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中大相撲部、相撲の聖地で奮闘 団体ベスト8 ー第103回東日本学生相撲選手権大会

  • 2024年6月9日 東京都 両国国技館

中大相撲部は両国国技館で行われた第103回東日本学生相撲選手権大会に出場した。両国国技館は、大相撲の本場所が行われるいわば「相撲の聖地」のような場所だ。この大会は、上半期で最も権威のある大会であり、客席には大相撲の関取が見守る注目度の高い大会となった。Aクラスに所属する中大相撲部は団体でベスト8と奮闘した。

・団体戦

先鋒 市川太陽(法3)

二陣 竹田連汰朗(法1)

中堅 田村吏玖(法3)

副将 吉野一颯(商3)

大将 久保海心(文4)

の布陣で挑んだ。

・予選一回戦(対国士大)

先鋒の市川が突き倒しで勝利し中大に勢いをつけると、続く選手も続いて勝利し5-0で中大が予選一回戦を勝利した。


▲取組前に闘志をたぎらせる先鋒市川

・予選二回戦(対早大)

予選一回戦で勢いに乗った中大は、二回戦も先鋒の市川が突き出しで勝利を収める。しかし二陣の竹田が川副(早大)に押し込まれ、押し出しで敗北してしまう。続く中堅の田村が勝利し、副将戦で吉野が魅せる。大柄な横山(早大)をすくい投げで下し、「小さくても勝てるところを見せることができた。(観客が)沸いていたので、気持ちよかった」と語った。大将戦で久保は敗れてしまったが3-2で中大が予選を2連勝し決勝トーナメントに大きく近づいた。


▲すくい投げで勝利を収めた副将吉野

・予選三回戦(対日体大)

2連勝で勢いに乗る中大。次の対戦相手は、優勝候補の日体大。ここは決勝トーナメントで勝つための試金石だ。大将を今田光紀(法1)に代えて挑んだ中大は果敢に挑むが、日体大に押し込まれてしまい0-5で敗戦した。中大は予選6位で決勝トーナメント進出を決めた。


▲強豪相手に果敢に挑む二陣竹田

・優秀8校決勝トーナメント一回戦(対東農大)

ここからは負けられないトーナメント戦。初戦の相手は予選3位の東農大。先鋒戦、二陣戦と2連敗でもう1敗もできない絶体絶命の状態に。続く中堅戦、田村が突き落としで佐藤(東農大)を下し望みをつなぐも、副将の吉野が敗れベスト4の夢は途絶えた。大将戦、今田が意地を見せ突き落としで勝つも2-3で敗戦した。今大会でもベスト8の壁を超えることができなかった。


▲大将戦で突き落としで勝利を収めた途中出場の大将今田

 

◆試合結果◆
・団体戦

予選1回戦

○中大5―0国士大●

予選2回戦

○中大3―2早大●

予選3回戦

●中大0―5日体大○

決勝1回戦

●中大2―3東農大○

①日体大②東農大③拓大、東洋大▽ベスト8中大

・個人戦

市川太陽(法3)、竹田連汰朗(法1)、吉野一颯(商3)、田村吏玖(法3) 2回戦敗退

久保海心(文4)、今田光紀(法1)、兼田尚柔(法1) 3回戦敗退

◆コメント◆

<吉野一颯>

―本日の相撲を振り返って

予選は自分の持ち味、スピードが持ち味なんですけど、それを活かせたのですが、決勝トーナメントからは「壁」っていうものを感じたなと。もっとしっかり押せるように、しっかり練習を積み重ねたいなと思いました。

 

―パワーの面で?

そうですね、力不足だなっていうのは感じましたね。上には上がいるっていう言葉はありますけど、自分自身がかなり小さかったんじゃないのかなあと。足りない部分があって、課題が見えたんで。

 

―早稲田戦、すくい投げを振り返って

チームもあそこは勝たないといけない所だったので、そこたまたま僕が勝てたというのは大きかったんじゃないかと思いますね。結構(観客が)沸いていたんで、やっぱり気持ちいいです。関係ないですからね、小さくても勝てるというところは皆さんに見せられたんじゃないかと思いますね。

 

―せっていた、途中からすくい投げを狙っていたのか?

あれはもう一か八かなんですよ。考えている暇もなくて。立ち合い当たった時に、すごい自分の中で感触は良かったので。その流れで勢いのまま相撲を取れたんじゃないかと、ああいう形の決まり方になったんじゃないかと思いますね。

 

―今後に向けて一言

チームとしては11月のインカレ、そこに向けてみんな目指しているので。個人もそうですけど団体を優勝できるように、僕自身も頑張るというのは一つで。

 

チームとしては、どうしてもベスト8で止まっちゃうところはあったので。ベスト4以上を確実に取れるようにしていきたいなというふうには思っています。

 

<竹田連汰朗>

―団体戦を振り返って

良かった点はあまりなかったです。ただ、他の強い大学の選手とやって自分の今後の自分の課題がいっぱい見つかったこところは良かったです。 悪いところは腰が高く、すぐ引いてしまうところです。

 

―個人戦を振り返って

個人戦も、土俵際までは押せましたが腰が高くまわしを取られ負けてしまったのでやはり腰が高いことが悪いです。

 

◆お知らせ◆
次戦は7月14日(日曜日)に金沢市の卯辰山相撲場で行われる全日本大学選抜相撲金沢大会です。

また、8月14日(水曜日)に青森県の十和田市屋内グラウンドで行われる全日本大学選抜相撲十和田大会への出場も決定しています。

(記事:小林陽登、紀藤駿太 写真:湊谷昂太郎、小林陽登、紀藤駿太

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