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中大らしい粘り強さで勝ち切り3位浮上!―関東大学サッカーリーグ戦2部 第5節 対青学大

2022年5月1日 会場非公開

 

▼スタメン

GK

猪越 優惟(商3)

DF

荒木 遼太(経4)

大桃 伶音(商4)

牛澤 健(経3)

秋山 優太(経4)

MF

高橋 一誠(経3)→岩澤 桐人(経3)

田邉 光平(法3)

小川 嵩翔(商2)→大窟 陽平(文2)

FW

平尾 拳士朗(経4)→矢尾板 岳斗(商2)

星野 創輝(商2)

山崎 希一(経3)→鈴木 翔太(文4)

 

▼試合結果

〇中大1ー0青学大●

得点者:星野 創輝(後半35分)

 

現在2部で暫定首位である青学大との対戦。第2節の勢いそのままに連勝をつかみたい中大は、スタメンを変更することなく試合に臨んだ。

 

前半3分、早くもチャンスをつくる。猪越からのロングボールは相手に反応されるが、それを秋山が頭で前に弾く。再び相手に触られるがすぐに田邉がヘディングし、空中戦でこぼれ球に自身で再び反応。すぐさま右足を振り抜きシュートを放った。ボールはGKの正面。ゴールとはならなかったものの、立ち上がりからいい形をつくった。

 

同7分には右サイドで細かくパスをつなぎ、平尾がゴール前へ高い球を入れる。星野がヘディングで合わせるも上手くミートせず、GKにキャッチされてしまう。

▲何度もチャンスを創出した平尾

 

その直後、またも平尾が中盤からアウトサイドキックで前線に供給。抜け出した山崎が後ろにいた高橋にパスを出し、そのまま右足を振り抜いた。しかしこれは相手DFに当たり枠から大きく外れる。

▲惜しくもゴールとはならなかったがチャンスをつくった高橋(右)

 

その後は相手のプレスに苦しみボールがつながらず、セットプレー以外にチャンスをつくれないまま前半を終えた。

 

後半立ち上がり1分、エリア内で田邉からのボールを受け取った山崎は相手を1人かわし右足でシュートするもこれはゴール左へそれる。

 

その後も敵陣でのプレー時間は増えるもののビッグチャンスはつくれない。同21分には相手の力強いシュートがゴール左隅へ飛ぶも、猪越のスーパーセーブで失点を許さず、0―0のまま拮抗した試合展開となる。

 

試合が動いたのは同35分のことだった。3本連続で得たCKの3本目。田邉のボールを相手GKが取りこぼしたところを最後は星野が触り、ボールはなんとかゴールラインを超えた。星野はこのシーンを「たけしくん(牛澤)が強くいってくれてこぼれてきて、僕も点取りたかったんで足伸ばして打ったらそのまま、気持ちで押し込んだって感じです」と振り返った。

▲混戦状態となったゴールシーン

 

その後も粘り強い守備で最後まで戦い抜き、星野のゴールが決勝点となって試合を終えた。

 

昨シーズンは勝ちきれない試合が多くあった中で、今節のような難しい試合をものにしたことはチームにとってとても大きい。宮沢監督とキャプテンの牛澤が口をそろえて語ったように、「中大らしい泥臭さ」が出た試合となった。二人は最初の3戦で「きれいなサッカーだけでは勝てない」(宮沢監督)、「もっとパスをつないでっていうイメージはあるがそれだけでは勝てない」(牛澤)ことを痛感したという。

 

この勝利で中大は3位へ浮上し、2位との勝ち点差は1となった。次節は2週間後に控えた日大戦。これからも泥臭さで勝ち切る中大サッカー部が見られるのか期待がかかる。

 

▼試合後コメント

宮沢監督

―今日の試合を振り返って

首位相手の青学に対して1位のチームですので、すきをついたり、すきを作らないってことがすごい大事なゲームだったと思うんですけど、最後の最後まで諦めずに無失点で終えられて、得点を奪えたことは、みんなの頑張りで、良かったなと思います。

―2節からスタメンを変えていないが手応えがあったのか

そうですね。前回の試合もすごいいいゲームができたというところと、練習を見て決めました。練習でも集中したメンバーだったので、自信をもって送りだしました。

―中大らしいサッカーはできたか

みんな諦めずに泥臭く頑張ったなという風に思っています。やっぱりきれいなサッカーだけでは勝てないというのを、最初の3試合で感じることができましたので、粘り強く、泥臭くひたむきに戦おうということは確認できたので、それをベースにしてこれからもやっていきたいと思ってます。

―次節へ向けて

1週空くので、またちょっとリフレッシュしながら、良い準備していきたいなと思っています。日大相手なんですけど、自分たちのサッカーをして、勝利、勝ち点3をとれるように、頑張りたいと思います。

 

牛澤選手

―試合を振り返って

前半からあんまり自分たちでのいい形での攻撃っていうのができていなかったなかで、去年まではこういう試合で勝ち切ることができなくてずるずるいってたんで、今年は首位ってこともあって、絶対勝たなきゃいけない試合でこうした試合をものにできたっていうのはほんとにデカかったと思います。

―2試合連続無失点だが守備への手応えは

無失点は最初から目標でして、みんなの気持ちが、一体感が今まで以上にこの2試合は出ているのかなと思います。

―次節へ向けて

まだ自分たちは勝ち点8で首位に立てれてないんで、次の試合も勝って、首位狙って、1部昇格に向けてやっていきたいと思います。

 

星野選手

―今季初得点だが気持ちは

怪我で最初出れなくて、結構不甲斐ないっていうか申し訳ない気持ちもあったんで、自分が出てチームを勝利にもっていきたいっていうのはありましたし、それが今のとこ2試合勝てているので、これからも続けていきたいと思います。

―昨シーズンは「まだ遠慮している部分がある」とコメントしていたが2年生になり変わった部分はあるか

去年は1年生だからチャレンジっていうか、そういうのを考えていたんですけど、今はチームの中心とならなきゃいけないと思っているので、もっと強く要求しなきゃいけないところはあるんですけど、去年よりかは軸として頑張っていきたいなっていうのはあります。

―次節へ向けて

今2連勝で、首位とも近づいてきて、2試合連続無失点で守ってくれているので、次の試合もしっかり勝って3連勝して、このまま、前期全勝でいきたいなと思ってます。

 

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(記事、写真:佐々木絢子)