昨年、今年と2年連続春の高校バレーで準優勝を果たした鎮西高の舛本颯真(総1)が白門をたたく。「ザ・エース」と呼ばれ、闘志あふれるプレーでチームをけん引し続けた逸材は中大入学前に何を語るのか。(聞き手、構成:守屋七菜、関拓斗)
──どうして中大を選びましたか
「最初は他大への進学を決めていたんですけど、試合を重ねていくうちにコーチとか親と相談して、もっと上に行ったほうがいいって言ってくださったので、全国でトップの中大を選びました」
──中大のイメージを教えてください
「試合をしているときは本当にのびのびと楽しそうにやっているのが1番の印象です」
──大学4年間で伸ばしたいところはなんですか
「技術もそうなのですけど、まずは人間性というところを1番心掛けて、まだ中大には入っていないんですけど、入った時には自分が1番積極的に行動したり、人間性を高めたりしていければいいかなと思います」
──大学経て、将来の展望はありますか
「1番は全日本のバレーボール選手になることですし、Vリーグに入って働きながら、金銭面で親にこの4年間迷惑かけると思うので恩返しできたらと思います」
──チームではどのような立ち回りをしたいですか
「最初の1年間はとりあえず足を引っ張らないように、自分ができることを探してやっていくのと、3、4年生になった時にはスタメンに入って活躍できればと思います」
──のちのちキャプテンをやりたいという思いはありますか
「そうですね、キャプテンじゃなくてもエースとかそういう立場で引っ張っていきたいと思います」
──中大で尊敬する先輩はいますか
「今イタリアに行っている柿崎さんは本当にレセプションもうまくて、スパイクも器用にこなすという部分でほんとに尊敬しています」
──中大以外で尊敬する選手はいますか
「早稲田大学の水町選手です」
──水町選手は鎮西高の先輩ですが、何か教えてもらったりしましたか
「最後の一歩を大きく踏み込んで、高い位置でボールをとらえるのと、落ち際じゃなくて跳んでいる最中にブロックが完成する前に打つっていうのを教えてもらったので、そこを意識して頑張っていきたいと思います」
──1個上に鎮西の先輩がいますがエピソードなどありますか
「エピソードは特にないんですけど、ほんとに頼もしい先輩方で、いつでも頼れるし、優しいのですぐ甘えてしまっています」
──自身の強みはなんですか
「1番はバックアタックだと思います」
──鎮西高のキャプテンという肩書にプレッシャーはありましたか
「重圧とかプレッシャーも結構あったんですけど、(キャプテンに)なるのが当たり前じゃないし、できているのも当たり前じゃないし、伝統の鎮西のキャプテンとしてできたことがいちばんの誇りだと思っています」
──膝の怪我について
「高校1年生の時から膝痛くて、そこから手術しないといけないと病院の先生から話があったんですけど、手術をしない方向で、ほかのヒアルロン酸の注射とかリハビリとかしながら3年間耐えるっていうので手術はしなかったです」
──春高について
「自分たちの代の決勝で負けた時は、やりきったなっていうことしか、去年の時はほんとに悔しくて、なんかほんとに迷惑かけたなっていうのが一番ですね」
──これからの寮生活に不安や意気込みなどありますか
「先輩方との、絡みっていうかコミュニケーションがまだ取れてないんで、そこが不安です。入ったら自分から話しかけていきたいです」
──今後の目標
「まだ大学1年生なので、まず慣れて、あとは足を引っ張らないようにしたいです」
◇舛本・颯真(ますもと・そうま)◇
学部:総合政策学部
平成16年11月4日生
身長・体重:180㌢・70㌔
出身高校:鎮西高校
座右の銘 当たり前のことを当たり前に
趣味 ネットフリックスを見ること