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優勝!!有終の美を飾る!-関東地区大学・社会人準硬式野球王座決定戦 対早大

11月10日 八王子市民球場

1、2回戦をコールド勝ちで勝ち進んできた中大。決勝の相手は今年度の全日本選手権大会で優勝を果たした早大と対戦した。初回に3点を先制するも、4回に追いつかれ試合は延長戦に突入した。しかし、12回までに両者とも点を奪うことができず、13回にタイブレークとなった。満塁の場面で真谷健吾(商4)が決勝打を放ち、見事優勝を勝ち取った。

▲決勝打を放った真谷

初回、先頭の幸喜健太朗(商1)が中前打を放つと、中堅手が後逸。幸喜は一気に3塁を陥れた。そして3番端岡陸(法4)が左適時打を放ち、1点を先制する。中大の流れは止まらず、4番足立裕紀(商2)が右越え本塁打を叩き込み、さらに2点を追加。幸先の良いスタートを切った。
しかしその裏、先発近野佑樹(法1)は初球から打たれると2死1、3塁のピンチを招く。なんとか切り抜けたいところだったが、適時打三塁打を打たれ2点を奪われる。その後2、3回は三者凡退に抑えるも4回に1点を追加され、試合は振り出しに戻った。

近野を援護したい打線だったが、初回以降は点が奪えず苦しい展開に。一方の近野は尻上げに調子を上げていき、早大打線を無失点に抑え込む。

▲今試合12奪三振を奪った近野

試合は同点のまま延長戦へ突入した。両者とも緊迫した状況の中、11 回に先頭の林部庄吾(商2)が中前打を放つと、犠打でつなぎ1死2塁と得点圏にランナーを置く。真谷が四球を選びチャンスを広げるも、後続を断たれ得点とはならなかった。近野は12 回まで粘りの投球をみせ、7回以降早大打線を6イニング連続で三者凡退に抑える好調ぶりをみせた。

▲優勝が決まり喜ぶ選手たち

試合は13回にタイブレークまでもつれ込む展開となった。中大は先頭の山本優輝(文3)が死球で無死満塁とすると、真谷が決勝打となる中越え適時二塁打を放ち3点をもぎ取った。その裏は小澤巧平(商4)が守り切り、6対3で優勝を決めた。
最後は4年生が意地をみせ、チームを優勝へ導いた。「春に勝てなくて、悔しい想いばかりしてきた。最後は有終の美を飾りたかったので、1試合1試合噛みしめながら試合に臨んだ」(真谷)。春に勝てなかった悔しさをバネに練習を重ねてきた。最後はチーム全員の想いが実を結び、4年生を笑って送り出すことができた。4年生はこれで引退となり社会人となる。中大の準硬式野球部で学んだことを活かして、これからの人生を歩んでいく。

◆試合結果◆

チーム  12345678910111213=計

中 大 3000000000003=6

早 大 2001000000000=3

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部