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接戦を制し暫定2位相手に勝ち点3獲得!-関東大学サッカーリーグ戦1部 後期第9節 対桐蔭大

11月10日 Shonan BMW スタジアム平塚

 

▼スタメン

GK 1 飯吉将通(商3)

DF 6今掛航貴(経3)、18松本大輔(経3)、3深澤大輝(経3)→86分 4安部崇(商4)、28荒木遼太(経1)

MF 5中村亮太朗(経4)、16髙岸憲伸(文2)、15川元雄太(文4)→HT 7宮城和也(法4)

FW 17本間椋(経3)→85分 26竹村史明(文2)、25高窪健人(文3)、31鈴木翔太(文1)

 

試合結果

○中大1-0桐蔭大●

得点者:髙岸(84分)

 

晴天の中迎えた後期リーグ第9節。今節は集中応援ということもあり、いつも以上に客席は賑わいを見せていた。相手は現在リーグ2位の桐蔭大。上位との戦いとなったが、前半は両者一歩も譲らない展開が続き、勝敗は後半へ託された。後半は84分にフリーキックのチャンスを迎えると、髙岸が見事なシュートを決める。これが決勝点となり、1-0でうれしい勝ち点3を獲得した。

 

▲体を張ったプレーで何度もチームのピンチを救った深澤

 

前半開始から両者の力は拮抗し、なかなか攻めきれない時間が続く。22分には攻め上がってきた相手を深澤が抑えるも、イエローカードを取られてフリーキックを与えてしまう。ボールはゴール上へ逸れピンチを免れたが、一瞬も気を抜けない緊張感が走った。前半終了間際にも自陣深くまで攻め込まれ、何度かシュートを許してしまう。しかし飯吉のセーブや深澤の身体を張ったディフェンスに助けられ、失点は0のまま前半を終了した。

 

今節多くのチャンスを作った本間。ゴールが決まらず悔しい表情を見せる

 

後半はわずか1分、隙を突かれてゴール前までボールを運ばれるが、中大の必死の防御で危機を乗り越える。57分、荒木がサイドからドリブルで駆け上がり、クロスを上げる。ゴール前で待ち構えていた本間がそれにヘディングで合わせるも、惜しくもバーの上へ逸れてしまった。しかし65分に再びゴールチャンスが訪れる。鈴木のクロスにまたも本間が反応するが、これは相手キーパーに取られゴールとはならなかった。その後はめまぐるしく攻守が入れ替わるもなかなか点にはつながらない。もどかしい時間が続く中、84分、中大にフリーキックのチャンスが生まれる。キッカーは髙岸。「練習でけっこうはずしていたので、先輩からは蹴るなと言われていた」という髙岸だったが、蹴ったボールはきれいな弧を描きゴール隅へ突き刺さった。念願の得点に選手たちは歓喜の声を上げ、客席も大盛り上がりを見せた。しかしまだまだ油断はできない。反撃を試みる桐蔭大に対し、守備をさらに強化する。最後まで守り切り、ついに試合終了のホイッスルが鳴る。1-0で上位チーム相手にうれしい白星を飾った。

 

フリーキックを決めベンチに駆け寄る髙岸

 

「あそこの位置からだったら決めれる自信はあった」(髙岸)。今節のマンオブザマッチは自身の得点をこう振り返った。今回の勝利を受け、6位へ上昇した中大。これからインカレ出場を懸けてますます激しい戦いが繰り広げられることだろう。残り2戦を勝ち抜き、悲願のインカレ出場を果たせるか。今後の行方を一瞬たりとも見逃せない。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部