2021年10月31日 Bコート 会場非公開
スタメン
3WS 鍬田憲伸(法4)
2MB 佐々木潤 (総4)
8WS 佐藤篤裕(法3)
11WS 藤原直也(経2)
19MB 山根大幸(商1)
4S 伊藤洸貴(経4)
16Li 山本涼(経2)
1ヶ月間に渡り行われた秋季リーグ戦も、とうとう最終日を迎えた。前日の決勝進出をかけた早大戦では、ここまで全勝の相手に第1セットを先取するもセットカウント1-3で敗北。同じく決勝進出を逃した筑波大と、3位入賞をかけ対戦した。第1セットから多彩な攻めと安定した守備で圧倒し、3-0(25ー20、25ー19、25ー21)でストレート勝利。秋季リーグ戦3位入賞を果たした。
▲サービスエースが決まり喜ぶ選手たち
優勝が懸かる早大戦では、「サイドアウトをしっかり取れなかった」(山岸隼主将・法4)と今季課題にしてきたレセプションがうまく立ち回らず、点差を広げられてしまった中大。第1セットを先取していただけに悔しさをにじませながらも「負けたことはしっかり切り替えたい」とし、迎えた3位決定戦では筑波大を圧倒した。
第1セットでは、チームの主力である鍬田憲伸(法4)や佐藤篤裕(法3)のスパイクで先制すると鍬田のサービスエースも決まり3-0とリード。さらに、藤原直也(経2)がラインいっぱいのクロスを見せるなど多彩な攻撃が光り、13-8で相手からタイムアウトを奪う。その後も勢いは止まらず、一度もリードを許すことのないまま25ー20で第1セットを先取した。
▲ブロックで貢献した1年生の山根
続く第2セットでは、安定した守備力で相手のミスを量産。佐々木と藤原によるセンターでの高い2枚ブロックがはまり先制点を挙げると、その藤原がブロックアウトに成功しチームを勢いづける。相手に連続でタッチネットを取られ8-8の同点に追いつかれる場面でも、山根大幸(商1)と藤原のブロックが決まるなど守備で流れを渡さなかった。連続得点で相手を突き放し、25ー19で第2セットも奪った。
▲スパイクを打つエース鍬田
勝利に王手をかけた第3セットは、序盤リードを許し1-5でタイムアウトを取る展開に。直後に鍬田のバックアタックが決まり、流れを引き戻したいところだったが、一進一退の攻防戦が続く。そんな中で、佐藤がサイドからの難しい角度でクロスを決めるなど要所で連続得点を重ね、11ー11に並んだ。後がない相手と競り合う16-16の場面では、鍬田が相手の3枚ブロックに捕まるもブロックアウトを成功させ、このセット初の勝ち越しに成功。さらにセット後半からは、ブロックによる得点もうまれ先に20点台に達すると、選手達は喜びを見せた。24ー20、最後は山岸主将のサービスエースで筑波大を下した。
▲喜びを分かち合う選手たち
2019年以来2年ぶりとなった秋季リーグ出場。例年の総当たり戦ではなくグループ戦というイレギュラーな形ではあったものの、選手達は試合ができる喜びを胸に舞台に立った。リーグが終わると、12月には全日本インカレ、天皇杯と大一番が控えている。1年間チームが掲げてきた大学日本一をめざし、残りの一ヶ月も戦い抜く。
◆試合結果◆
〇中大3(25ー20、25ー19、25ー21)0筑波大●
(記事:河辺希乃佳 写真:守屋七菜、佐藤ちひろ)