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【新体制対談】「研鑽」を掲げ新たなスタートを切ったスケート部に迫る 4年生 前編

昨年、念願のインカレ優勝を果たしたスケート部アイスホッケー部門。新体制になり「研鑽」というスローガンを掲げ、再スタートを切った。今回は4年生のDF斉藤愁馬(経4)、小野田蓮(経4)、FW藤間航哉(経4)、下坪久晃(商4)、横須賀大夢(総4)にインタビューを行った。〈聞き手:塚越香都、水﨑菜花、野村真、構成:野村真〉

▲「中大スポーツ」4月号を持っていただきました(左から順に斉藤、藤間、小野田、下坪、横須賀)

ー他己紹介

斉藤:自分は斉藤愁馬です、紹介するのは横須賀大夢くんです。あだ名がもんちゃんっていうんですけど、もんちゃんのプレーの強みは、ハンドリングがうまくて、あとやっぱりプレーがきれいっていうことがあるので、それで相手陣地を切り裂いていく、プレーが強みかなと思います。性格は、自分では完璧って言っているんですけど(笑)、ずっと寝てたり、仕事もちゃんとやってほしいなっていうのが過去にはあったり、だけど優しいところもあるので、いい人だなと思います。

横須賀:横須賀大夢です。自分が紹介するのは、下坪久晃くんです。彼はひさくんって呼ばれてて、今結構丸くなりました。プレーの強みは、自分も言われた通り、ハンドリングがすごく器用で、自分が思うのは誰とでも、マッチできるやりやすい選手だと思います、めちゃくちゃ面白いムードメーカーの子です。

下坪:中央大学、背番号34番の下坪久晃です。僕が他己紹介する人は小野田蓮です。蓮のプレーの強みは、やっぱり対戦していて、チーム1の大柄なので、長いリーチを利用した強烈なシュートと、鉄壁の守りだと思います。蓮は、高校から同じで、普段生活しているときはおしとやかで優しいんですけど、アイスホッケーになると、熱くなれるような、そういうやつです。

小野田:小野田蓮です。僕が紹介するのは、藤間航哉くんです。航哉のプレーの強みは、得点能力が高いところで、どんな試合に出ても大事な場面で、絶対に決めてくれるそういう高い得点能力が強みだと思います。航哉の性格は、本当に自分が今までに会った中で一番ってくらい優しい性格です。人だったら好き嫌い出てしまうと思うんですけど、そういうのが一切なく、誰にでも優しくしてくれるところです。

藤間:藤間航哉です。僕が紹介する人は斉藤愁馬くんです。愁馬のプレーの強みは、スケーティングがめっちゃ上手で、それを活かしたジャンプアップの攻撃参加、ディフェンスの選手なんですけど、攻撃がめっちゃうまくて、どんどん攻撃参加してくれるところがプレーの強みだと思います。愁馬の性格は、自分小6くらいから友達なんですけど、いじったら面白いみたいな(笑)。自分から、あんまりガツガツいく人ではないと思うので、別に面白いし、めっちゃ優しいんですけど、ちょっといじってあげた方が、愁馬の良さが出るんじゃないのかなと思います。

学年の雰囲気、他学年からはバラバラだと言われていたが

下坪:めっちゃ仲いい、まとまりはないけど(笑)、なんかしようってなったときの集まりはめっちゃ悪いけど、一番陽キャな、学年かなと思います。

下級生から個性が一番強いって、特に下坪さんの名前があがっていたが

下坪:確かに、他の学年と比べるとそうかもしれないです。(自身については)ありがたいです。

▲終始、笑顔あふれる和気あいあいとした雰囲気で答えていただきました

ー他学年との関係性、4年生から見た様子は

下坪:1年生は、めちゃくちゃ舐めています(笑)。思い返すと、自分が入寮したてのときとか、先輩と話すとか、全然怖いとかはないんですけど、すぐ行けなかったのを覚えているんですけど、今の1年生は普通にいじってきます。なんか、普通にラフな感じで話しかけてくれるので、舐めてる??って。

横須賀:びっくりしています。いつもの感じで、嫌だとかではないんですけど、びっくりする。

斉藤:びっくりする。

下坪:2年生はなんかずっとゲームやってる、インドア系、あんま活発に活動する、感じではない印象です。

小野田:3年生はバラバラっていう感じがして、同期会とかは結構するんですけど、私生活とか見てると本当にバラバラ、一人一人が好きなことして、誰かとやろうって感じではなくて、自分のしたいことをする、っていう感じで。

ーチームとして、個人として昨年を振り返ってみての印象、総括してみると

藤間:最終的にインカレ優勝できたので、正直、インカレ優勝できれば、全部オッケーみたいなところがあって、いいシーズンではあったんですけど、個人としては、そんなにあんま良い思い出が少なかった気がしてて、出られない期間が長かったりとか、うまくいかない時期が長かったりとか、それが結構あって悩んだ一年だったかなと思います。

小野田:自分的には、インカレで優勝できたのは、すごい良い経験になったし、そこを目指して、一年間頑張ってきたので、最後まで、優勝という形で終われたので良かったです。でも、他の秋リーグとか春リーグとかは、ギリギリ1位取れなくて。インカレ優勝できたってことは、その力があったけど、出せていなかった部分があると思うので、そこはチームとしても個人としてもインカレの目標に挙げているけど、他の試合でも、みんなインカレ優勝を目指してやっていれば、それも勝てて、1位取れたと思うので、僕は自分も反省しています。他の試合でも出し切れない部分があったので、そこは今年につなげていきたいって思っています。自分は全日本選手権の東北フリーブレイズ戦で、あの試合はプロとやるってなってて、自分プロとも良い勝負できると正直思ってなくて、それでもやってみたら意外とできて、それがみんなの自信にもなって。あの試合行ってなかったらインカレ優勝できてないって自分は思うくらいチームの自信にもつながった試合だったなと印象に残っています。

下坪:僕は日本一取れたってことがめちゃくちゃ印象的で。僕、小学1年生から、ホッケー始めて、今まで日本一という経験をしたことが無かったので、日本一の景色ってスゲーなっていう印象が今でも鮮明に残っていて。最高だったなっていうのが一つと、12月の初旬にあった全日本選手権で、プロの東北フリーブレイズと試合をしたときに、中央大学アイスホッケー部ってこんなにプロのチームと戦えるのスゲーって、なんか、ほんとにスゲーっていう語彙力ないけど、すごかったっていう印象に残っています。僕個人としてはとにかく必死でした。一年間、1、2年生となかなかプレータイムがもらえてこなかったので、試合に出ようって、もがいて、必死に練習に取り組んで、もがくシーズンでした僕は。

横須賀:自分は、インカレとか全日本に出てないんですけど、まずインカレに出たことないんですけど、今年の目標は出ることで、去年は、春リーグで決定力のなさがすごい浮き彫りになって、入りが悪かったんですけど、そこで課題を自分で見つけ出して、取り組んで、夏の試合と秋リーグに挑んだらすごい改善して、一応、出てた時は得点を取れていたので、すごい自分の中ではいいシーズンだったんですけど、一番大きい舞台に出ていないので、自分としてはそこが残念、みんな優勝できてすごい楽しそうだったので良かったです。印象に残っている試合は、出てないんですけど、インカレ決勝です。

斉藤:自分としてはなかなかずっと試合に出られていなくて、1年間ほぼずっと4つ目で、ベンチで声出しているだけのシーズンだったかなって思って。今年はもっと試合に出て活躍したいって思っています。インカレ優勝できたのはすごくうれしくて、自分もチームとして日本一になることは初めてだったので、これからもう一度味わいたいと思います。印象に残った試合は、自分は、インカレの東洋戦で、自分はその時4つ目で、3つ目のセンターで卒業しちゃった時田さん(時田峻亮=令和7卒)が、ケガしちゃって、代わりに急に出るってことになって、時さん(時田)と結構普段から仲良く話していて、裏で結構よくしてくれていた先輩で。その先輩のためにも気持ちが入って今でも一番印象に残った試合かなと思います。インカレの関大戦、その前の年のインカレで負けている相手でもあって、その前に東洋に勝って、結構チームとして勢いがついていた部分もあって。東洋戦で時さんケガして、関大戦もキャプテンの種さん(種市悠人=令和7卒)もケガしちゃって、4年生が最後のインカレで、2人もケガしちゃって、出られなくなる状況になった時に、たぶんチームのみんながより一層、4年生のために、ってなったかなと思います。

ー昨年インカレの関大戦、3,4年生はだいぶ堅かったって

下坪:意識はしていたと思います、(昨年)負けていたので。

小野田:ガッチガチでした。

ー最初負けてて、立て直せたきっかけって

一同:こたさん(堤虎太郎=総4)かな(笑)

下坪:2ピリで出てきて、得点してくれて、その時にみんなの緊張がとけた、いけるっていう雰囲気になって、チームも、1ピリはなんか、やばいやばいって、また負けるんじゃないかっていう悪夢が出て、堤虎太郎が出るってなって、出たらもうポンポンと点数決めたときに、ベンチの雰囲気もやっぱり違かったです。なんかもう本当に、行くぞ、シャー!みたいな空気になりました。あの試合は、堤虎太郎のおかげですね。

ー堤さん含めて、海外に行く選手からの刺激って大きい

藤間:ありますよ。

下坪:レベル違うプレーとかするんだよね、目の前で、影響受けるっていうか、シンプルにエグ、っていうそんなことできるの、って刺激受けますね。

ー最上級生として、今年のチーム状況、さらにどうしていきたいか

下坪:今年入ってきた1年生、世代のトップの人たちがいっぱい入ってきて、練習でも結構うまいなーって、1年生に対してはそういう印象で、まだ始まったばかりなので、そこまでまだわかってはないかな。

横須賀:今は、競争率が激しい、1年生もうまいんですけど、2、3、4年生も経験もあるし、ちゃんと実力もつけてきてて、争いが激しくて今後もその争いが一年間ずっと続くんじゃないかなって思ってます。切磋琢磨してくれることを願います。

斉藤:去年とかに比べれば、練習とかも増えてきて、今年はそれを感じて、試合になるより感じて、練習からそういった(良い)プレーが増えてきてるなと思います。それを今後も続けていけばどんなチームも強くなると思うと感じてます。

小野田:競争率っていうのが今すごく高くて、去年とかだったら、こんなに争ってないっていうか、この人が出るよね、っていう人がいたので、今年くらい、バチバチ、みんなが、俺が試合に出る、っていうのが伝わってくるプレーなので。これを続けていけば、下からの追い上げっていうのは、試合に出てる人たちからしても、プレッシャーになって、チームの底上げにもなって強くなっていくと思うので、これをずっと続けていけば良いのかなと思います。

ー寮生活について、自分の部屋は

小野田:6人いるんですけど、2部屋、4人部屋に別れていて。自分4人部屋にいるんですけど、そっちの方は、仲いいです。1年生だから気を使ってるとかは自分的にはないと思ってて、冗談とか言ったり、言われたりもありますし、みんな同じくらい、しゃべんない人がいないくらい、1年生は入ったばっかりなんですけど、1年生のほうからも全然話しかけてきますし、雰囲気は良いかなと思いますね。

下坪:自分の部屋はまじで溜まり場みたいな、そういう存在。各学年、どの学年もきます。自分の代でよく来るのは、荒木零士(総4)とモンちゃん(横須賀)がよく来て、とか、あとは僕の一つしたの部屋っ子が澤口輝(商3)で、その同期も来て、ゲームしたり、話したり。その下の代、獅竜(小岩獅竜=商2)の代がずっといるんですけど、ベッドで眠いのに、うるさいなみたいによく聞く。(笑)1年生はまだ入寮したてなので、あんま来ることないですけど、ちょくちょく来たときでも全然、一緒にゲームしたりとか和気あいあいとしてますね。

横須賀:自分も今、一1人部屋に移動してしまって4人部屋なんですけど、もう片方のほうが。3年生1人、2年生1人、1年生2人入ってきてるんですけど、1年生とまだ、ちゃんとした会話したことないんですけど(笑)、中で仲良くしてる感じは見えるんですけど、ちゃんと見てないのでどうかはわからないんですけど、2、3年生の子は1人は3年生の子は自分小学生の頃から一緒で小中と。高校は違うんですけど、大学と一緒で、仲良いし。2年生もいじったら面白いし。1年生おいといて、2,3,4年生は仲の良い部屋だと思います。

斉藤:自分の部屋はたぶん、一番真面目な部屋かなと、思います。今、1年生が高瀬優一朗(総1)って言う子が入ってきて、いまU18の合宿で頑張ってるんですけど、2年生、3年生含めてしっかり仕事をやってくれるんですけど、面白さにかけると言うか(笑)、ちょっと物足りないところがあるんですけど、も面白くはないけど、でも全然、ずっとしゃべってたり、元気な部屋でもあるので、真面目で元気で、もし静かになりたいって人がいればきてくれれば、静かに休める環境があるのかなと思います。

藤間:自分の部屋は結構、ゲームしに来る人が多くて、集まる人が多いので、基本、賑やかな部屋なのかなと思いますけど、部屋っ子たちは、一日中寝てる子しかいないので、そこはなんか心配にはなりますね、こいつらほんとに大丈夫かなって。

▲寮での自炊について

ー寮での生活で、自炊はしますか、得意料理は

横須賀:別れると思います、する人としない人で。たぶんこの中だと航哉と愁馬がうまそうな、ちゃんとと調味料から一から始めてる感じの、みんな素とか使いがちなんですけど。

下坪:すぐどっか行っちゃいます、ご飯食べにとか、出来上がってるものとか買ってきちゃいます。でも料理したいとは思ってます(笑)。フライパン持って立ってたら、珍しい、みたいな、ほんとにそういうキャラです。自分でいうのもあれだけど、頑張ります。おしゃれなスープ、魚とか焼いてみたいです。

斉藤:カレーとかですかね。

藤間:豚バラ大根とか、、トリチリとか。

斉藤:隠れてるけど小野田も料理しないです。

小野田:いや、最近めっちゃ見て自分で作ってる、昨日は寝過ごしてフード行けなかったんで、唐揚げ作りました。

ー最後にチーム、個人の目標

斉藤:チームの目標は、インカレ連覇、欲を言えば、三冠。まず目先の目標は春優勝、最終的な目標はインカレ、三冠、を成し遂げたいなと思ってて、個人としては、試合に出て、活躍したいのはもちろんですけど、悔いのないようにあと1年間楽しんでもらえればなと思います。

横須賀:三冠もそうなんですけど、自分としてはホッケー以外で何か興味あることとか、新しいことホッケー以外で、ホッケーだけだと狭いんで、勉強でもなんでも、なんでもいいから得意なことを外に出て、いろんな発見をしたいです。ホッケーは三冠です。

下坪:やっぱり連覇、もう1回、日本一になりたいっていうのと、個人としては完全燃焼、最後の年だし、今この環境が一つに向かって何かを成し遂げようとしている、それ自体が無くなってしまうので、やり残したとか、後悔とかなく、やり切ったと思えるようなシーズンにしたいと思います。

小野田:自分も同じなんですけど、インカレ連覇、三冠はしたいんですけど、欲を言えば全日本行って、プロに1回勝ってみたいなとは思いますね。個人としては、自分も卒業したらアイスホッケーやるかわからないので、悔いなくやりたいですし、今年はたくさんポイントしたいなと思います。

藤間:自分もやっぱり三冠、夏を入れれば四冠。さっき蓮の行ったみたいに、全日本も勝ってみたいし、結局インカレ優勝できればいいかなって部分もあるかなって。個人としての目標はあんまりなくて、3年生までは自分が試合に出なくては意味がないって考えていたんですけど、正直4年目は勝つことがすべてだと思っているので、自分が出ても出てなくてもチームが勝てればそれでいいかなって思います。

▲自身の抱負を色紙に込めていただきました

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八戸監督のインタビュー記事も随時更新します。併せてご覧ください。

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