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投手リレーで2回戦突破!ベスト8進出を決めるー文部科学大臣杯 第76回全日本大学準硬式野球選手権大会

2024年8月25日 佐賀県・武雄市民球場

強敵日大を打ち破り勢いに乗る中大の2回戦の相手は徳島大医学部。中大は投手リレーで相手に攻撃の隙を与えず勝利。ベスト8進出を果たした。

 

▲活躍した高垣昂平(商4)

試合が動いたのは2回表、山口剛大(文2)の打席だ。一死走者なしの場面で山口がこの日初めてとなる二塁打を打つと、続く岩井大和(経3)がすかさず適時打をセンター方向に放ち先制点を奪い取る。一死二塁で高垣が初球を捉え右方向に打球を引っ張り適時打とし、2点目を追加。その後四死球で満塁のチャンスを作るも、惜しくも追加点とはならなかった。

▲点を決め喜ぶ選手たち

更に試合が動いたのは4回、またも中大の攻撃場面だ。高垣が安打で出塁し、先発マスクを被った田中元輝(経2)が見事に送りバントを決め走者を得点圏へ。続く原田俊輔(商3)が死球で一塁へ駒を進めると、吉井愛斗(経2)の打席で一、二塁走者ともにスタートを切り重盗を成功させ一気に一死二、三塁とする。吉井が右方向に犠牲打を打上げ三塁走者が帰還し追加点を挙げた。

7回で1点を奪われ、2点差に迫った場面で登板したのは西岡汐輔(商3)。打者3人をたった6球で抑え、「1点取られて2点差に迫られた場面での登板だったので、自分が絶対に流れを変えるっていう気持ちで臨んだ」と語った通り流れを完全に引き寄せる素晴らしいピッチングを披露した。

▲素晴らしい投球を見せた西岡

9回で村田慶二(商2)、川原海来(商1)がヒットを放ち、山口の犠打1点を取り返した。代打で出場し、2打数2安打の活躍を見せた川原は「1年生らしくフレッシュに、もうどんなボールが来ても打つっていう感じで、もう打てなくても後ろには先輩がいるからっていう気持ち」で打席に入ったと話した。この回の裏に登板した斎藤舜介(商1)が完璧な投球を見せ勝利。3回戦へ駒を進めた。

今大会は先発が完投することの多い中大には珍しい継投が目立つ。「今年こそは絶対日本一になる」と、この日4打数2安打1打点と好調の高垣が今大会に対する熱い思いを教えてくれた。全員で日本一を目指す中大ナインの快進撃はまだまだ続くだろう。

 

◆試合結果◆
〇中大 4-1徳島大医●

チーム名 123 456 789 計

中 大  020 100 001=4

徳島大医 000 000 100=1

 

◆お知らせ◆
次戦は8月26日(月曜日)に武雄市民球場で行われる対同志社大戦です。

(記事:浅野詩多、写真:浅野詩多・髙橋若夏)

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