• Twitter
  • facebook
  • instagram

リーグ戦無敗の慶大相手に大金星!4年生の引退を勝利で飾る━第38回関東学生ラクロスリーグ第5戦 対慶大

2026年9月27日 慶大日吉キャンパス陸上競技場

第4戦で明大に敗れ、ファイナル4進出が叶わなくなった中大。この試合は、夏のリーグ最終戦であるとともに、4年生の引退試合となる。4年生は、「後輩たちに何を残すか」について考えながら臨んだと口を揃えた。第1クオーター(以下Q)で八幡颯一郎(国経3)が先制。その後慶大に追いつかれるも、ゴーリー(以下G)の酒井尊(経4)らの守備での活躍で再び勢いをつける。その後も山田惇矢(総4)、香西隼人(経4)、横田慈英(法4)が得点を重ね、慶大を相手に勝利を掴んだ。


第1Q序盤、中大は攻撃の体制でチャンスを伺うも、なかなかシュートが決まらず、その後、慶大の攻撃となる。しかし、G酒井がビッグセーブを連発。慶大のシュートをしのぎ、ここから中大に流れを呼ぶ。すぐさま青柳佑(国経2)、山田が敵陣へとボールを運び、パスを受け取った八幡が先制。すると、慶大の反撃が始まる。相手のシュートが決まり、同点に追いつかれてしまう。しかし、第1Q後半、八幡、水田祐貴(経2)とパスを繋ぎ山田がシュートを決め、再び中大がリード。

▲喜ぶ選手たち

慶大に攻撃が回ると、ディフェンスの渡辺大雅主将(経4)、吉田俊介(法3)、淡路朋生(商3)が対応するが、相手のシュートが決まり、一点を返されてしまう。その後、中大も何度かチャンスを作ったものの、点数は入らず、一進一退の攻防の末、2ー2の同点で第1Qを終えた。

続く第2Q、慶大にボールを握られる展開の中、またしてもG酒井の守備が光る。至近距離からの相手ゴールを止めるビッグセーブを披露し、会場内は熱狂に包まれる。試合後には、酒井自身もこのシーンをベストプレーだったと語り、「どよめきが聞こえてきて気持ちよかった」と振り返った。こうして攻撃へと転じた中大は、果敢にゴールに向かって攻める。しかし、慶大の盤石なディフェンスに阻まれて、シュートは決まらない。得点が重ねられないまま、慶大ボールに。しかし、このピンチもディフェンス陣が守り抜き、第2Qでは両チーム1得点もあげられないまま、2ー2で後半戦へ。

第3Q開始後、すぐに攻め込んだのは中大。香西が、リーグ戦自身11得点目となるゴールを決め、中大の3点目をもぎ取る。その後、慶大に攻められるも、磐石のディフェンス陣によりリードが守られた。こうして守備からチャンスを作った中大は、敵陣へとパスを回すが、慶大のディフェンス陣に止められてしまう。そして相手ボールとなり、中大はピンチを迎えるが、G酒井が慶大のゴールを防ぐ。会場内には「守護神、尊」とG酒井をたたえるコールが響き渡る。さらに第3Q終了間際、香西が本日2得点目となるシュートを決め、4ー2にリードを広げる。最後の慶大の攻撃からもリードを守り抜き、ラストの第4Qへ。

そして第4Q、立ち上がりは、一進一退の攻防が続く。試合が動いたのは後半。慶大がボールを握り、中大の陣地へと進む。渡辺、杉江智忠(法4)らの懸命な守備も敵わず、1点を返される。その後も、中大は得点を入れられず、会場内は緊張に包まれる。そんな中で横田がチャンスを作った。相手のディフェンスを華麗にかわすと、そのままシュート。横田のゴールが決まり、中大は再びリードを広げる。

▲シュートを決めた横田

その後も慶大の反撃を許さず、5ー3で試合は終了。リーグ最終戦、そして4年生の引退を勝利で飾った。

試合終了後は、選手同士が抱き合い、応援席に向かってガッツポーズをするなど、会場が興奮に包まれた。主将の渡辺は「チーム全体で勝てたのは本当に良かった」と安堵を口にしたが、リーグ戦全体については、「勝たなきゃいけない試合を落としちゃった」と悔しさをにじませた。

◆試合結果◆
〇中大 5-3 慶大●

◆コメント◆

渡辺大雅

──今日の試合を振り返って

今日の試合は、大前提、勝っても負けても順位は変わらないっていう条件付きだったんですけど、4年生が最後、後輩に何を残すかってところで、勝った経験を後輩たちにつなげるために、絶対勝つっていうのは目標に戦ってたんですけど、最終的に応援もアウェーの中すごい頑張ってくれて、オールバンディッツっていうチーム全体、後輩も含めて勝てたのは本当に良かったなって思います。

──リーグ戦の総括


まあなんか結果だけ見ると3勝2敗で、ブロック 1位の相手には勝てたものの、やっぱ勝たなきゃいけない試合を落としちゃって、自分たち目指した日本一の、まず決勝リーグには行けなかった。チームとしてやっぱ何が悪くて、何が良かったのかっていうのは、今からまたちゃんと振り返って、後輩たちにつなげていくことが義務なのかなと思います。

──明治戦からの切り替え

やっぱり勝って負けても同じって中で、モチベーションはチームで上げようって頑張っても、結局最後は自分でいかに目標を持つかっていうところだと思うんで、本当に毎回毎回個人でしっかり目標を持ってプレーしろっていうのを伝えてて、チームのためじゃなくて、まずは個人で上手くなることを頑張れっていう2週間でした。

 

酒井尊

──今日の試合を振り返って

チームとしては、勝っても負けても、結果としては、数字としては変わらないっていう中で、数字以外の部分で勝つことで未来の後輩たちに何を残せるのかっていうところをチームで、特に最上級生は考えながら頑張る、まあ臨んだ試合だと思いますし、自分としては、結構今までの試合は相手に勝つっていうところで、自分の強さを、自分の実力を相手に証明するみたいなところでやってたんですけれども、今日は、自分のやってきたところ、相手どうこうじゃなくて、自分のやっていきたいところを出すっていうところで、自分の強さを自分自身に証明したいと思って、今日の試合は臨みました

──リーグ戦の総括

今まで自分が経験してきたリーグ戦は、本当に初戦とか2試合目に勝ったり負けたりして試合の中で、最終戦までヒリヒリするような試合が無かったんですけど、今回は2戦2勝っていうところは、自分が入ってからは初めてで、一時1位に踊りでたこともありますし、本当に早稲田戦前は実力としても本当に日本一取れるし、ファイナル4に進出できるんじゃないかって思っていたんですけれども、そこで早稲田に負けて、明治に負けてっていうところで、慶応に勝ったんですけども、最終的には、先輩たちを超えることはできなかったですし、そういった早稲田慶応っていう長年の強豪の壁を超えることはできなかったので、失敗に終わってしまったかなって思ってます。

──自分のベストプレー

第2Qに至近距離のショットを結構大きく動いて、ビッグセーブ出すことができたんですけど、止めた瞬間は、慶応側っていうところもあったんですけど、すごいどよめきが聞こえてきて、気持ちよかったです。

 

横田慈英

──最終戦、どのような想いで試合に臨んだか

チームとして勝っても負けても順位が変わらないという状況だったんですけど、1位の慶應に勝つということが、今年のチームの締めくくりでもありますし、来年のチームにつながる一歩だという意識を持って、特に最上級生は「とにかく勝つ」、この4年間培ってきたものを全て出すという気持ちで取り組みました。

──試合を振り返って

序盤は本当にいい形で八幡が先制点を決めてくれて、そこから今日はディフェンスがゴーリーの酒井を中心に固く守ってくれたので、そこでオフェンスがいい形で何回も得点を離していくことができたので、早稲田戦の苦い敗北をいい経験に変えられたと思います。

──自身の得点シーンを振り返って

(第4Q終盤という)あの時間帯だったら、相手はゴーリーを浮かせて2人で来るということは分かっていたので、自分としてもこの試合あまりいいプレーができていなかったので、気持ちで走って相手を剥がして決められたので少し安心しました。

──リーグ戦の総括

自分が在籍した中でもいろいろな代を見てきましたが、本当に今年が一番日本一に近い代、下馬評的にもそうだし、自分たちの自信としてもそういう代だったので、結果的に4位で悔しい結果だったんですけど、最後に王者の慶應に勝てて、いい形で終われたというのはひとついいことだったと思うんですけど、やっぱり悔しさは残るのでこれは後輩たちに繋いで、後輩たちが日本一目指してやってほしいなと思います

──後輩へのメッセージ

自分はオフェンスなのでオフェンスに関して言うと、今年は4年生が4人しかいなかったというところで、下級生中心とまでは言わないですけど、下級生が多く在籍したオフェンスでここまでリーグ戦を戦い抜けたので、来年以降も日本一のオフェンスを作れると思うので、チームとしてもオフェンスとしても日本一目指して頑張ってほしいと思います。

 

(記事:伊藤花菜、写真:今村優斗)

公式X(@chudaisports)
Instagram(@chuspo_report)