• Twitter
  • facebook
  • instagram

久しぶりの対面大会も「本来の力が発揮できなかった」─第33回全国大学弓道選抜大会

2021年6月26日 東京・明治神宮武道場至誠館弓道場

◆試合結果◆
男子決勝トーナメント 1回戦敗退
●中大 13中-14中 日体大○
大前
加藤真人(文4) ✕○✕○
二的
高橋拓磨(理工3) ○✕○○

村田大空(文2) ✕○○○
落前
八木橋優杜(経3)✕○✕○

高橋陽平(理工1) ○○✕○

全国選抜大会の決勝がトーナメントで行われ、中大は日体大相手に1中差で競り負け1回戦で敗退した。

「本来の力が発揮できなかった」。試合後、選手たちは口をそろえた。大会の延期やリモート形式が増える中、久しぶりの対面の大会となり、土田康青 主将(法4)は「練習試合もオンラインで、こういう場がなかったのも敗因の一つではないかなと思います」と普段とは違う大会独特の雰囲気に呑まれたと分析した。

「非常に力のあるチーム」(加藤)ということもあり、チームとしては痛い結果となったが「今回の反省を生かして、全関もインカレももちろん優勝を狙っていきたいと思っています」(土田主将)と全関東大会(8月・茨城)やインカレ予選に向け課題を克服していく。

▲大前・加藤 (インスタグラムにも写真を掲載しています)

◆コメント◆
──きょうの試合の振り返りと次戦に向けてどう取り組んでいきたいですか
加藤
例年に比べて非常に力のあるチームだと感じていて、その先陣を切っていくのが大前である自分の役目というのを自負しながら臨みました。試合は流れを作るという役目を果たすことができず、それが後ろにも続いてしまってチーム全体の雰囲気も悪くしてしまったかなと思います。練習では非常に力のあるチームであると実感できる内容だったので本番での弱さという部分をしっかり反省して、次回は自分たちの持っている本来の力を発揮できるようにがんばっていきたいと思います

高橋拓
対面の試合が久しぶりだったので、緊張度を悪い方向にもっていくのではなく、良い緊張で集中できるようにイメージしながら練習していました。リモートだと自分たちの道場なのでいつも通り引けるのですが、こういう会場で対面になると緊張感がまた違いました。本来の力が発揮できなかったので、安定した射を引けるように練習していきたいです

村田
もったいなかったですが自分のできることはできたので、悔いはないです。チーム全体で調子が良くなるように練習していきたいと思います

八木橋
後輩が入ってきて、引っ張っていかなければいけないと思っていたんですけど、最近調子が上がっていなくて、練習量を増やしたりしたのですが、結果的にうまくいかなかったので申し訳ないです。本来の力が出せなかったので、一から見直して次につなげるしかないと思います

高橋陽
結果は納得いかないですが、次に向けて頑張ります

土田康青 主将(法4)
──現在の中大の力はどう捉えていますか
去年、一昨年よりは間違いなく力は上がっていると思います。この選抜大会は自分が1年生で入ったときからずっと予選落ちでしたが、今年は予選も上位で通過して、みんな優勝を狙えると思っていたので、そういう力はついているのではないかと思っています

──大会の延期やリモート形式の大会が増えていますが、やはり対面の大会は雰囲気など違いますか
リモートだと自分たちの道場なので緊張感がどうしても減ってしまいます。練習試合もオンラインで、こういう場がなかったのも敗因の一つではないかなと思います

──今日の試合を振り返って
全関東の予選など自分の道場では力が出せているので、こうして実際に対面になって個人の弱いところが出てしまったのではないかと思います。久しぶりにこういう場で引くことができてどういう癖が出てしまうのか分かったと思うので、そういうところを直せればと思います

──全関東大会やインカレに向けて
今回の反省を生かして、全関もインカレももちろん優勝を狙っていきたいと思っています。インカレは優勝したら王座もあるのでそこをしっかり獲りたいと思っています。4年生はもちろんですが、部員全員で思いを共有して狙っていけたらなと思います

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部