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王者・早大にストレートで負けるも、手応え十分!ー秋季関東大学バレーボールリーグ戦 対早大

10月19日   日体大健志台キャンパス米本記念体育館

 

スタメン(サーブローテーション順)

9WS 都築仁(法3)

10MB 梅本鈴太郎(法3)

1 S   牧山祐介(商4)

2WS 富田将馬(文4)

4MB 水野将司(法4)

11WS 中野竜(総3)

13Li 土岐大陽(経3)

5Li 斎藤総人(法4)

 

秋リーグ9日目を迎えた今日、中大は現時点でリーグ首位に立つ王者・早大と対戦した。「チャレンジャーという気持ちで当たって砕けろじゃないけど、そのくらいの気持ちでやっていきたい」(都築)と挑んだ今試合は、「内容的に良かった」(水野)と好感触。第1・2セットと序盤は王者相手に順調な滑り出しを見せた中大。しかし、中盤以降で早大の猛攻を翻せず連続でセットを落としてしまう。第3セットでは、「いけると思った」(水野)と中大アタッカー陣の勢い溢れるスパイクで得点を稼いでいく。セットを取れるあと少しの所まで早大を追い詰めるも、先に25点目を挙げられてしまい、このセットも逃してしまう。中大はセットカウント0-3でストレート負けを喫した。

▲心を1つにする選手たち

第1セット、序盤からお互いに譲らないスパイク攻撃やブロックで相手を翻弄していく。すると8-9の場面、4連続で相手に得点を取られると、そのままリードを許してしまった中大。これに負けじと水野・都築が得意のスパイクで反撃を試みる。それでも、開いた点差は縮まることなく19ー25で、第1セットを落としてしまう。

切り替えたい第2セット。1点を先取されるも、都築の破壊力抜群のスパイクで1点を取り返す。その後、梅本のナイスブロックや、都築のスパイクが連続で決まるなど、調子の良さを見せていく。13ー14の場面では、都築がサービスエースを決め、王者相手に同点に追いついた中大。しかし、「それぞれがサーブミスだったり、スパイクミスだったり、トスが合わなかったりそういう所の失点が多かった」(水野)と、どんどん点差をつけられていく。16ー22の場面、苦戦している状況を打開しようと伊藤洸貴(経2)、鍬田憲伸(法2)を投入する。流れを変えたい中大だったが、早大優勢のまま19ー25で第2セットも逃してしまう。

▲仲間に笑顔で声を掛ける水野

勝負の第3セット。水野の華麗なスパイクで1点を先取した中大は、その後波に乗っていく。水野の完璧なクイック、鍬田の迫力抜群のスパイクで得点をさらに重ねていく。9ー9の場面では、富田のサービスエースが決まるなど、このセットは順風満帆な試合展開で進んでいく。さらに17ー17の場面では、相手のブロッカーにブロックアウトを誘発する奇跡のプレーを水野が見せ、1点を追加。その後20ー19の場面では、鍬田のキレのあるスパイクで相手を倒し、2点差をつける。しかし、ここで早大にタイムアウトを取られると状況は一変。早大が王者のプライドから凄まじい勢いで4連続得点に成功。形勢を逆転されてしまった中大は最後まで「チャレンジャー」(水野)としての意地を見せたが、早大が先に25点目を奪取。第3セットは23ー25と惜しい2点差で取りこぼしてしまった。

▲正確なトスを上げる牧山主将

今試合を振り返って水野は、「自分たちの通用することが分かったかなと思います。でも、結果は0-3なので、3セット目も終盤はリードしていたのに取れなかったので、そこがチームの悪い所かなと思います」とコメント。また、チームの仕上がりについては「まだまだですね。まだ詰められるところがあると思うので。課題が多いけど、それを克服していけばやっていけるチームだと思います」と唇を噛み締める。

次戦の相手は現時点でリーグ2位につける東海大。「みんな高いので、高さ負けだけはしないようにしたいです。そして、リードしてる時にどれだけもう1点とってセットを取れるかという所が分かれ目になってくると思うので、取られないように頑張っていきたいです」と水野は笑顔で明日の一戦に向け、意気込んだ。

 

◆試合結果◆

●中大0(19ー25、19ー25、23ー25)3早大〇

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部