2021年11月6日 ダイドードリンコアイスアリーナ
3連勝で迎えた日大との一戦。優勝を目指すチームにとって落とせない試合だったが、「序盤からペースがつかめなかった」(八戸了監督)とPSSにまで及ぶ激闘の末まさかの敗北。連勝は3でストップした。
▲先制点を挙げ喜ぶ選手たち
〈第1ピリオド〉
試合開始から互いに攻め合い、一進一退の攻防を繰り広げる。試合が動いたのは開始5分、ゴール前でパスをつなぐと、最後は小原匠麿(総4)が落ち着いてゴール。幸先よく先制点を奪った。さらに5分後にも権平優斗(総3)が自陣から一人でパックを運びそのままゴールを決め2ー0で第1ピリオドを終えた。
▲2点目のゴールを放つ権平
〈第2ピリオド〉
第2ピリオドは序盤からどちらも得点に結びつかない苦しい時間帯が続くが、キルプレーの時間帯に日大に一瞬の隙を突きつかれ1点を奪われ、均衡を破られる。しかしその直後大坊晃己(総2)がゴールを奪い返し再び2点差とし、第3ピリオドに繋いだ。
▲3点目のゴールを決めた大坊
〈第3ピリオド〉
勝負が決まる最終第3ピリオド。開始約8分、ゴール前で猛攻をみせるも追加点とはならず。するとこのピンチを守りきった日大に、一瞬のチャンスをものされ1点を献上。さらにその直後、2点目のゴールを決めた月舘(日大)が勢いのまま中大ゴールにパックを突き刺し、試合を振り出しに戻される。何としても追加点が欲しい中大は、試合終盤に果敢に攻め込むも日大の流れの前に得点をすることができず。勝負の行方はPSSに持ち込まれた。
〈PSS〉
1人目の嶋貫一真(法4)、2人目の堤虎太朗(総1)がシュートを阻まれるものの、中大の守護神石川涼(法2)もゴールを守りきり0ー0で両チーム3人目へ。中大の3人目を託されたのは絶対的エースの矢島翔吾主将(総4)。しかしここまで二人をセーブした相手キーパーにまたしても阻まれ失敗。盛り上がりを見せる日大はその勢いのままシュートを成功させ試合終了。4ー3で今季初黒星を喫した。
▲PSSに臨んだGKの石川
試合後八戸監督は「コンディションも良さそうだったし、相手のトラップにハマっちゃった感じもある。上手いことやられた」と日大のプレーを振り返った。次戦の早大戦を皮切りに、強敵揃いの3連戦となるが、中大らしいプレーで勝利を手にして欲しい。
◆試合結果◆
●中大3(2-0,1-1,0-2,0-1)4日大○
(記事・写真:渡邊陽代里)