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全日本開幕!豪打快投で貫録コールド勝ちー第47回全日本学生軟式野球選手権大会 対九大

2024年8月25日 東京都・スリーボンドスタジアム八王子

ついに全日本大会が開幕。中大は東都第一代表として2回戦からの登場となった。対する九大は1回戦で11得点をあげた打線を擁する。乱打戦も予想されたが試合は終始中大のペースで進み結果は7回コールドで勝利。昨年度全日本王者としての貫禄を見せつけ、翌26日の準決勝へと駒を進めた。

試合は2回裏から大きな動きを見せた。この回中大は5番牧温人(法3)の2本のヒットを含む打者一巡の猛攻を披露し一挙6点を先制した。牧が試合後「相手のエラーやミスを見逃さずにできた」と語ったように中大は4安打に加え4つの四死球を相手からつかみ取った結果としてのビックイニングだった。

▲2安打の活躍を見せた牧

大量得点を受け取り九大打線に対する中大先発はエース牧。今日も5番打者として2回に2安打と打線を引っ張るエースは援護にこたえ、4回途中まで一人のランナーも許さない素晴らしい投球を披露した。この好投が打線にさらなる流れを呼び込んだ。

5回裏7番山村駿悟(経2)がこの試合2安打目となる内野安打で出塁すると死球、犠打でチャンスを拡大した。打席には1回にヒットを放っている1番海老沼樹喜(経2)がレフトへの2点タイムリーとなるエンタイトル2ベースヒットを放ち貴重な追加点を決めた。続くチャンスも2番小牧颯太(経2)がしっかりものにしこれで9対0。あと1点でコールド勝ちとなるがその後のチャンスで得点できず試合は後半戦に突入する。

牧の疲労を考慮し中大は継投策に出る。エースからバトンを受け取った立谷俊太朗(法2)は相手に流れを渡さないピッチングで1回無失点の好投を見せた。点差は動かず7回表。この回を2点以内に抑えられれば規定によりコールドが成立するが味方のエラーもあり中大は3点を失ってしまう。

▲2番手で登板、無失点の好投を見せる立谷

しかしその裏四死球とエラーで二死満塁のチャンスを作り打席には牧。試合後この打席を振り返り「どんな形であれ決めようずっと考えていた」と語るように結果はフルカウントまで粘っての執念で四球をもぎ取った。これで中大はコールド勝ちとなるサヨナラを決めた。

スコアを見れば中大の強さは一目瞭然だが中大ナインに油断はない。正捕手を務める寺沼樹(商2)が「四球を出してしまったりとか、ボール先行してしまうことがあると、強いチーム相手にはやられてしまうと思うので、そこはピッチャーにこだわってほしい」と語るようにより確実な勝利を求め、部として初の全日本連覇を目指し中大は進む。

 

◆試合結果◆
〇中大10 - 九大3●

九 大000 000 3

中 大060 030 1☓ (規定によりコールド)

(記事:湊谷昂太郎、写真:松本あゆみ、渋谷海翔、松岡明希)

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