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入替戦への明暗を分けた東大と初戦で激突!2度同点へ追い付くも惜敗─渡辺パイプ presents 第37回関東学生ラクロスリーグ戦

2025年7月26日 東京都・東京大学御殿下フィールド

今年もリーグ戦の季節がやってきた。昨季は最終戦で東大に勝利を収めて入替戦を回避、1部残留を果たした。そして今季リーグ初戦は同じ東大と相まみえた。試合は先制を許したが、その後は互角に試合を進め最終Qで同点に追い付いたが、終盤で勝ち越され惜敗。リーグ初戦に痛い黒星となってしまった。


第1Qは序盤から相手にボールを支配される展開が続き、先制される。しかし第2Qでは何度もゴールを狙われるが、ディフェンス陣の堅守で無失点で切り抜ける。

第3Qに試合が動く。途中出場の横田慈英(法4)が相手ゴール前の攻防からのロングパスを走り込みながら受け取ると、そのままゴール。1―1の同点に追いつく貴重なゴールを決めた。しかしこの後東大も追加点を決め、1―2と譲らない。

▲同点ゴールを喜ぶ横田(左から2番目)とチームメイト

最終第4Qも東大が追加点を決め、1―3と点差を離しにかかる。しかし諦めない中大は栗原考晟(総4)がパスワークで崩れた相手ディフェンスの間を突いてゴール。さらに横田もこの試合2得点目となるゴールを決め、3―3の同点に追いつく。このまま逆転を狙い攻めたが、攻撃のミスから東大にチャンスを奪われ、勝ち越しゴールを献上してしまい、3―5で敗戦。

▲2点目のゴールを決めた栗原

昨シーズンよりも堅い守備が見られたが、最後の最後で力尽きた。ゴーリーの河原立(法4)は「(昨季から)ロング(長いラケットを持つディフェンス)は3、4人くらい試合出てて、その選手が中心となってやってくれているので、今後まだ4試合残ってるので、少しずつ修正しながらいいディフェンスを築き上げられたなと思います」と前向きに語り、また2点目を決めた栗原は「(昨年の)リーグ最終戦はここでやったんですが、自分はボックスの方でずっと試合に出れないまま先輩たちの姿を見ていたので、この地で自分が1点決めれたというのは、すごいうれしかったです」と喜んだ。

▲第3Q、相手のシュートを防ぐ河原

またこの試合からラクロス部は新ユニフォームを採用。11年ぶりの新調に河原は「(前のユニフォームとは異なる)新しい歴史がこのユニフォームで作られる。その初戦だったので、ここを勝ち切りたかったんですが、悔しい結果に終わってしまって。(中略)この新しいユニフォームでの第1号としてちゃんと責任を果たしたいです」と新たな装いへの覚悟もにじませた。

初戦は惜しくも土がついたが、次戦以降勝ち星を積み上げ、目標とするファイナル4(全日本出場をかけたトーナメント)を目指す。彼らの巻き返しに注目だ。

◆試合結果◆
●中大 3-5 東大〇

 

(記事・写真:大日方惠和)

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