2021年9月13日 笹目公園野球場
昨年に続き秋季リーグ優勝を目指す中大の初戦の相手は東洋大川越。全日本大会は惜しくも2回戦敗退となったため、その悔しさを晴らすべくリーグ戦に臨む。
中大の先発は山下乃亜(文2)。立ち上がりで落ち着くことができず、初回に二死一、二塁から中前適時打で1点先制される幸先の悪いスタートとなった。しかし、その裏には相手のエラーも絡んで、一死満塁のチャンスを作ると、長野壮一郎(経2)の犠打で1点を返し、1-1の同点とした。
▲9回を3失点で完投した山下
同点で迎えた4回。二死満塁から相手の8番打者に振り逃げを許し、1-2とされる。その後の5回にもさらに追加点を奪われた。逆転を狙う中大はその裏に無死二、三塁のチャンスを迎えるが、モノにできず後半戦に移る。
▲初回に同点の足掛かりとなった樺澤将(経2)
山下は6回から着実にアウトを重ね、3失点で完投し、「点を取られたなりに踏ん張れた」と自身のピッチングを評価した。
8回には吉味剛希(商3)のセンターへの二塁打が飛び出し、相手のエラーも重なり二死一、三塁とする。勝ち越しのチャンスで打席に立った代打の市毛雄大(法1)が適時打を放ち、1点を返すが、その後が続かず9回へ。9回は得点できずそのままゲームセット。中大はこの試合2-3で敗戦を喫し、秋季リーグ初戦を惜しくも落とす結果となった。
▲8回にホームに生還する星野一希(経2)
中島修平主将(経3)は「うまくかみ合ってない部分が今日は出てしまった」と振り返った。最上級生である3年生が多数引退し、下級生主体の新チームで挑む難しい状況ではあるが、秋季リーグ優勝を目指す中大にとってここからの試合は負けられないものとなる。一戦必勝で試合に臨む選手達から目が離せない。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
東洋大川越 100 110 000=3
中 大 100 000 010=2
(記事:鎌田怜穂 写真:鎌田怜穂)