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秋リーグ開幕!夏から好調維持し快勝!─エイワ杯2024年度関東大学アイスホッケーリーグ戦ファーストリーグ

2024年9月8日 東大和スケートセンター

この夏、くしろタンチョウカップアイスホッケー交流戦2024では全勝を、第25回大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会では連覇を収めた中大。個々の体の強さ、スピード、コンディショニングの成長に加え、組織力を向上させた中大は、大東大を相手に危なげなく勝利した。

先制点は中大。時間は第1ピリオド開始たった37秒。フェイスオフで中大がパックを奪うと、角丸陸斗(国経3)は高崎泰成(総2)にパス。高崎はゴールに向かってパックを放ち、大東大のゴーリーがはじいたところ小岩獅竜(商1)が押し込んだ。その後も中大の猛攻は続く。種市悠人(総4)が放ったミドルシュートはゴール上部に突き刺さり、藤間航哉(経3)はゴーリーの足元を抜いて得点した。中大は攻撃の手を緩めることなく戦うが、追加点を得ることは叶わず、3-0で第2ピリオドを迎えた。

▲リードを広げる活躍をみせた藤間

さらに勢いに乗りたい第2ピリオド。試合が動いたのは開始から2分、中大のゴール間近でパックが相手の手に渡ってしまうも、荒木零士(総3)が奪い返すと、下坪久晃(商3)へパスを回し、最後は棚橋映斗(経1)がゴールを決めた。さらに第2ピリオド後半、下坪と荒木の華麗なパス回しで相手を翻弄し、隙をついて下坪が4点目となるゴール決めた。第1ピリオドに続き、2点を獲得した中大は5-0と大きく相手を突き放した。

▲巧みなパスでチャンスを生み出した荒木

6点目は第3ピリオド開始わずか30秒。ゴール前が混戦となるも、パスをまわして大東大のディフェンスを引き離す。種市がフリーとなった夏野晃輔(商4)に正確にパスを出すと、夏野はそのままシュートを決めた。さらに、鈴木渡硫(商2)がゴールに向かって切り込み、タイミングを図ってシュートを放ち得点。試合終了まで10分を切ったところで、中大は大東大に1点を許してしまったが、6点のリードを保って試合を終えた。

▲1ゴール1アシストでチームに貢献した種市

試合後「1ゴールは決められたんですけど、まだまだ決められる場面もあったし、もっともっとチームの勢いをつけるプレーができたと思うので、まあまだまだかなっていう風に思います」と自身のプレーに辛口の評価を下した種市は、「最後の最後で失点してしまって、そこがやっぱりずっとこのチームで課題になっているところなので、これからインカルに向けて、最後の方での集中力っていうのをとっと向上していければなと思います」とチームの改善点も口にした。また、「約50分ぐらいはうちが完全にペースを握って ゲームをコントロールできていたので、ペナルティもなかったし、内容的にはコンディションも良くてすごく良かった」と試合内容に満足した様子をみせた八戸了監督は、インカレ優勝の第一歩として今大会優勝を目指したいと展望を語った。

追い風に乗っている中大。このまま勝利への階段を駆け上がっていくに違いない。

◆試合結果◆
〇中大 7(3-0、5-0、7-1)1大東大●

◆コメント◆
種市主将

ー今日の試合を振り返って
普通にやれば勝てる相手っていう感じだったので、点差的には普通かなっていう感じなんですけど、最後の最後で失点してしまって、そこがやっぱりずっとこのチームで課題になっているところなので、これからインカルに向けて、最後の方での集中力っていうのをとっと向上していければなと思います。

ー自身のプレーを振り返って
1ゴールは決められたんですけど、まだまだ決められる場面もあったし、もっともっとチームの勢いをつけるプレーができたと思うので、まあまだまだかなっていう風に思います。

ー夏合宿やサマーカップを振り返って
夏は結構練習量とかも多くて、チーム的にも結構雰囲気も良かったんですけど、 その中で最後の試合で最後の方に向けての集中力が結構良くて、そこで優勝できたので、そのいいところをもっともっとチームに落とし込んで、インカレに向けてどんどんどんどんいければいいなと。

ー今大会の意気込み
最終目標はインカレ優勝っていうことで、そこを大きく掲げているんですけど、やっぱり秋リーグ優勝することで全日本とかにも繋がるので、ここ2年間出てないので、そこでやっぱり全日本出てアジアリーグのチームとやるっていうのがやっぱりこのチームにとっていい経験になると思うので、秋リーグ優勝して全日本行きたいなっていう風に思います。

八戸監督

ー試合を振り返って、良かった点や逆に改善点などは見つかったか
良かった点は、約50分ぐらいはうちが完全にペースを握って ゲームをコントロールできていたので、ペナルティもなかったし、内容的にはコンディションも良くてすごく良かったと思います。ただね、60分通してコントロールするってのはなかなか難しい話だとは思うので、今日の内容に関しては非常に満足はしています。改善点というところでいくと、今日ちょっとレベルの差がありすぎたので、あまり何が悪かったとかっていうところが見えてこなかったんですけど、 今日は今日でもう終わったので、次に向けて準備してくってことですね。

ー夏の大会で優勝したが、監督から見て選手が特に成長したなと感じるところなどはあるか。
個々の体の強さとか、スピード、コンディショニング面、全体ですかね、非常に良かったと思います。あとはやっぱりチーム全体の盛り上がりというかね、空気感がすごくいいので、 これをどうやって維持向上させていくかっていうのが今後の課題かなと思ってます。

ー秋リーグ全体の目標
最終到達点としては、やっぱり優勝っていうのがあるんですけど。チーム全体で共有してるのは、やっぱり秋のリーグ戦の優勝。もちろん目指すところは目指すんですけど、 インカレ優勝っていうところを目指しているので、そこの最終ゴールにたどり着くまでのプロセスを大事にしようっていう話をこの間しました。

 

(記事、写真:福田菜緒、塚越香都)

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