で一時試合中断。再開後、続けて前線の選手を4枚代えて勝ち越し点を狙う。得意とするサイドからの攻撃を中心に、チャンスを増やしていく。終盤には立て続けにCKを獲得するも、相手の決死の守備に阻まれてしまい、これを生かせず。均衡崩れぬまま引き分けで試合終了となった。
▲セットプレーからチャンスを作るも、GKのファインセーブに阻まれる
試合後、佐藤監督は「なんかもう一歩足らない試合。シュートやチャンスがあっても、もうひとつの所で入らない。気持ちとか単純にメンタル的な部分だと思う」と、幸先良く先制しながら2試合連続引き分けという、勝ち越し点に届かないチームの現状に難しさを滲ませた。
▲試合終了のホイッスルが鳴り、思わず膝に手を付く高岸
この3連戦チームとしての目標に3戦全勝を掲げていたが、結果として1勝2分けに終わってしまった。しかし、開幕からの無敗記録は依然として継続中。これからの試合、点を取り切れない現状を打破するために1年生の起用も考えているようだ。栗山且椰(商2)や加納大(商1)などストライカーの出場にも期待が高まる。
▼試合後コメント
山崎
ー先制点を挙げたプレーを振り返って
いいパスがきたので、ちょっと浮いた状態で体ごと前に入れて、キーパーと1対1で落ち着いて決めれた。
ー3連戦全てで得点に絡んでいるが
この3連戦全てスタメンで出場でき、ゴール二つとアシスト一つ取れて結果につながるプレーができてきた。でも、まだまだそれ以外のところで課題はいっぱいある。自信はついたが、足りない部分もまだまだある。
ー監督からチームとして足りない部分が多いと聞いたが
3連戦、チーム内では勝ち点9取るっていう目標だったが、結局勝ち点5。2試合連続引き分けで、最後の勝ち切るっていう部分が去年からできてない。優勝するためには、そこを突き詰めて、勝ち切るチームにならないとと思う。
佐藤監督
ー今日の試合を振り返って
なんかもう一歩足らない試合。ちゃんとやってはいるが、試合に向ける気迫や準備が足らない。2試合連続で1-1なのは、足らないものがある気がする。
ー具体的には
やっぱり詰めの部分。シュートやチャンスがあっても、もう一つの所で入らない。気持ちとか単純にメンタル的な部分だと思う。
ー先制後の戦い方
前節の東海大戦でも同じように、得点を挙げて失点をしてもう1点取りに行くっていう気持ちが、0−0の段階よりも上に行かない。長丁場で勝っていくためにそこの改善は必要。
ー3連戦でのコンディション等の影響は
特にはなかった。走れていたし、交代した選手たちも思い切りやれていた。もう一つ勝ち切るために、この2週間もう一度しっかりやりたい。
ー怪我で田邊光平(法2)などが不在だが、今後帰ってくる選手は?
光平と1年生がどれだけコンディションを上げてくるか。やっぱり点数を取れる選手がもうひとついないと。栗山も悪くないし、加納もやっと膝の怪我が治って5月から復帰する。6月くらいからどんな風に使っていこうかというところではある。
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記事・写真:「中大スポーツ」新聞部