2021年11月7日 専修大学伊勢原総合グラウンド
選手権出場のためにはもう負けられない中大。今節は昨年勝利し相性の良い専大を相手に迎えた。後半に3トライを決められるも、前半に積み上げた得点を守りきって35-17で勝利し、次の試合へ選手権出場の望みをつなげた。
中大のキックでスタートした前半。冨田陽登(商4)は開幕戦以来の出場、橋本吾郎(商4)は今季初出場を飾った。立ち上がりから中大は果敢に攻める。5分、敵陣深くでモールを形成し、山﨑成太(法3)がトライ。津田貫汰(法3)のキックも成功し、幸先良く先制点を奪う。9分にも、水野陸(文2)がラインブレイクで抜け出しそのままトライに成功。キックも決まり点差を広げる。
▲トライを決めた水野
その後はしばらく相手ペースで試合が進むが、粘り強い守備で失点を許さない。26分にはラインアウトからチャンスをつくり、またも水野がトライを決めた。キックも成功し、これで21-0。試合運びは中大ペースのまま、34分にはゴールライン手前でスクラムとなり、そのまま押し込んでトライとなった。このキックもしっかり決め、相手を突き放す。前半終了直前にピンチを迎えるも、しっかり守り、28点差をつけ試合を折り返した。
▲スクラムを組む選手たち
後半、互いにチャンスを作るが得点は生まれず、膠着状態が続く。その状況を破ったのは中大ではなく専大だった。26分、トライを決められる。これで勢いづいた専大はその3分後にもトライとキックを決め、差を縮めた。33分には中大がスクラムからチャンスを迎えるが、得点にはつながらず。28-12で試合終盤を迎える。そして40分、ラインアウトからそのまま押し込み、光安喬平(法1)がトライを決めた。キックも決め、35-12に。このまま試合を終えると思われたが、ロスタイムは相手に攻め込まれる展開が続き46分、失点。35-17で試合を終えた。
▲トライを決めた光安
勝ち点を稼ぐためには3トライ差をつけたかったため、最後の失点は悔やまれるが、連敗はストップすることができた。試合後、キャプテンの茂原隆由(経4)は次節へ向けて、「まずはどんな形であれ関東学院大学に対しての勝利にこだわっていきたいです。中央大学伝統のDFから流れをつかみ、相手をリスペクトした上で、打ち負かしていきたいと思います。アタックに関しては1人1人のコンタクト強度が高くなっているのでブレイクダウンの支配も徹底して臨みます。」と意気込んだ。選手権出場へ向け、残り2試合での勝ち点の積み上げを期待したい。
◆試合結果◆
〇中大 35(28-0、7-17)17専大●
(記事:佐々木絢子、写真:松岡愛莉)