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山崎の先制ゴールで勢いづくも、終了間際の失点に涙を呑むー関東大学サッカーリーグ 1部 後期第4節 対立正大

10月31日 江戸川区陸上競技場

 

▼スタメン

GK 45猪越優惟(商1)

DF 3深澤大輝(経4)、27牛澤健(経1)、12塩崎悠司(経3)、15岡井駿典(法2)

MF 19村上達哉(文4)→後半18分、5阿久津諒(法4)、7髙岸憲伸(文3)、26田邉光平(法1)

FW 35栗山且椰(商1)→後半45分、42小島偉央(商3)、34岩澤桐人(経2)→後半23分、8本間椋(経3)、25山崎希一(経1)→後半29分、22鈴木翔太(文2)

 

▼試合結果

中大1−2立正大〇

得点者:山崎希一(21分)

前節の駒大戦で敗れ、1勝3分け9敗、勝ち点6で1部リーグ最下位に沈む中大。今試合は、暫定8位の立正大(5勝1分け5敗、勝ち点16)と対戦した。前節から先発を4人入れ替えて挑んだ本試合。雲ひとつない空を味方につけ、序盤から攻撃サッカーを体現し今節こそ勝利を手にしたい。

▲士気を高める中大の選手たち
「今日こそ絶対に勝とうと、練習から一丸となり勝利を目指した」(岡井)と前半から中大は果敢に立正大へ攻撃を仕掛けていく。19分、田邉からのパスを受けた髙岸がミドルシュートを放つも、GKに阻まれる。これに負けじと21分、「良い形でボールを貰えてターンでき、ゴールが見えたので振り抜いた」と山崎が大胆な右足シュートを決め、中大が先制点を獲得。山崎の先制ゴールで勢いづいた中大はその後もプレッシャーを仕掛け、けん制を続ける。しかし27分、立正大に左サイドからのクロスを合わせられ、得点を奪われてしまう。その後、得点を奪い返そうと中大は猛攻するも、立正大の「身体を投げ出す」(山崎)守備に苦戦し、1-1で前半を終えた。
▲前半、先制点に成功したルーキー山崎
絶対に得点を奪い返したい後半。立ち上がりから一進一退の攻防が続く。すると58分、ペナルティーエリア内で立正大からの立て続けのシュートに悪戦苦闘。しかし「絶対に勝つ」と中大GK猪越の強い意志でスーパーセーブに成功し、放たれてた全てのシュートを守り抜いた。その後、両者譲らぬ激しい攻防戦が繰り広げられる。中大は再起を図るため、村上に代わり阿久津を、岩澤に代わり本間を、山崎に代わり鈴木を、高岸に代わり三木を、栗山に代わり小島を入れ替えた。しかし状況は変わらない。そして94分、悲劇が起こる。相手の速いプレスに追いつけず、左サイドからクロスを上げられ追加点を許してしまう。立正大に2点目を奪われそのまま試合終了のホイッスルが鳴り響く。最終スコア1ー2で中大は涙の敗戦となった。
▲相手の守備を突破する田邉

今節は山崎の活躍で1点を獲得したものの、中大は3試合連続の逆転負け。試合後、佐藤監督は「ケツが大火事になっているような状況で、なんとか1部リーグに残れるよう全選手と一緒に頑張っていますが、最後の所で負のスパイラルに入ってしまっている部分があり、選手を変えたりと色々模索はしています。でもまだ残り8試合あるので、そこをどうにか勝ち進めば光も見えてくるので、絶対に1部リーグに残れるように、まずは選手一丸となって頑張りたいと思います」と歯を噛み締めた。

今節で得点し、調子の良さを窺わせる山崎は「今節は自分たちのチャンスがありながら決めきれず、最後守りきれなくなって負けてしまったので、次節は決めれるところは決めきって失点なしで、勝てるように勝ちにこだわってやっていきたいです」と力強く意気込んだ。

今節は中大にとって後期第1節ぶりの有観客試合だった。山崎は「応援があるのとないのとでは全然違うなって思います」と語り、応援の力の偉大さを感じていた。

次節は11月7日、Shonan BMWスタジアム平塚にて専大と対戦する。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部