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学習院大に惜敗。全勝優勝逃す。―プレシーズンマッチ 関東対抗戦

2024年4月28日 中央大学多摩キャンパスラグビー場

全勝優勝を目指して臨んだ関東対抗戦の最終戦。学習院大のドローからの素早い攻撃、巧みなパスワークに翻弄され、本領発揮ならず。惜しくも敗北を喫した。

第1クオーター(以下Q)、学習院大に堅い守備を破られ先制を許してしまう。フリシューやドローからの素早い攻撃で追加点を奪われ、一気に3点差となる。しかし、中大も1点を返すと、相手のパスミスからさらに得点し、流れを渡さない。▲守備をする平井澪(法4) 

第2Q、相手アタックのゴール前でのパスミスを稲尾美咲(法4)が拾い、コートを駆け抜けチャンスを生み出すも得点につながらない。反対に中大のパスが繋がらずボールを奪われ、点差が開き苦しい展開に。そんな中で魅せたのは主将の長谷川沙来(文4)。ゴーリーの足元を的確に狙ったシュートで追加点。さらに長谷川のアシストから大上結衣(法3)のショットで同点に追いついた。▲コートを駆け抜ける山下桃葉(文2) 

第3Q、開始直後から連続得点を許すも、ゴーリーが好セーブでピンチを制し、チームを鼓舞すると、河瀬柚花(商2)が相手ディフェンスに付かれながらもロングシュートを決める。学習院大にさらに1点追加されるも、再び河瀬がゴール裏からまわって得点し、1点差を追いかけるかたちで最終第4Qへ。

▲シュートを放つ河瀬

第4Qも相手の連続得点からゲームが展開されていくが、飯田がディフェンスをかわして意地のシュートを決める。その後、飯田、山下がフリーシュートのチャンスを得るが惜しくも決まらず、4点差で幕を閉じた。 

 ▲ゴールを狙う飯田

試合後、長谷川主将は、「入りからあまり良くなくて立て直せなくて、自分たちがやりたい試合の展開がまったくできなかった」と振り返った。全勝優勝を逃した悔しさをにじませるも、課題は明確になったと語り、中立戦、さらにその先のリーグ戦では「攻めの姿勢でいきたい」と意気込んだ。 

 目標に掲げる「日本一」に向けて発進し始めた中大女子ラクロス部。ダークホースとしてではなく、強者として挑む中立戦、リーグ戦でも勝利を誓う。 

 

◆コメント◆

長谷川沙来(文4)

―今日の試合を振り返って
関東対抗戦という関東のトップ層の大会で、今まで全勝していたので本当に勝たなきゃいけなかった試合だったんですけど、前半入りからあまり良くなくて立て直せなくて、自分たちがやりたい試合の展開がまったくできなかったので、すごい反省ばっかの試合だなって感じです。

―オフェンスでの課題は
まず、去年と比べてATから攻撃を仕掛けるというのがずっと課題でやっていて、今日はオフェンス面としてはMFじゃなくてATから仕掛けるという戦術を取っていたんですけど、そこが練習していたのが実践となると発揮できないというか上手くできなくて、まだ絞って出すというよりかは色んな人が回して出していたので相性とかもあるんですけど、誰が出ても大丈夫みたいなところが今なくて、穴があるのでまだまだ全然改善点があるなという感じです。

―ディフェンス面での課題は
例年中央のディフェンスはプレッシャーに行く、ディフェンスをやっているんですけど、そのプレッシャーにいった後の次が1枚目はプレッシャーにいけるんですけど、その後の組織面が全員がまだできていなくて、1個はできるけどその後が相手のパス回しとかが上手だったんで一番そこやられたなと思いました。

―エリア内のディフェンスで苦戦してしまったということか
そうです。わざと空けているところにパス出されちゃったみたいな。

―関東対抗戦全体振り返っての感想は
前半は3月とか結構昔の方なんですけど、勢い乗ってていいかなみたいな、去年は関東対抗戦で全勝していたので今年も全勝で優勝したかったんですけど、最後の最後のこういう形になってしまって、すごい悔しいのと、悔しいのもあるけど課題が明確なのでこれ生かして、リーグや中立戦とかあるのでそこで生かせるように反省していきたいなと思います。

―中立戦、リーグ戦に向けて
中央の良さとしてフィジカルだったりハイプレッシャーだったり、勢いのあるディフェンスもオフェンスもどっちも攻めの姿勢を持っているので、今日の試合はあまりそれが発揮できなかったのでリーグ戦では攻めの姿勢でいきたいなと思っています。

 

(記事:福田菜緒、写真:松本あゆみ、日向野芯)

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