2024.10.20 早稲田大学所沢キャンパステニスコート
各大学1、2年生が出場する関東学生ソフトテニス新進大会が冷たい風の吹く所沢で開催された。今大会は、秋季リーグ戦に向けたメンバー争いがあるなかで下級生が力を示す絶好の大会である。中大からは6組が出場し、関川結斗(法2)・中尾彦斗(経1)組、長野瑛寿(経1)・谷口健斗(経1)組がベスト16入りを果たした。
▲笑顔を見せる長野・谷口組
ベスト16決めから行われた大会2日目。5回戦で関川・中尾組は序盤から連続で3ゲームを取られ、一気にゲームカウント1-4と追い込まれる。しかしそこから3ゲームを取り返し4-4に持ち込むと、ファイナルゲームを7-5で制し勝利を収めた。中川雄太(経2)・宮下武輝(経2)組は敗れたものの、1年生ペアながらインカレベスト64入りを果たした長野・谷口組はゲームカウント5-2で盤石の勝利を飾った。
6回戦では関川・中尾組、長野・谷口組ともにファイナルゲームにもつれ込む接戦のなか、あと一歩及ばず4-5で惜敗となった。長野・谷口組は3ゲームを先取しながらも徐々に相手のペースに飲まれ、後半にかけてミスの隙を突かれポイントを取られる場面が多くなってしまった。関川・中尾組は黒坂・野口組(日体大)と対戦。優勝を飾った強豪ペアを相手にした一戦で、普段から組むペアでないこともあり「いけるところまではいけたが、やってきたことをあまり出せなかった」と中尾は振り返った。
▲2度目の新進大会に挑んだ関川
ベスト16で敗れた中尾はインカレでダブルスベスト8入り、出場した団体戦では3位を飾ったほか、インカレ後のJOCジュニアオリンピックカップで準優勝と結果を残して今大会に臨んだ。1年生にしてはいい結果であるとインカレの結果に対し一定の満足感は示した一方で、「他大学の1年生にはもっと結果を残している人もいる」と語り、インカレ後さらに上を目指すために1本にこだわること、サーブやレシーブの強化を重点的に行ってきた。
新体制に移行後初のリーグ戦となる秋季リーグ戦は2週間後に迫る。リーグ戦に向けて中尾は「春季リーグ戦は3位で、自分自身は1勝4敗というひどい結果だったので、秋は勝ち越しは最低限で、全勝賞を目指してリーグ優勝も目指したい」と目標を高く据えている。1、2年生の活躍が必須となるリーグ戦で、チームの中心に躍り出るのは誰なのか、新生チームの躍進に期待がかかる。
▲中大の出場メンバーで唯一のインカレ団体戦出場者である中尾
◆大会結果◆
5回戦
○関川・中尾組5-4本杉・菅原組(国学大)●
○長野・谷口組5-2深海・斎藤組(日体大)●
●中川・宮下組2-5奥田・保住組(立大)○
6回戦
●関川・中尾組4-5野口・黒坂組○
●長野・谷口組4-5高橋・野本組(法大)○
(記事、写真:琴寄永里加)
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