3月28日 上柚木球場
全日本への切符をかけた決勝に駒を進めることはできなかった。準決勝の対戦相手は東都リーグ1部でしのぎを削っている東洋大。試合は序盤に大量のリードを許す苦しい展開。中盤には3点差まで詰め寄るも終盤に突き放され、5-13で敗北。3位決定戦に回ることになった。
▲最後の打者となってしまった森康太朗(法1)
先発の大澤魁生(商2)は初回、先頭打者を中前安打で塁に出すと、そこから連打を浴び3失点。2回こそ三者凡退に抑えたが、3回に中前適時打を打たれたところで池田監督は「力んでいた」と大澤の交代を決意。2番手小澤巧平(商3)がマウンドに上がる。しかし、死球で走者を出すと8番打者に右前適時打を浴び、2点を失う。この裏の攻撃、中大は端岡陸(法3)の右前適時打によって1点を返すも、3回終了時点で1-6とリードを許す展開となった。
▲3回に適時打を放つ端岡
それでも5回、1死満塁の好機で4番松元孝平(商3)が適時打を放ち、2点を追加。6回には端岡、山口雄大(商2)の適時打でさらに2点を加点。なおも走者を2人置いた場面で、バッターは前の打席で適時打を放ち、この日猛打賞を記録している松元。しかし、ここは空振り三振。東洋大の先発投手、竹内に軍配が上がった。6回までに5-8と追い上げを見せた中大だったが、7回以降は得点を重ねる東洋大と対照的に得点を挙げることができず、最終回は三者凡退に打ち取られ試合終了。今大会での優勝を逃すことになった。
▲5回に適時打を放つ松元
今大会、中大は相手に対して得点をほとんど与えることなく勝ち上がってきた。しかし、今回の試合ではこれまでとは逆の展開になってしまった。この大会で優勝することはかなわなかったが、もう負ける訳にはいかない。3位決定戦となる国士大戦では選手たちがグラウンド上で躍動している姿を見れることに期待したい。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
東洋大 303 101 302=13
中 大 001 022 000=5
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部