■男子800m自由形タイム決勝
中山響(総2=イトマン東京)が4組で出場。最初の折り返しでの3位からその後の50mで2位まで上げ様子をうかがう。その後も安定した泳ぎで順位を維持し、最後の折り返しでトップに立つと、そのまま8分03秒64でゴールした。午後の決勝時間に行われた最終5組目のレースの結果により、最終的な順位は6位となった。
■女子200m個人メドレー決勝
澤野は序盤から前に食らいつく懸命な泳ぎを見せたが、最初の折り返しでの7位から150m地点にかけて徐々に遅れを取る形となり、ゴールでは一つ順位を落とした8位でのフィニッシュとなった。タイムは2分16秒41だった。決勝後、「まだ全然戦えないなというのがすごく分かったレースだった。自分の課題もすごく見えてきたので、そこを頑張っていく」と話した。課題については「バック(背泳ぎ)、ブレ(平泳ぎ)の中間泳のところが早いほど戦えるところがあるので、そこを特に強化していきたい」としている。
▲「自分の課題もすごく見えてきた」
■女子50m背泳ぎ決勝
弘中は終始ペースを崩さず最後のレースを泳ぎ切り、29秒01の5位でフィニッシュを迎えた。午前中に行われた予選で出した自己ベスト29秒20を再び更新した。「アップの感じからバサロの調子が良くて、予選よりも上げられる自身はあった」と明かした一方で、「まさかここまで行くとは思っていなかったので、素直にうれしい」と驚きを交えて話した。今後は「50mでスピードが出たことが分かったので、それを100m、200mに生かしたい」としたほか「前半怯えずに積極的なレースができたら」とも話し、自信を得た様子だった。
■女子100mバタフライ決勝
池本と長谷川が泳いだレース。25mまでは長谷川が若干池本をリードする形となり、折り返しでは、その差0.1秒で長谷川が4位、池本が5位で入った。だがその後ペースを上げた池本が58秒65の3位でフィニッシュ。一方の長谷川は失速し59秒68の6位となった。
結果に関して池本は「ラッキー3位」と笑顔で受け止め、「バタフライは気負わず出場できる種目で楽しむ余裕があるので、それを力に変えてしっかりと結果を出す」と今後を見据えた。また自由形での海外選手とのレースを経て「海外の選手と戦うことが数少ないので刺激をもらっているし、近い年齢の人が54秒53秒を普通に出しているので、日本人も負けてないぞというところをしっかりと見せていくにはタイムを出さないといけない」とし「言葉だけでなく行動で示したい」と語った。
▲「バタフライは気負わず出場できる種目」
■女子200m平泳ぎ決勝
楠田は50mでの3位から先頭を追い、100m地点で2位、150m地点でトップに立った。ラスト50mで加藤心冨(スウィン鴻巣=早大)との接戦になったが競り勝ち、2分25秒47で金メダルを手にした。この1年間を「大学に入って慣れないこともあり、いまいち調子が上がってなかった」と振り返ったなかで「日本選手権やジャパンオープンで優勝したことがなかったので、それは一つ収穫」と語った。
▲接戦を制し金メダルを手にした楠田
■決勝結果一覧
選手名 | 種目 | タイム | 順位 |
---|---|---|---|
中山響 (総2=イトマン東京) | 男子800m自由形タイム決勝 | 8:03.64 | 6位 |
澤野莉子 (文2=イトマン東京) | 女子200m個人メドレー決勝 | 2:16.18 | 8位 |
弘中花音 (文1=イトマン東京) | 女子50m背泳ぎ決勝 | 29.01 | 5位 |
池本凪沙 (法4=イトマン東京) | 女子100mバタフライ決勝 | 58.65 | 3位 |
長谷川葉月 (文2=イトマン東京) | 59.68 | 6位 | |
楠田夢乃 (文1=藤村SS) | 女子200m平泳ぎ決勝 | 2:25.47 | 1位 |
(記事:桑沢拓徒・森田華瑠、写真:桑沢拓徒・松浦有紗・森田華瑠)