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松川主将100バタ&1年楠田200平&女子8継で銅―第100回 日本学生選手権水泳競技大会・4日目

男子50m自由形B決勝

東方は23秒00の4位でフィニッシュした。レース後には「レースの雰囲気とかに飲み込まれてしまい、思うように結果が出せなかった」とした上で「B決勝を前に、みんなに行けるぞとかめっちゃ応援してもらって、中大チームを背負って頑張った」と話した。

男子50m自由形決勝

田中は22秒80の7位でゴール。ベスト更新の予選タイムと同じだった。小山が22秒88の8位で続いた。田中は「中大全体の流れを悪くさせないためにも、やっぱり笑顔で泳ぎ切ることを意識」したと話し、後に続く選手に向け「中大最強」とエールを送った。

女子100mバタフライ決勝

長谷川は折り返しでは3位も中盤以降でペースを落とし、59秒33の5位でゴールした。「色んな辛いこともあったが、楽しいレースだった」と振り返った。

男子100mバタフライ決勝

予選1位通過の松川は横並びの中4位で50mを折り返すと、以降も勢いを落とさず安定した泳ぎを見せ、52秒39で3位となった。「後半勝負で負けてしまったが、自分のレースができたので悔いはない」とまとめた。

古川は折り返し3位の力泳を見せるも、後半伸び切れず52秒90の5位となった。松川とのレースに「一緒に戦えたことは本当にうれしい」として「ずっと晟士1人にこの種目を戦わせてきたので、やっと任せきりではなくなったという感じで、一緒に頑張ろうと思ってた」と話した。

▲表彰台での松川主将

男子200m平泳ぎB決勝

山本は序盤4位につけ100mまでそれを維持。しかし150mで6位となり、フィニッシュでは2分13秒44の7位だった。不調が続いた中で最後のインカレを経て山本は「復活という形でインカレを最後泳げた」と総括した。

女子200m平泳ぎ決勝

楠田は4位で最初の折り返しを迎えるも、先頭集団に食らいつき100mまでに2位に上げた。終盤4人ほどで2位を争う接戦になり、フィニッシュでは2分27秒26の3位となった。初日に200m背泳ぎで銅メダルを獲得した、同じ1年生の弘中に続く形となった。「素直に嬉しいが、順位よりもタイムを狙っていた部分があり、思うようなタイムが出なかったのは悔しい」と語った楠田は、目標としていた24秒台には届かず「結果には全然満足していない」とも口にした。

▲メダルを手に笑顔を見せる楠田

男子4×200m自由形リレーB決勝

オーダーは予選から変更せず、中山、蓮沼、福田、松村の順で泳いだ。中山は序盤50mを7位で入ったが、100mまでに4位となり蓮沼に引き継いだ。蓮沼も300mで3位まで上げ、順位をキープ。福田は途中2位に浮上したが、再度3位となった状態でアンカー松村に引き継いだ。松村は序盤から飛ばし、一気に1位まで躍り出ると、以降さらにリードを広げフィニッシュ。7分24秒26でB決勝を制した。

中山は、A決勝進出を逃し「予選は悔しくて泣いてしまった」と明かし「B決勝でこのメンバーともう一度戦えて、B決勝ですけど1位を取れてタイムを上げられたので良かった」と話した。

蓮沼は8継を「花形種目」と表現し「今年負けたからこそ、来年につながるところや改善点が見つかったので、そこは来年に生かせる」と次を見据えた。

女子4×200m自由形リレー決勝

1泳・弘中はそのままに、2泳に今野凛々香(文4)、3泳に澤野、アンカーに池本が入った。弘中は100mまで2位につけ、その後は3位で今野へ。今野は序盤から2位まで浮上し、300mまで順位を保ったが、350mで4位、400mで8位まで転落した状態で澤野に引き継いだ。澤野はそこから4位まで立て直すと、終始順位をキープし池本につないだ。池本は3位と身体一つ分ほどの差を追い、ラスト25mほどのところで逆転。そのまま8分06秒60の3位でフィニッシュした。

弘中は、メンバーに対し「スタート前に『行ってきます』と声をかけた時に3人が笑顔で『頑張れ』って言ってくれて最後の第一歩を踏み出せたので、本当に感謝しかない」と話した。

今野は最後のレースを終え「このチームで良かったという一言に尽きる」と話し「これまでの努力とか、感謝してるという気持ちをみんなに見せられた」と続けた。

澤野は「このメンバーで一緒に練習して、みんなと一緒にメダル取ることができてすごくうれしい」と喜びを語り、今後に向けては「ここで自分の弱さをすごく知ることができたので、1年後もっと強くなって帰ってきたい」とした。

池本は最後の追い上げについて「神奈川大が横にいて、これはいけると思った」と話し「最後の力を振り絞って中央大学のみんなにメダルをかけさせてあげたいというふうに思ったので、それがかなって本当にホッとしている」と振り返った。

▲表彰台での8継メンバー(左から弘中、今野、澤野、池本)

 

決勝結果一覧

名前種目タイム結果
東方琉河(総1)男子50m自由形B決勝23秒004位
田中厚吉(法4)男子50m自由形決勝22秒807位
小山陽翔(法3)22秒888位
長谷川葉月(文2)女子100mバタフライ決勝59分33秒5位
松川晟士(法4)男子100mバタフライ決勝52秒393位
古川裕基(総4)52秒905位
山本聖蓮(法4)男子200m平泳ぎB決勝2分13秒447位
楠田夢乃(文1)女子200m平泳ぎ決勝2分27秒263位
中大男子4×200m自由形リレーB決勝7分24秒261位
中大女子4×200m自由形リレー決勝8分06秒603位

 

なお学校対抗得点の総合成績は、男子が248点で6位。女子が244点で4位となった。

 

(記事:桑沢拓徒・日向野芯、写真:渋谷海翔・琴寄由佳梨・日向野芯・村野風珈)