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投手戦にもつれ込み、善戦するも帝京大にサヨナラ負けを喫する─令和6年度 東都大学準硬式野球秋季リーグ戦

2024年9月25日 東京都・スリーボンドスタジアム上柚木

戦績1勝1敗や雨天中止の影響でいまだ勝ち点がない中大。先に勝利を手にして試合を有利に進めたいところ。帝京大との初戦では9回まで拮抗した試合が続いたものの、最終回に帝京大の猛攻を浴びてサヨナラ負けを喫してしまった。

 

試合は開始から両者三者凡退のイニングが続き、迎えた3回裏。先発田中駿佑(商4)が二死二塁と得点圏にランナーを据えたところで、4人目にレフト方向の三塁打を浴び、先制点を献上してしまう。しかし直後のバッターを見逃し三振に抑え、最小失点で切り抜けた。

直後の4回表。先頭の吉井愛斗(経2)が四球を選び出塁し、さらに佐竹秀也(商4)も相手のフィルダースチョイスで出塁した。二死一三塁のチャンスで「田中が頑張って投げてたのでしっかり打って同点に追いつきたい」と意気込み、打席に立った高垣昂平(商4)がフルカウントまで粘り、続く6球目にセンター方向に適時打を放ち、すぐさま同点に追いついた。

▲同点打を放った高垣

その後は8回まで両者ランナーが出塁してもなかなか帰塁できない歯がゆい展開が続いた。最終9回表のイニングは吉井がライト方向に安打を放ち、逆転の兆しを呼び込む。その後2人が凡退し、二死二塁で打席に立った岩井大和(経3)は2球目を打ち返したが、惜しくもピッチャーライナーでアウトに取られ、無失点で終わってしまう。

▲投直に倒れ悔しがる岩井

その裏代わって登板した萬谷大輝(商2)が一死一塁から二者連続でライト方向の安打を浴び、満塁としてしまう。延長のタイブレークに持ち込みたいところだったが、続く5人目がセンターフライに倒れる間に三塁走者が帰塁した。返球が間に合わず、帝京大に追加点を入れられ中大はサヨナラ負けを喫した。

勝ちが見えないリーグ戦。小泉監督は「1点2点取れないのはもう私の責任でもある」と反省を口にし、打者陣については「打たなきゃいけない中でプレッシャーをかけていけるような打席が必要」と改善点を語った。

まだ勝ち点を落としてはいないものの、悪い流れを断ち切れない中大。1勝ずつ着実に積み上げていき、優勝を手繰り寄せてほしい。

 

◆試合結果◆
●中大 1-2x 帝京大〇

000 100 000|1
001 000 001x|2

 

(記事:大日方惠和、写真:高橋若夏、浅野詩多、大日方惠和)

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