2021年11月3日 ダイドードリンコアイスアリーナ
10月16日に開幕した秋季リーグ戦。3戦目の法大戦は序盤こそ相手の攻めに苦戦し守りの時間が続いたものの、徐々に攻めに転じることに成功し、6-0で今季リーグ戦無傷の3連勝とした。
▲試合終了後、勝利に喜ぶ選手たち
〈第1ピリオド〉
開始早々両校ともに激しい攻めを見せるもののなかなか得点に繋がらず一進一退の攻防が続いた。得点が動いたのは開始2分、堤虎太郎(総1)と権平優斗(総3)のアシストから種市悠人(総1)が2試合連続の先制点を挙げた。しかしその後は「(法大が)思った以上に足を動かし、プレッシャーも早くて戸惑った」(堤)と話すように法大の攻めに苦戦し、攻撃よりも守備が多くなる時間が続いてしまう。しかしGKの石川涼(法2)の好セーブもあり1点を守り切って第1ピリオドを終えた。
▲先制点に歓喜する選手たち
〈第2ピリオド〉
流れを変えたい中大だったが、ペナルティも相次ぎ苦しい時間が続く。しかし小原匠麿(総4)から嶋貫一真(法4)に繋ぎ第2ピリオド開始後8分でようやく2点目を奪う。さらに14分には渡邊大(文4)が3点目を挙げるなど徐々に自分たちのペースをつかんできた中大。途中相手と1対1になるピンチがあったものの、「相手の目線とかスティックのブレードの向きとかを見て読みつつ」(石川)素早い反応で得点を許すことなく、3-0で第2ピリオドを終えた。
〈第3ピリオド〉
第2ピリオド後半からの勢いそのまま果敢に攻めていく中大は開始4分、小原から中村宗史(総4)がやや遠い距離からのシュートを見事に決め、4点目を挙げる。さらに6分にはキャプテンの矢島翔吾(総4)が相手二人を抜き去り5点目、さらに7分には堤がゴール前のせめぎ合いから押し込み6点目を挙げ、結果6-0で2度目の完封勝利を収めた。
▲5点目を決める矢島主将
終わってみれば6-0と良い結果となったが、「理想とかけ離れていたホッケーだったので、結果的には課題が多かった」(矢島)や「コンディション的にはピークに持って来れたと思うが、メンタル面でちょっとうまくコントロールできなかった」(八戸了監督)など、その内容には満足していない様子も見受けられる。前半のヤマ場を終えさらに厳しい戦いが予想される後半戦をどう戦っていくか。今後も目が離せない。
◆試合結果◆
〇中大 6(1-0,2-0,3-0)0 法大●
(記事:立花拓暉、写真:渡邊陽代里、牧島駿太)