2024年9月22日 キッコーマンアリーナ
スタメン(サーブローテーション順)
1 OH 柿崎晃 (商4)
3 MB 山﨑真裕 (総4)
10 OH 梅本春之助 (総3)
18 OH 舛本颯真 (総2)
4 MB 山根大幸 (商4)
5 S 村上連 (経4)
20 L 土井柊汰 (文2)
12 L 山田凛玖 (商3)
秋季リーグ折り返しとなる6戦目、昨日の敗戦から気持ちを新たに挑んだ中大は日大と対戦。2セットを連取された中大は3セット目を奪って立て直しを図るも、日大の攻守の粘り強さに競り負け今季2つ目の黒星となった。
第1セットは日大の3連続ポイントから始まる。直後に長いラリーで粘りを見せるも、思うように得点できない中大はタイムアウトを要求。その後は相手のミスも重なり点差を縮めると、柿崎晃(商4)のサービスエースや梅本春之助(総3)、舛本颯真(総2)の攻撃による5連続得点を決め逆転に成功した。この流れに乗りたい中大だが、互いの好レシーブもあり両者譲らぬ攻防戦が繰り広げられる。最後は日大にブロックアウトを取られ、23ー25と惜しくも2点差で第1セットを奪われた。
▲スパイクを打つ舛本
取り返したい第2セット。日大の先制点で始まるものの、柿崎が2連続で得点を決めて逆転。その後は互いに一歩も譲らない展開が続くが、日大に3連続ポイントを決められ、中大はすかさずタイムアウトを取る。このセットから入った尾藤大輝(経1)がブロックアウトで巧みに点を決めていく。しかし流れは変わらず中大は2回目のタイムアウトを要求。その後も相手のリードを許したまま21ー25で第2セットを落とした。
▲サーブを打つ柿崎
後がなくなった第3セット。ここから中大の多彩な攻撃が光り始める。序盤から山根大幸(商4)が相手ミドルのクイックを1枚で仕留めて流れを作ると、サイド陣の鋭いスパイクが炸裂。長いラリーの中で1点をものにした舛本は、拳を握りしめ力強く吠えた。その後セットポイントを握るもミスが続いた中大は相手に3点差まで迫られるが、タイムアウトを挟んで落ち着きを取り戻す。最後は村上連(経4)からの速いトスに応えて山根がAクイックを決め、25ー21で第3セットをもぎ取った。
▲トスを上げる村上
第4セットは第3セットの流れをそのままに中大が先制点を奪う。序盤からブロックポイントや舛本のサービスエースで3連続ポイントを決め、日大にタイムアウトを取らせる。そこから日大に流れをつかまれタイムアウトを取る中大。その後は互いにミスが重なり一進一退の攻防が続いた。柿崎のブロックや舛本の強烈なスパイクなどで3連続得点を決め、日大に2回目のタイムアウトを取らせる。その後、互いに譲らぬ接戦になりデュースに持ち込むが、最後は相手にサービスエースを決められ26ー28になり、今季2度目の黒星となった。
今季2敗目となった中大。次戦は明大との対戦。「まずは結果にこだわらず1戦1戦試合に臨んでいく」(柿崎)と意気込みを語り、チーム一丸となって戦っていく。
◆コメント◆
【柿崎選手】
──昨日から苦しい戦いが続いていると思うが今日の試合に関して
昨日の負けから気持ちを切り替えてやろうと思って、今日頑張ったんですけど、やっぱり1、2セット目は昨日と同様で、入りが悪くて、それに対して自分たちがどう打開していくかというのが今日の課題ではあったので、結果的には負けてしまったんですけど、3、4セット目は自分たちの気持ちの切り替えというか、そういった打開策が少し見えてきたので、そこはプラスに捉えたいですし、春リーグで勝っている状況でのこの秋リーグというのは、ほかの大学も力を入れてくるので、そのプレッシャーだったりとか、追われる立場になってどうしても受けてしまっている部分がこの2日間出てしまっていたのかなというふうに思います。
──プレーの部分で競り負けた要因
日本大学がレシーブもそうですし、1本で決まらない展開が多い中で、自分たちも攻めきれない部分とかが展開的にはあったので、最後の1、2点のところでそこの差が、日本大学の攻めの姿勢に対して自分たちが攻めきれない気持ちだったりとか、メンタリティのところで差が出たのかなと思います。
──春リーグではストレートで勝っているが、競った試合という点では共通している。日大の特徴としては
チームのバランスのところでアウトサイドの選手がレシーブができて、スパイクも派手なスパイクというよりはコースにしっかり叩いてきているとか、リバウンド取ったりとか、言ったら自分たちが一番嫌なプレースタイルのチームだと思うので、またミドルブロッカーとかも器用な選手が多い中で、自分たちのやりたいバレーになかなか持っていけない展開が春リーグもそうでしたけど、特に今日は顕著に出ていたのかなと思います。
──次戦に向けて
今週2日間は本当に苦しい試合展開で、負けから学ぶことの方が多いと思うので、今年のチームは4年生中心として動いてきているので、もう1回4年生・同期と話し合って、来週以降のゲームで、まずは結果にこだわらず1戦1戦試合に臨んでいくということを心がけてやっていきたいなと思います。
【山根選手】
──今日の試合を振り返って
昨日の試合も含め、これまで勝っていたチームという印象があり受けの姿勢になってしまいました。その流れを今日まで引きずってしまったのが今回の自分たちの反省点です。
──長いラリーも多く競った試合展開だったが、何を意識して戦ったか
相手の守りの粘り強さを実感しました。なので自分が打ちたいコースに打つというよりも人がいないところや相手コートエンドを狙った長いスパイク、高さのあるスパイクを打つことを意識していました。
──リーグ後半戦の意気込み
もうこれ以上負けられない状況になったので、また一から、自分たちの攻める中大らしいバレーが出来るように一生懸命練習していきます。
【村上選手】
──今日の試合を振り返って
昨日4冠目指してる中で負けて、前回春で専修に負けて、 そっからいいように繋がったんですけど、今回はそううまくいかなくて、やっぱりみんな受け身になってて、気持ちの部分で切り替えられてない部分もあったのかなって試合結果でした。
──自身のプレーを振り返って
昨日自分は1セット目の入りから調子悪くて、すぐ変わって、もう1回行こうと戻って、 これに比べたら今日は良かったと思うんですけど、自分が声出してもやっぱ全員で変わんないとダメで、自分のトスでチームの雰囲気を変えることが今日はできなかったからこういう結果になったかなって思ってます。
── 2セット先取され3セット目立て直すなかでどんなことを意識したか
もう後がないってことで、みんなも正直変なミスしないようにプレイが固くなってたんですけど、ミスを恐れずに、ミスしてもすぐ切り替えて、思い切ってやっていこうっていうのをみんな意識してやって、そしたらみんなミスもあったんですけど、それ以上に攻めたプレーが見れたので、こっからあと3セット取り返そうって思ってやってました。
──次戦に向けて
目標の4冠も大事なんですけど、1回それを考えすぎずに、目の前の1戦1戦勝ち切って、少しでも上位に入れるように頑張りたいと思います。
◆試合結果◆
●中大 1(23ー25、21ー25、25ー21、26ー28)3日大○
◆お知らせ◆
次戦は9月28日(土)に順天堂大学さくらキャンパス第3体育館で行われる対明大戦です。
(記事:松浦有紗・波多江紗希、写真:桑沢拓徒・松浦有紗・波多江紗希)
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