2024年10月27日 日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
スタメン(サーブローテーション順)
5 S 村上連 (経4)
1 OH 柿崎晃 (商4)
2 MB 澤田晶(総4)
27 OH 尾藤大輝 (経1)
18 OH 舛本颯真 (総2)
4 MB 山根大幸 (商4)
20 L 土井柊汰 (文2)
12 L 山田凛玖 (商3)
秋季リーグ最終戦、対戦相手はこれまで全勝の早大。「最後、一矢報いるというか、早稲田戦勝ってリーグを締めくくりたいって気持ちだった」(尾藤)と意気込んで迎えた対戦だったが、強敵相手にセットを奪うことができず、ストレート負けを喫した。
第1セット序盤は中大が先行したが、レシーブの崩れなどにより早大に4連続得点を許し、5―8と差をつけられる。クイックやバックアタックなど多彩な攻撃を駆使し早大に食らいつこうとする中大だが、その後も数点ビハインドのまま試合が進行する。終盤、3連続ブロックポイントもあり18点から4連続得点し、21―20で逆転に成功。しかし、チャンスを生かしきれず22―25で第1セットを落とした。
▲攻守にわたって活躍した澤田
取り返したい第2セット。序盤は互いに点数を取り合う展開となった。早大の二度のサービスエースもあり、12―15と3点差がついたところで中大がタイムアウトを要求。その後も点差を詰めることはできず、19―25で第2セットも早大に奪われた。
▲試合中もコミュニケーションを欠かさない選手たち
第3セットは序盤から競った展開が続いた。後がない中大は、尾藤や舛本の力強いスパイクで確実に点を重ねていく。数点差のまま相手が先に20点台に乗るかというところで、柿崎、舛本の連続得点により20ー21とした。その後、第1セット終盤で2本の連続ブロックを決めた坂本やサーブ力が光る坪谷悠翔(文3)がコートに入る。総力を挙げて奮闘するも最後はブロックアウトを取られ、23-25で第3セットを落としストレート負けを喫した。
▲好レシーブを見せた舛本
◆試合結果◆
●中大0(22-25、19-25、23-25)3早大〇
◆コメント◆
柿崎
──秋リーグ全体を振り返って
春と東日本2冠している状態で、他のチームは自分たちに勝ちたいっていう気持ちが強くなってくるっていうのは予測はできてたんですけど、それ以上に自分たちの気持ちだったりとか、練習の準備不足っていうのが、そのスキルだけじゃない部分っていうのが、この秋リーグとしては顕著に出てしまったので、そこはやっぱり4年生の責任だと思いますし、本当に勝ち切る難しさだったりとか、そういったところの課題がこの秋リーグ通しては明確になったのかなって思います。
──早大戦はどのような気持ちで臨んだか
全勝している早稲田大学っていうところで、やっぱりミスを出した方がきつい展開にはなるっていう状況の中でも、早稲田大学っていうのは本当に我慢強く、ミスもなかなかない状況で、やっぱり自分たちがどうしても先にミスを出してしまったっていうのがあと1歩っていうところで、そこの詰めの甘さっていうのが、早稲田大学との差だったのかなっていう風に思います。逆にそこがしっかり詰めてくれば、全然勝負できる相手だと思ったので、これはほんとにプラスに考えて、全カレまであと1ヶ月あるんで、そこは修正して頑張っていければいいかなと思います。
──今日の試合でブロック数が多かったが、それについて
リーグの後半の方から、やっぱりそのサーブってところでしっかり攻めていこうってことで、崩した状況作って、そこをブロックとレシーブで点数を取ったりとか、ディグをしっかり拾いに行くっていう展開が終盤は本当にいい方向に動いてきてたので、それが自分の中でもブロックポイントだったりとか、逆にしっかり抜かして、リベロにしっかり取らせるとか、そういったところがしっかり機能してきているので、そこはこの秋リーグでスキルアップしているんじゃないかなっていう風には思います。
──インカレに向けて改善していきたい点
リーグと違って、一発トーナメントってところで負けたら終わりっていう状況になってくるので、1戦1戦の戦い方であったりとか、気持ちの作り方っていうところで、もう少し大人にならないといけないと思いますし、スキルじゃないところでの勝負っていうところで、この秋リーグ通してやっぱり、他のチームに負けてたのかなっていう風には思ったので、全カレに向けてまずは少しオフに入ったりとかして、体のリフレッシュとかはしっかり行ってから、チーム全体で、特に自分はキャプテンという立場なので、チームをしっかり引っ張っていって、そのチームの顔であれるように、チームをまとめて全カレに向けて頑張っていければいいかなっていう風に思います。
──インカレで個人の注目してほしいポイント
自分はスキルのところでいくと、パスっていうところで、自分が1本目の土台を作って、そこでいいリズムができてくれば、ミドルもアウトサイドの選手も高さだったりとか、ほんとにレベルの高い選手が集まってるんで、その目立たないところでの自分のそういった働きってところ、レシーブだったりとかブロックだったりとか、あとはセッターが触った後の2本目、自分があげることが多いので、そういったプレーもそつなくこなして、ほんとに目立たないで、縁の下の力持ちじゃないですけど、下からチームを支えていくっていうのが自分のプレースタイルだと思ってるので、そこを注目してくれるとうれしいですね。そしたら勝手にもう他の選手がバコバコ打ってくれるんで、自分はそういった目立たないところのプレーを見て欲しいかなって思います。
──団体、注目してほしい点
高校時代にトップで活躍していた選手ってのが多いので、それに対して自分たちの今の4年生の代っていうのは今まで無名選手で試合に出させてもらってるので、 そういったギャップじゃないんですけど、若い1、2年生たちはほんとにのびのびとやってほしいですし、逆に3、4年生っていうところでは、1年生とか2年生がのびのびとできる環境を作ってるので、そういった学年の役割ってところで、本当にパワフルにやってくれる選手もいますし、自分のように下で支えていくプレーとかもあるので、そういったあんまりバレーボールで注目しないところだと思うんですけど、スパイクとかそういったところじゃない、そういった仲の良さだったりとか、そういうのが多分見れると思うんで、そこを見てほしいかなと思います。
──キャプテンとして意識していること
やっぱり学年が上がるにつれて責任とかも生まれてくるので、逆に言うと今の1、2年生っていうのはもうのびのびやってますし、自分も実際1年生の時のびのびとやらせてもらってたんで、 逆にこの学年が上がって3、4年生になってからは逆にそれだけじゃダメっていうのに気づかされましたね。特にまずは下の学年がやりやすい環境を作ってあげるっていうところと、あとは自分がキャプテンを、自分の1つ1つの行動とかは同期だけじゃなくて下の学年が見ているので、そういったところ、 いいところだけを見てるわけじゃないので、そういった自分の悪いところ、後輩に見えてしまってる部分、そういったところは特に、見本となるじゃないですけど、少し気をつかって、自分が下から見たらそういう先輩にはなりたくないなって思われないように。隙がないようにしていきたいです。
尾藤
──今日の試合を振り返って
早稲田大学さんは、全勝で優勝しているっていうことで、やっぱり自分たちは優勝の可能性が潰えてしまったんですけど、全日本インカレに向けてっていうところを踏まえても、やっぱり最後、一矢報いるというか、早稲田戦勝ってリーグを締めくくりたいって気持ちだったんですけど、自分たちのバレーが展開できてた中で、こう終盤にかけてだんだん中央大学のミスから得点されたりとか、終盤の詰めの甘さっていうのが出た試合でした。
──秋季リーグ全体を振り返って
自分たちのバレーが展開できた試合とそうでない試合というところの差が大きくて、安定した強さを出せた秋季リーグではなかったのかなと思います。
──秋季リーグ4位という結果を受けて、これからの練習ではどのようなことを意識していくか
個人としては、サーブやスパイクなどの攻撃面でチームに貢献したいと思っていて、スパイクはセッターとの関係も大事になるので、1本1本にこだわってコミュニケーションを取りながらやっていきたいと思うのと、チームとしてはやっぱりこうミス、個人個人のミスっていうよりも全体のミスが多かったので、そういったところではコミュニケーションを大事にしながらやっていきたいです。
坂本
──今日の試合を振り返って
今日が最終戦で、早稲田の全勝を止めようとチームで意気込んで戦ったんですけど、結果的にストレート負けしてしまったのですごく悔しいです。
──これからチームとしてどのようなことを意識して練習に取り組んでいくか
全カレに向けて残り少ない日数の中で、今よりもっとチームを作っていきたいです。そのために自分たち1年生が環境作りとか練習をきちんと回せるようにして、先輩たちのサポートをしっかりとしていきます。
──今日はブロックで大活躍でしたが、個人としては今後どのようなことを意識していくか
自分は秋リーグはあまり出場機会がなかったですけど、全カレではまずメンバー入りして出場回数を増やして、特にブロックで貢献していきたいです。
中大バレーボール部は、11月26日から12月1日にかけて行われる第77回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会に出場する。4年生にとっては集大成となる大会だ。秋季リーグで味わった悔しさを原動力に、首位の座を奪還することができるか、注目が集まる。
(記事:白旗風花、波多江紗希 写真:塚越香都、白旗風花、波多江紗希)
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