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延長10回に勝ち越しを許し、大会を4位で終えるー第61回関東地区大学準硬式野球選手権大会 対国士大

3月29日 上柚木球場

準決勝で東洋大に敗れ、3位の座をかけて国士大と対戦することとなった中大。試合は初回に中大が幸先よく4点を先制するも、その後は得点を奪うことができず、7回に同点に追い付かれる。延長10回に勝ち越しを許し、4-6で敗北。今大会を4位で終えた。


▲初回に中越え3点適時打を放った小宮山

1回裏の攻撃、先頭の小谷魁星主将(文4)が中前安打で塁に出ると、投失、犠打で1死二、三塁の好機を作る。ここから二連続死球を受け、先制を決める。さらに2死満塁となった場面で小宮山優生(文4)がセンターの頭上を越える二塁打を放ち、3点を加えた。前日の試合に引き続き、先発した大澤魁生(商3)も初回から気迫のこもった投球を見せ、3回まで無失点に抑える。


▲4回にタイムをとって集まる中大

4回、大澤は1死満塁のピンチを招く。ここで7番打者が放った打球をライトの山口雄大(商3)が飛び込むも捕球することができず、走者一掃の二塁打となり3点を失う。6回終了まで4-3としていた中大だったが、7回に先頭打者を三振で打ち取るも、安打と犠打で2死二塁とされると右翼線に三塁打を打たれ、同点に追い付かれる。

そのまま試合は進み、9回裏の中大の攻撃。先頭打者の友田真志(商2)が右安打で出塁すると、代打で登場した森康太朗(法2)が四球を選ぶ。その後、犠打と申告敬遠で1死満塁の好機。しかし、続く真谷健吾(商4)が内野ゴロに倒れ2死満塁。この場面で小谷主将に打順が回る。勝負はフルカウントまでもつれるが、セカンドゴロに打ち取られた。「4年生二人でサヨナラのチャンスを決めることができなかった」と小谷主将。試合は延長戦に突入した。


▲先発の大澤

延長10回、大澤が先頭打者に二塁打を打たれる。ここで「小澤(巧平・商4)の方が(大澤より)バント処理がいい」(池田監督)と小澤に交代。無死二塁と国士大の好機。ここで捕手の友田が二塁走者のリードが広くなったのを見逃さず二塁へ送球。帰塁できなかった二塁走者を三塁ベース上でアウトにした。このプレーで流れを引き戻したかに見えたが、四球と二つの安打で1死満塁となってしまう。中大はここで前進守備を敷く。続く4番打者が放った打球はショートを守る真谷の前に転がった。しかし、二塁か本塁で併殺をとろうか迷ってしまい、結果的に一塁へ送球。1死の代わりに1点を与える形となり、これが決勝点となった。

今大会で敗戦した東洋大、国士大はどちらも4月から始まるリーグ戦で対戦する。「(リーグ戦で)優勝できるように頑張る」(小谷主将)。この悔しさは春のリーグ戦で晴らしていく。

◆試合結果◆

チーム 123 456 789 10=計

国士大 000 300 100 2=6

中 大 400 000 000 0=4

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部