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「ここを越えないとこれからもずっと勝てない」ベスト16の壁を乗り越え勝利!─第76回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 ミキプルーンスーパーカレッジバレー2023 対同大戦

2023年11月30日 エスフォルタ八王子

スタメン(サーブローテーション順)

10 OH   柿崎晃(商3)

8MB   山﨑真裕(総3)

16 OH   梅本春之助(総2)

2OH   藤原直也(経4)

7MB   澤田晶(総3)

11 S   村上連(経3)

1L   山本涼(経4)

 

昨年度は天理大に敗れてベスト16で敗退し、苦い思いをした3回戦。初対戦の同大に堂々のストレート勝利を収め、ベスト8進出を決めた。「最初みんな硬いところがあったので、去年ここで負けているから(ベスト16を)越えないとこれからもずっと勝てないみたいな話をして、今日みんなで意志を再確認できた」(村上)と目標に向け、改めてチームの方向を見定める試合となった。

円陣を組む選手たち

1セット目、序盤から柿崎と梅本の攻撃が多く決まり、リードしたまま試合は後半へ。舛本颯真(総1)がサーバーとして投入され、威力のあるサーブで相手のスパイクミスを誘い連続ポイント。たまらず同大はタイムを取るも、タイム明けも舛本のサーブは止まらない。効果ありサーブだけでなく、1本のサービスエースも取り、舛本は仕事人っぷりが発揮された。24-13の場面で笹本穏(総1)が投入され、最後は藤原のバックアタックで1セット目を先取した。

サービスエースを決めた舛本。手の甲にはチームスローガン「一心」の文字

バックアタックを打つ藤原

 

2セット目は序盤相手にリードを許すも藤原のサーブで取り返す。藤原の連続サービスエースで勢いをつけた中大だったが、澤田、柿崎が連続でブロックに捕まり点差を詰められる。試合中盤山﨑のBクイックが決まり、サーバーとして鈴木を投入。同時に横江啓吾(経2)と前衛の澤田を交代した。ミドルブロッカーを入れ替えて試合に臨むも、相手サーブに崩され同点に追い付かれ中大タイムアウト。タイム明けも均衡した試合が続いたが、藤原がこのセット3本目のサービスエースを取り突き放す。25-23、このセットも藤原のスパイクで締めた。

 

スパイクを打つ山﨑

 

第3セットは澤田に代わり横江がスタメン入り。ネットにかかったボールが落ち、相手に逆転を許す場面もあったが、藤原と梅本のバックアタックが光り優勢に試合を運ぶ。20-13の場面では山本が片手でボールを拾い、柿崎がトス、藤原がそれをバックアタックで決めるという見事な連携が見られた。「(村上)連さんが上手く使ってくれて、決めることできた」という横江のクイックや山﨑、梅本のサービスエースの活躍もあり、25-18でベスト8進出を決めた。

スパイクを打つ横江

 

次戦は東海大との対戦。2年前のインカレ準々決勝も東海大と対戦し、フルセットの末勝利した中大。今年は春リーグで1-3で敗れ、東日本インカレ準決勝では3-1で勝利、秋リーグではフルセット負け。1勝2敗の中、再びインカレ準々決勝での対決。柿崎は「明日(12/1)勝ち切らないと意味が無いと思うので、明日勝ってセンターコート行けるように、4年生のために頑張っていけたら」と意気込んだ。4年生と「日本一」に。まだまだ熱い戦いは終わらない。

コメント◆

──東海大戦に向けての意気込み
梅本:天理も東海も大事なところで一度負けているチームなので、リベンジという気持ちを持って挑戦者の気持ちで思い切りぶつかったら勝てるんじゃないかと思います

柿崎:村上が言っていたように、明日勝ち切らないと意味が無いと思うので、明日勝ってセンターコート行けるように、4年生のために頑張っていけたらいいと思います

村上:明日負けたら去年と同じだと思っているので、明日勝つことだけを考えて頑張ります

横江:(試合に)出たら、澤田さんとか山﨑さんと遜色(そんしょく)ないようなプレーできるように頑張るので、よろしくお願いします

◆試合結果◆
〇中大3(25-13、25-22、25-17)0同大●

◆お知らせ◆
次戦は12月1日(金曜日)に立川市泉市民体育館で行われる対東海大戦です。

(記事:守屋七菜、写真:守屋七菜)

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