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監督不在の中でも全員ハンドで強さを体現!連敗脱出し4勝目を飾る─ 関東学生ハンドボール春季リーグ戦 対筑波大

2022年5月14日 埼玉県・三郷市総合体育館

春季リーグ戦も残りわずか。ここまで3敗と、後がない中大は筑波大と対戦。実方智監督が不在のなか伊禮雅太(法3)が代わりに指揮を取り、チーム一丸となって戦った結果、中大らしい守りからの速攻が遺憾なく発揮され、38ー32で勝利。不戦勝も含め入れ替え戦回避のための最低ラインとしていた4勝目を挙げた。

▲勝利してハイタッチする中大メンバー

試合は開始早々、激しい点の取り合いとなる。前半30秒で中大が先制すると、筑波大もその40秒後には同点に追い付く。その後12分までは互いにシュートを決め合い同点の状態が続く。均衡が破れたのは13分。これまでの試合でも攻撃の要となって活躍してきた蔦谷大雅(法4)が高い打点からシュートを決めてこの試合4点目となる追加点を挙げると、前半16分に筑波大から退場が出て数的有利になった中大は、泉本心(法2)の3連続得点などで一挙5点のリードを奪う。しかしここで相手がタイムアウトを取ると、ここから流れが筑波大に傾き、さらに19分、22分と退場者を出してしまったこともあり一気に2点差まで迫られる。その後は両チーム積極的な攻撃で得点を重ね、18-15と中大が3点リードして前半を折り返す。

▲シュートを放つ泉本

リードを守り抜きたい後半。中大は開始1分、前半に連続得点を決めた泉本のシュートで追加点を挙げると、その後も「(筑波大は)ディフェンス守って、自分達のハンドボールを絶対にしてくるので、そこにリズムを取られないように僕達が守って、速攻して、相手のリズムを崩そうって話をしていた」(蔦谷)と語るように、蔦谷や泉本、高橋侑吾(文2)を中心にディフェンスから攻撃につなげる中大らしいプレーで得点を重ね、後半12分時点で7点の大量リードを獲得する。順調な試合運びを見せていた中大だったが、ここから筑波大が意地を見せ、その後の7分間で3点差まで詰めてくる。すると中大はすかさずタイムアウトを要求し流れを渡さないようにすると、蔦谷の7㍍スローを皮切りに再び7点差まで突き放す。その後連続失点の場面はあったものの、上山陽平(総3)や瑞慶山充貴(法2)の得点もあり、リードを守り切って試合は終了。ここまで全勝していた筑波大に38ー32で勝利した。

▲7㍍スローを打つ蔦谷

見事4勝目を挙げた中大だが、まだまだ油断できない戦いが続く。「勝つことを第一に考えてみんながそこに向けてプレーしたら結果は後から付いてくるのではないかなって思います」(伊禮)と勝利に向けて気合十分の中大。残り2試合のプレーにも注目が集まる。

 

◆試合結果◆
〇中大 38(18ー15、20ー17)32 筑波大●

◆コメント◆
伊禮雅太選手
──監督代行をやってみての感想

初めてでどうなるか分からなかったが楽しむことをモットーに頑張りました。

蔦谷大雅選手

──自身のプレーについて

今日はリーグ戦振り返って結構自分的には調子が良い方だったと思います。落ち着いてシュートも打ててたと思うので、伊禮雅太が監督みたいな感じにやってて、あいつが結構良い感じなこと言ってくれたので、ついてってプレーできました。

(記事:立花拓暉、写真:松岡愛莉)

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