4月21日 ダイドードリンコアイスアリーナ
「この前の負けを引きずったりしない」(阿部翼主将・総4)。こう振り返った今回の試合は、大量12得点で勝利を収めた。また1年生3人が公式戦初ゴールを決めるなど、ルーキーの活躍が光った試合ともなった。
〈第1ピリオド〉
開始28秒。矢島翔吾(総2)のパスを受けた権平優斗(総1)が公式戦初ゴールを決め先制点を奪う。その後は、「決められるチャンスはあった」(阿部主将)がゴールに結びつかず、もどかしい時間が続いた。それを止めたのはディフェンスの古場建悟(経2)だった。古場に続くように、矢島も得点をあげる。第1ピリオドの最終得点は先制点をあげたルーキー権平となった。数的有利な状況を活かし流れを完全に中大にし第2ピリオドへつなげた。
▲先制点と4得点目を決めた権平
〈第2ピリオド〉
第2ピリオド開始約1分。エース齊藤大知(法4)がゴールをこじ開けた。中大はペナルティに苦しむ中、二人欠けた状況をものともせず矢島がネットを揺らす。しかし、その直後に中大が一人欠けたスキを突かれゴールを割られてしまう。これに反撃したのは二人のルーキーだった。まず荒木翔伍(法1)が得点をあげると2分後には種市晃太郎(総1)が続いた。どんどんと点差を離していき怒涛の4連続得点をあげ完全な独壇場となった。
▲ゴール後の齊藤
〈第3ピリオド〉
第2ピリオド終盤に10点以上の得点の差がついたためランニングタイム(プレーが中断してもプレータイムを止めない)が採用され、通常よりもゲーム時間が短くなった。最終ピリオドこそ無得点だったもののリードを守りきり12-1で勝利した。
▲ハイタッチする矢島(中央)と齊藤(右)
スコアから見ると圧勝だが「決定的なピンチもできていた」(八戸監督)、「守りの面で課題が残る」(阿部主将)といった言葉が示すように満足のいく内容ではなかった。次は5位決定戦であり春大会最終戦。これらの修正点をどれだけ直せるのか。中大の真価が試される。
◆大会結果
○中大12(4-0、8-1、0-0)1大東文化大●
◆中大の得点
0:28 G権平優斗(総1) A矢島翔吾(総2)
8:21 G古場建悟(経2) A阿部翼(総4)、嶋貫一真(法2)
11:08 G矢島 A齊藤大知(法4)
17:54 G権平 A 齊藤、長岡翼(経2)
21:06 G齊藤 A切江蓮(総4)
29:21 G矢島
30:24 G荒木翔伍(法1) A徳光陸(文3)、宮本明朗(総3)
32:23 G種市晃太郎(総1) A鈴木創士(法2)、小原匠麿(総2)
32:34 G齊藤 A長岡、切江
35:55 G嶋貫 A阿部、古場
38:08 G矢島 A齊藤、権平
38:51 G齊藤 A矢島
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部